本日(7月19日)、BTSのヒット曲『Butter(バター)』に、盗作疑惑が浮上した。Youtubeや韓国オンラインコミュニティーでは、すぐさま韓国ネットユーザーは反応し、議論が巻き起こっている。

BTS(防弾少年団)のヒット曲『Butter(バター)』に、盗作疑惑が浮上した。

BTS『Butter』

この夏『Butter』で世界の音楽シーンを席巻しているBTS(写真提供:©スポーツ韓国)

本日(7月19日)、Youtubeや韓国オンラインコミュニティーでは、一斉に『Butter』の盗作疑惑に言及した動画とスレッドが登場。すぐさま韓国ネットユーザーは反応し、議論が巻き起こっている。

韓国のポータルサイト・NATE(ネイト)が提供するコミュニティー、NATEパンに『Butter盗作疑惑浮上』というスレッドを立ち上げたユーザーは「サンプリングのレベルではない。酷似している」とし「所属事務所が立場を表明してないため、確定ではない」と付け加えている。

今回、『Butter』と類似しているとされる音楽は、1992年に発売されたスクロール系アクションゲーム『MONSTER IN MY POCKET』だ。同ゲームは、1969年に設立された日本のゲーム制作会社、KONAMI(コナミ)製と知られている。

ゲーム『MONSTER IN MY POCKET』

1992年に発売されたスクロール系アクションゲーム『MONSTER IN MY POCKET』(画像出典:Youtubeスクリーンショット)

『MONSTER IN MY POCKET』には、ステージ別にBGMが設けられており、今回問題となったのは、ステージ4のBGMとされる。Youtubeを通してBGMを聴いたネットユーザーは、『Butter』のイントロ(ジョングクのパート)が酷似していると口を揃えた(※記事末尾に動画を設置)。

しかし、曲全体のコンセプトや、サビ部分は全く異なっており、”盗作”と見るには無理があるという意見が大半を占めている。韓国の法律で定める”音楽著作権の侵害”によると、”表現の全般”ないし”全体的な雰囲気”が類似した場合、侵害(盗作)が認められるとなっており、『MONSTER IN MY POCKET』のBGMと『Butter』は、ごく一部のパートが酷似しているだけだという見解だ。

だが、世界的な大ヒット曲であり、現在最も勢いのあるBTSであるだけに、所属事務所による何らかの解明が必要だという意見も。

それと同時に、現在『Butter』の作曲家に対する関心も高まっている。

作曲に関わった人物は、リーダーのRM(アールエム)をはじめ、カナダ出身のシンガーソングライター、Jenna Andrews(ジェナ・アンドリュース)、Rob Grimaldi(ロブ・グリマルディ)、Stephen Kirk(スティーブン・カーク)、Alex Bilowitz(アレックス・ビロウィッツ)、Sebastian Garcia(セバスチャン・ガルシア)、Ron Perry(ロン・ペリー)の7人だ。

(最新関連記事) BTS『Butter』盗作議論、日本人のゲーム原曲者が言及し終結「ただの偶然だと思う」


Monster in My Pocket (NES) Music – Stage 04 Towering Catastrophe(動画出典:Youtube)




BTS

BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。

HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。

デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。

ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。

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