- BLACKPINKが、デビュー後”7年目”を迎え、所属事務所との再契約が迫っている。
- 韓国メディアによると、ソロでも活躍するメンバーのリサには、海外の事務所が高い契約金を提示する意向を示したという。
- 現事務所は、彼女たちの価値に見合った金額を提示できるのだろうか。今後の動向に関心が集まっている。
今年(2023年)の8月に、デビューから丸7年を迎える、BLACKPINK(ブラックピンク)。
彼女たちは、所属事務所YGエンターテインメント(以下、YG)との再契約が迫っている。
ワールドツアー中のBLACKPINKは、6月までスケジュールが詰まっている状況。世界で高い人気を誇るガールズグループの動向に、関心が寄せられている。
”7年目”を迎えたBLACKPINK
K-POPファンがよく耳にする、”7年目”というワード。
アイドルと所属事務所の契約期間が”7年”で定着しているため、活動7年目の年には、グループの解散やメンバー脱退、事務所移籍などが発表されることが多い。
そのため、グループにとってもファンにとっても、活動7年目には大きな転換期を迎えることが予想される。
2016年8月8日にデビューしたBLACKPINKは、まさに”7年目”のグループ。
事務所との契約期間のリミットが迫る中、彼女たちがYGと再契約するかどうかが、K-POP市場の熱い関心事に浮上した。
韓国のオンラインコミュニティー(theqoo )では、「もう7年だなんて! グループで長く会えるなら、事務所はどこでも良い」「再契約してほしい。彼女たちのステージをずっと見ていたい!」「移籍するとしても、4人で一緒だといいな。BLACKPINKというグループが好き」など、グループ活動の継続を望むファンの声が上がっている。
一方で、「今の人気の時に、みんなで一緒に事務所を出た方が良いように思える」「YGと再契約しそうだけど、個人的にはアメリカに方向転換して欲しいという気持ちがある」「他の事務所に移れば、もっとアルバムを出せると思うんだけど‥」などの反応も。
再契約の“鍵”を握るのはリサ?
BLACKPINKの再契約について、韓国メディアの文化日報は、証券会社など業界関係者の見解を紹介している。
記事によると「ある証券会社は“(再契約は)無難な進行が予想される”というレポートを出しているようだが、再契約に至るまで少なからず問題は起きることが予想される」と伝えている。
YGに残るかどうか、特に注目されているメンバーは、リサのようだ。
ソロアーティストとしても活躍する彼女は、海外の音楽授賞式でのタイトル獲得や、米ビルボードチャートにランクインするなど、特に輝かしい成績を見せている。
世界的なブランド、CELINEのグローバルアンバサダーも務めており、その人気はアジアのみにとどまらず、欧米やヨーロッパなど世界で高い人気を誇る。
海外市場に詳しい業界関係者は「リサは、故郷のタイをはじめ、東南アジア市場で絶対的な影響力を持っている。中国をはじめ、1000億ウォン(約100億円)水準の契約金を提示する意向を示したと聞いている」とし、「これは韓国の市場規模を考えると信じられない水準」と話している。
リサは、“中国版PRODUCEシリーズ”にあたる『青春ユニ2(青春有你2)』でダンス部門のメンターコーチとして出演するなど、中国内の知名度は抜群。そのため、中国の芸能事務所が彼女に高い契約金を提示する可能性も考えられるようだ。
BLACKPINKの価値とYGの体力
文化日報の記事には「海外市場でも彼女らに莫大な契約金を渡す準備をしているため、YGがマネーゲームで優位を占めるためには、莫大な負担を甘受しなければならない」という情報も。
YGと再契約するかの判断は、契約金の大きさだけで決めることはないと思われるが、「YGが彼女たちに、適切な契約金水準を提示することもキーにならざるを得ない」と指摘する。
今やグローバルスターである“BLACKPINK”の価値は、この7年間で尋常ではない程に上昇している。
文化日報によると「業界関係者らは、YGがBLACKPINKを捕まえるためには、メンバー1人当たり少なくとも200億ウォン(約20億円)以上の契約金を提示しなければならないと見通している」という。
果たしてYGは、彼女たちの価値に見合った金額を提示することはできるのだろうか。
K-POPアイドルの枠を抜け出し、今やインフルエンサー、そしてセレブになったBLACKPINKの4人。
YGにとって、彼女たちを手離すことは相当な痛手となるが、一方で彼女たち4人をそばに置くには、会社として相当な“体力”が必要とされる。
BLACKPINK完全体での再契約は、会社にとってもはや死活問題。YGの真の体力が問われる時が迫っている。
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