BTS(防弾少年団)の、約1年振りのカムバックまであと2日と迫った。また、2年振りに韓国の音楽番組に出演することも発表され、現地メディアでは彼らのアルバム『Proof』にまつわるニュースで連日賑わっている。そしてあるメディアが「彼らが本作で伝えたいことは”初心”だ」としたためている。
BTS(防弾少年団)が『Proof』を引っ提げ韓国歌謡界に戻ってくる日まで、あと2日となった。
本作は、彼らのこれまでの”集大成となる作品”と銘打たれ、アンソロジーアルバムという肩書きが付いている。
過去と現在、そして未来が共存する計3枚のCDで構成されてるといい、新曲『Yet To Come』『走れバンタン』『For Youth』の3曲が加わった。
(関連記事)BTSの新曲ステージはいつ?‥6月13日『’Proof’ Live』で会いましょう!
5月初旬、アルバムのトラックリストが公開されると、1曲目に記された『Born Singer』というタイトルを目にしたファンは歓喜する。
この曲は、米ミュージシャンのJ. Coleの楽曲『Born Sinner』に、RM(アールエム)、SUGA(シュガ)、J-HOPE(ジェイホープ)が歌詞をつけ、BTSがデビュー1カ月後にファンへ無料ダウンロードでプレゼントしたもの。
そのため、これまで正式な音源化はされていなかったからだ。
歌詞には、デビューして間もない彼らが、これまで想像もしたことのないほど目まぐるしい日々を送り、ステージで歓声を浴びる状況に気後れしている様子や、デビューを目指してがむしゃらに頑張っていた自分と、今の環境の大きな違いに戸惑いながらも幸せを感じ、前へ進もうと背筋を伸ばしている思いなどが素直に綴られている。
この『Born Singer』からトラックが始まるということに、ある韓国メディアは「深い意味合いがある」と報じた。
また同メディアは、デビュー10年目を迎えるBTSと、9年前の彼らの立ち位置が明らかに違うことを強調し、そんな7人の本質がこの『Born Singer』に込められているという。
それだけに、この楽曲を公式に世に出すことは「彼らが”初心”に還ったことを意味する」と説く。
BTSは新型コロナウイルスのパンデミックで、世界中の人々の心が闇に包まれる中、『Dynamite』を発表。これをきっかけに、世界の音楽市場の扉を開くことに成功した。
エッジの効いた楽曲、歌詞、ダンスパフォーマンスを披露し”若者の代弁者”として、10代から圧倒的支持を得ていた彼らは、これ以降”ヒップホップアイドル”から脱却して、人々が笑顔になるような明るいサウンドへとジャンルを広げる。
そして、グラミー賞にノミネートされるほどのビッグアーティストへと成長を遂げたのだった。
ところがこれに、一部のARMY(アーミー:BTSファン名称)が物足りなさを吐露。強力なビートの中で繰り広げられる、7人の美しい*カル群舞を恋しがった。
*カル群舞:メンバー全員の動きが完全に一致しているダンスのこと。
(関連記事)かつてのBTS世界観をファンが渇望・・再びヒップホップの姿は見られるか
世界的に知名度を上げた彼らもまた、自国での”兵役免除議論”をはじめとする、自分たちの意志とは関係のないところで名前が挙がり、様々な議論に巻き込まれることに。
それでも多くのファンは、BTSの描く音楽の世界観、ARMYへの思いは”初心”から変わっていないと信じている。
きっと彼らは、これまでの歩みを一度立ち止まって整理する時間が必要であっただけだ。
その年表が『Proof』というゴールであり、またスタートなのだろう。
タイトル曲『Yet To Come』は、意訳すると「まだこれからだ」。
彼らが「まだこれからだ」と言って、見つめる視線の先には何があるのか――それは、これからもARMYと共に歩みながら探し続け、音楽という形で発信し、ARMYと共鳴し合うことだけは、揺るぎない事実だ。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
編集部おすすめ記事
-
日本のK-POPファン 83%「韓国事務所、もっと努力してほしい」と回答‥主な理由とは
-
元NCT テイルの性犯罪事件を担当する「女性児童犯罪調査部」とは
-
【単独インタビュー】5月7日デビュー、ASC2NT「諦めずに着実に前進していく姿をファンに見せたい」
-
BTS 兵役中のジミンとジョングクが選定!2024 MTV EMA「BEST K-POP」部門ノミネーション
-
【1620人回答】K-POPファンが選んだNo.1「秋のバラーダー」男性アイドルはBTSのV!
-
G-DRAGON 今月25日カムバックについて事務所がコメント「日程はまだ確定ではない」
こちらも投票お願いします!
こちらの検定もチャレンジ!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
日本のK-POPファン 83%「韓国事務所、もっと努力してほしい」と回答‥主な理由とは
-
「となりのMr・・」が1位フィナーレ!24年10月「韓国ドラマ 評判ランキング」ベスト5
-
3時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWSBTS 兵役中のジミンとジョングクが選定!2024 MTV EMA「BEST K-POP」部門ノミネーション
-
19時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWSG-DRAGON 今月25日カムバックについて事務所がコメント「日程はまだ確定ではない」
-
19時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS元NCT テイルの性犯罪事件を担当する「女性児童犯罪調査部」とは
-
一石三鳥!秋の夜長にびったり「時代劇×恋愛×ファンタジー」おすすめ韓ドラ 6選
-
感動ロマンスからラブコメまで!11月BS・CS おすすめ「恋愛」韓国映画 放送カレンダー
-
21時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWSソ・イングク、イ・ジェフン、チ・ヒョヌ‥11月人気韓国俳優「来日イベント」5選
-
50代なのに恋愛ドラマのヒロインに名乗り!大物韓国女優4人「自己管理」鉄則
-
【1620人回答】K-POPファンが選んだNo.1「秋のバラーダー」男性アイドルはBTSのV!
-
21時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWSかつての韓ドラ王国 MBC「心機一転」2025年の新作ドラマ 4選
-
【韓ドラの天秤】エリートが最も似合う女優 パク・シネ「人間味あふれる医師」VS「悪魔な裁判官」
-
【9月29日~10月5日】パク・シネ主演作10%台突破!最新韓ドラ視聴率ランキング1位~11位
-
【単独インタビュー】5月7日デビュー、ASC2NT「諦めずに着実に前進していく姿をファンに見せたい」
-
【D-8】韓国版「宝塚歌劇団」ライバル2人の物語 期待の時代劇ドラマ「ジョンニョン」
-
第2のピョン・ウソク誕生へ!来年「シンデレラボーイ」になると期待される韓国俳優6人
-
Kep1er「9月K-POP女性アイドルグループ人気決定戦」で1位に!
-
先行放送から今年の新作まで!11月CS 日本テレビ初上陸 注目の韓国ドラマ5選
-
DKB、初のワールドツアー ヨーロッパ公演を盛況裏に終了・・6日より米州公演に突入!
-
安定した視聴率取り屋!韓国テレビ局SBS 2025年放送 新作ドラマラインナップ11選
-
オーディション番組から旅行バラエティまで!11月CS放送 K-POPアイドル番組15選
-
豊作にはならず・・2024年夏放送 期待の韓国ドラマ8作「視聴率」最終成績表
-
嘆きながらドキドキ!沼入り必至 10月日本の地上波・ケーブル放送「ドロドロ系」韓ドラ5選
-
Amazon・U-NEXT・Leminoなど”日本VOD”で観られる!2000年~2005年放送「ヴィンテージ韓ドラ」一覧
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。