• 2023年6月13日、BTS(防弾少年団)がデビュー10周年を迎えた。
  • 今や日本だけではなく世界中で高い人気を誇るBTSだが、「一体どれぐらい凄いの?」と素朴な疑問を抱える人もいるのではないだろうか。
  • そんな方々に向けて、BTSのこれまでの受賞キャリア、特に海外での輝かしい快挙をご紹介する。
6月13日、デビュー10周年を迎えたBTS

6月13日、デビュー10周年を迎えたBTS (画像出典:BTS 公式Twitter)

「世界で最も人気の高いボーイズグループは?」それは言うまでもなく、BTS(防弾少年団)だ。

2023年6月13日、BTSはデビュー10周年を迎えた。

韓国ソウル市内は、至るところが彼らのシンボルカラーである“紫色”に彩られ、駅やバス停、コンビニやカフェなどには、日本のファン含め、世界中のARMY(アーミー:BTSファン名称)からのお祝いメッセージが掲げられている。

毎年恒例の『*BTS FESTA(フェスタ)』は、5月31日からスタート。

*BTS FESTA:BTSのデビュー日“6月13日”をお祝いする恒例のイベントで、FESTA期間中は様々なコンテンツが順次公開される。

10周年のメインイベントが開催されるのは、6月17日。ソウル汝矣島(ヨイド)にある漢江公園で、リーダーのRMがファンと共に対面イベントを行ったり、夜にはBTSの楽曲とジョングクのナレーションと共に花火が打ち上げられる予定だ。

デビュー記念日(6月13日)には、東京のスカイツリーも紫色になり、SNSには、FESTAに合わせて渡韓する日本ファンの投稿もたくさん上がっている。

しかし、日本でもBTSの人気が高いことは知っているものの、「その凄さがいまいちわからない」という方もいるのではないだろうか。

そんな方に向けて、彼らの輝かしい受賞歴をまとめてみたのでご紹介。

韓国のウィキペディアと言われるnamuwiki(ナムウィキ)によると、韓国内では、2016年の『MMA(Melon Music Awards)』での“今年のアルバム賞”と『MAMA AWARDS(以下、MAMA)』の“今年の歌手賞”を皮切りに、2022年11月までに計70個の大賞を受賞し、2018年には“花冠文化勲章”も受章している。

2019年には『MMA』『MAMA』『GDA(Golden Disk Awards)』で、歴代初の全部門大賞を獲得したアーティストになった。

もちろんBTSは、韓国国内アーティスト最高の受賞キャリアだという。

しかし、彼らの凄さを知るためには、やはり海外での成績を振り返る必要があるだろう。

まず、国際レコード産業連盟(IFPI)が選ぶ『グローバルアーティストチャート』では、5年連続のトップ10入りを果たしている。

初めてチャートインした2018年は2位、2019年は7位、2020年に1位を獲得し、翌2021年もトップ、2022年は2位となった。

特に2020年から“2年連続トップ”という成績は史上初の快挙。5年連続のトップ10入りも、非英語圏のアーティストとしては初であり、韓国アーティストとしては最高順位に位置している。

2022年には、グラミー賞のステージでパフォーマンスを披露

2022年、『グラミー賞』のステージで華麗なパフォーマンスを披露したBTS (画像出典:BTS 公式Twitter)

続いては、米国の3大授賞式と呼ばれる『グラミー賞』『ビルボード・ミュージック・アワード(BBMAs)』『アメリカンミュージックアワード(AMA)』での成績。

『グラミー賞』は、まだBTSが手にできていないタイトルの一つ。

世界的な大ヒット曲『Dynamite』と『Butter』で、2年連続“ベストポップデュオ/グループパフォーマンス部門”にノミネートされたが、残念ながら受賞を逃している。

しかし『BBMAs』では、2017年の初受賞を皮切りに、2022年まで6年連続受賞という偉業を成し遂げている。

2022年には、“トップデュオ/グループ”、“トップソングセールスアーティスト”、“トップセリングソング”の3部門で受賞するなど、今や複数タイトルを獲得するグローバルスターに上りつめた。

特に、2017年に初受賞した“トップソーシャルアーティスト”部門は、メンバーにとってもファンにとっても思い出深い賞。

2011年に新設されて以来、Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)が6年連続受賞していたが、その記録をストップさせたのがBTSだったのだ。それから同部門が廃止されるまで、BTSが5年連続の受賞に輝いた。

『BBMAs』では、2017年に“トップソーシャルアーティスト”部門で初受賞

『BBMAs』では、2017年に“トップソーシャルアーティスト”部門で初受賞 (画像出典:BTS 公式Twitter)

『AMA』では、2018年に初めて“フェイバリット・ソーシャルアーティスト”にノミネートされ、見事受賞。それから5年連続の受賞記録を保持している。

そして2021年には、なんとアジアアーティストとして初めて、大賞に値する“アーティスト・オブ・ザ・イヤー”を手に入れた。

テイラー・スウィフト、ザ・ウィークエンド、ドレイク、アリアナ・グランデなど、名だたる候補者たちをおさえての受賞だった。

ステージに上がったBTSは「4年前の『AMA』で、アメリカデビューステージを披露したが、“アーティスト・オブ・ザ・イヤー”を頂けるとは思ってなかった。全てARMYのおかげ。ありがとう!」とファンに感謝を伝えている。

『2021 AMA』で念願の大賞を受賞したBTS

『2021 AMA』では、念願の大賞を受賞! (画像出典:BTS 公式Twitter)

米MTVが開催する権威ある音楽授賞式『MTV Video Music Awards』では、2019年に初めてノミネートされて以降、毎年の受賞。

“今年のグループ(以前はベストグループ)”部門は、2019年から4年連続で受賞している。

2020年には、同年2月に発売したアルバム『MAP OF THE SOUL : 7』のタイトル曲『ON』でノミネートされた“ベストPOP”、“ベスト振り付け”、“ベストK-POP”、“ベストグループ”の全部門で受賞し4冠を達成。K-POPアーティストとして、輝かしい記録を打ち立てた。

また同年行われた、ヨーロッパ最大級の音楽授賞式『MTV EMA(Europe Music Awards)』でもノミネートされた4部門全てでトロフィーを獲得。翌2021年にも4冠を達成し、“No.1ファン賞”は4年連続の快挙、同授賞式で最多受賞のアーティストにも輝いた。

2013年6月に韓国でデビューしたBTSは、アジアを飛び出し、米国やヨーロッパに認知度を広げ、今や世界中のファンが彼らの活躍を応援している。

世界の授賞式で数多くの功績を残してきた彼らの凄さが、伝わっただろうか。

酒井知亜

韓国のデパ地下が大好き、酒井知亜です。韓ドラファン歴が長いですが、主にK-POP関連の記事を発信しております。韓国SNSで話題の最新イシューやスターの気になる素顔などを、読者のみなさんにわかりやすく伝えることをモットーに奮闘中です。

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