YouTube(ユーチューブ)で”コチュジャン”と検索すると、BTS(防弾少年団)ジミンの動画が数十点ほど浮上してくる現象をご存じだろうか。ジミンは唐辛子、コチュジャン、キムチなど赤くて酸っぱくて辛い食材を好むと知られており、またその影響か海外へのコチュジャン輸出額が増加しているのだという。

Kコンテンツブームは、韓国の食経済も右肩上がりにさせているようだ。

ジミンが屋台で食べたトッポッキからコチュジャン輸出につながった‥?

ジミンが屋台で食べたトッポッキからコチュジャン輸出上昇につながった‥?(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

1月23日、韓国メディアの朝鮮日報は『“BTS(防弾少年団)ジミンが食べた赤い食べ物” 4年で輸出63%↑』という見出しで記事を掲載。韓国香辛料の輸出が好調であることを伝えている。

同メディアは2019年6月に、ジミンが屋台でトッポッキを食べている写真が話題になったことを挙げ、その主材料である*コチュジャンまでが、海外ファンの関心を集め始めたと報道。

*コチュジャン:もち米麹と唐辛子の粉などを材料とする発酵食品

そしてK-POPコンテンツや韓国ドラマが、韓国料理への興味を引き出したおかげで、コチュジャンとテンジャン(味噌)は、この4年で輸出額が63%と45%に伸びたことが明らかになったという。

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さらに記事では、同月23日に韓国農水産食品流通公社(aT)と、農林畜産食品部が発刊した『2021加工食品細分化市場現況コチュジャン編』を引用しながら、2020年のコチュジャン輸出額が初めて5000万ドル(約56億円)を超えたと伝えた。これは2019年の3766万7000ドルよりも、35.2%の増加である。

トッポッキをほおばるある日のジミン

トッポッキをほおばる、ある日のジミン。(画像出典:YouTube 망개떡꼬치動画キャプチャー)

輸出対象国の割合は、アメリカ(26.4%)、中国(17.3%)、日本(10.3%)、フィリピン(6.0%)、カナダ(4.3%)の順だった。大陸別に見ると、コチュジャンの流行は、中南米で特に目立っているという。

また、aTの調査チームの「有名YouTuberやK-POPスターが、韓国料理を食べる映像や韓国ドラマに接する人が増え、韓国料理に対する関心が高まった。米国市場内の辛いソースの流行がチリソースやタイのスリラチャソースから、コチュジャンにまでつながっている」というコメントを紹介した。

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これは韓流ブームが、エンターテインメントと共に、韓国料理の世界発信の重要な立役者となっていることが分かる内容だ。

日本では、おいしい食事の映像や写真を目にした時に“飯テロ”と言うが、韓国ドラマはまさに”飯テロの宝庫”である。

最近ある日本の芸人が、バラエティー番組で「韓国ドラマを観ていたら、チャミスルをおいしそうに飲んでいたので思わずネットで箱買いしてしまった」と明かしていたほどだ。

新型コロナウイルスの影響で、まだまだ外出自粛を余儀なくされる昨今、”家飲み”がすっかり定着した人々にとって、韓国ドラマと韓国料理&お酒が何より楽しい娯楽になっているのだろう。

またコロナ禍にありながら、BTSが世界で爆発的人気を集めたことは、Kコンテンツにこれまで関心のなかった人々にも、その影響を与えたことは間違いない。そして彼らをきっかけに、韓国の食文化に触れた人も少なからずいると思われる。

Kコンテンツブームはまだまだ熱を帯びた状態だけに、日本はもちろん、各国で韓国料理がスタンダードな食事になっていく可能性は十分にありそうだ。

ジミンが屋台でトッポッキを食べたことがニュースで取り上げられた。(動画出典:YouTube チャンネルAニュース)

BTS

BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。

HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。

デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。

ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。

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