今年(2022年)は、新型コロナウイルスの防疫措置が緩和され、ソウルを訪れる外国人が急速に増加。

BTS(防弾少年団)が釜山コンサートを開催した10月は、前年同期比415%増の47万人の外国人が韓国を訪問したという。

10月に釜山でコンサートを行ったBTS (画像出典：BTS 公式Twitter)

コンサートのために釜山入りしたファンは、地元出身のジミンやジョングクの母校や、メンバーに所縁のあるお店を訪れるなど、釜山の聖地巡礼を楽しんだよう。

特に、ジミンのお父さんが運営するカフェは、連日多くのファンで賑わった。

そんな“BTSの聖地巡礼”や、“防弾ツアー”を楽しみたいという人に向けて、韓国メディアの中央日報が、ソウル観光財団とともに、BTSにまつわるソウルの新興名所10選を紹介している。

そこで今回は、その中から3つの名所をピックアップしてご紹介。

まずは、『IDOL』のパフォーマンスを披露し、海外ファンから大反響を得た、あの場所から。

景福宮で『IDOL』を披露 (画像出典：YouTube The Tonight Show Starring Jimmy Fallon 動画キャプチャー)

一つ目は、鐘路(チョンノ)にある、景福宮(キョンボックン)。

2020年9月にアメリカNBCのトーク番組『ザ・トゥナイト・ショー』のスペシャル企画で、BTSが韓服衣装を着て『IDOL』のステージを披露した場所だ。

彼らは、夜景に浮かび上がった景福宮の勤政殿(クンジョンジョン)を背景にパフォーマンスをした。

勤政殿は、朝鮮時代の王の即位式をはじめ、国家儀式を行った神聖な場所。彼らは、ここでの撮影が許可された最初のアイドルグループとなった。

『Dear Class Of 2020』では3曲パフォーマンス (画像出典：YouTube BANGTANTV 動画キャプチャー)

続いては、龍山(ヨンサン)にある、国立中央博物館。

ここは、2020年6月にYouTube(ユーチューブ)で行われた仮想卒業式『Dear Class Of 2020』を撮影した場所。

BTSは、コロナ禍によって卒業式を行えなかった人たちのためにオンラインで祝辞を伝え、野外の開かれた広場では『Boy With Luv (Feat. Halsey)』『Spring Day』『Mikrokosmos』の3曲を披露した。

『Dear Class Of 2020』で『Mikrokosmos』を歌うBTS (画像出典：YouTube BANGTANTV 動画キャプチャー)

またここは、彼らが歌う「オギヨンチャ～」のフレーズで話題となった、ソウル観光広報のPR映像『2021 YOUR SEOUL GOES ON – オギヨンチャ・ソウル編(with BTS)』に出てくる場所でもある。

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そして最後は、論峴(ノニョン)にある、ユジョン食堂。

彼らが練習生時代、地下に練習室があったことから、毎日のように通っていた場所で、別名“バンタン食堂”とも呼ばれている。

有名な聖地の一つ、ユジョン食堂 (画像出典：식신siksin)

店内はまさにBTS一色。壁や天井は、メンバーの写真やポスターで埋め尽くされている。まさに、BTS聖地の代表格。

お店のメニューにも、“バンタンビビンバ”と呼ばれる、黒豚石焼きビビンバ(約1,000円)がある。

おもしろいことに、常連客と店主の間では「バンタン(BTS)、2つ！」で通じるのだとか。

ファンならつい「バンタン、たくさんください！」と言ってみたくなるフレーズである。

ユジョン食堂の人気メニュー“バンタンビビンバ”こと、黒豚石焼きビビンバ (画像出典：식신siksin)

今再び、日韓ともに新型コロナウイルスの新規感染者数が増加傾向にあるが、「海外へ行くなら韓国！」とすでに行きたい場所をリストアップしている人も多いだろう。

最近は、SNSで「ジョングクの焼肉店巡り」が話題になっているよう。ファンの情報によると、ソウル内の数々のお店に彼のサインが飾られているとのこと。

ファンが訪れたい聖地の候補は、まだまだ増えそうだ。

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