BLACKPINKと宿舎生活を過ごした元YG練習生のホ・ユジョン(画像出典：근황올림픽 YouTube キャプチャー)

輝かしいK-POPの世界に憧れ、血の滲むような努力を重ねながらデビューを夢見る練習生たち。

しかし、デビューまでの道は厳しく、実力が認められなければその場で会社から追い出されてしまうこともあるという。

5月23日、YouTube(ユーチューブ)チャンネル『近況オリンピック』に、YGエンターテインメント(以下、YG)の元練習生であるホ・ユジョンが登場した。

彼女は動画内で練習生時代のエピソードを語り、会社からクビを宣告された当時の状況を明かしている。

ホ・ユジョンはYGの練習生時代、BLACKPINK(ブラックピンク)のメンバーと共に練習に励み、共同生活を送っていたという。

当時、「YG印の少女時代？実力と美貌を兼備したガールズグループがデビュー予定」という芸能記事が登場し、メディアに掲載された写真にも彼女が写っていたそうだ。

練習の際にはジス、リサ、ジェニーと共にチームを組み、ダンスパフォーマンスをしたことも。

彼女はBLACKPINKのメンバーについて「BLACKPINKのメンバーはみんな優しいです。私は地方出身なのですぐに宿舎に入って、リサと一緒にベッドを使っていました」と語り、現在の彼女たちの活躍にも言及している。

ジスのソロ曲『FLOWER』について彼女は「ジスと一緒にレッスンを受けていたのですが、顔は元々美しくてそのままなのに、とても上手になってソロも出して、とても良いです！ジスが出るたびに嬉しいです」と笑顔を見せた。

さらに「リサはとても上手じゃないですか？私は練習生を本当に長くしたので、ニューヨークに行ってダンスを習ったりもしました。彼女が一番上手に踊ります。私が見た女性の中で一番上手です」とリサの実力について語った。

リサは実力のみならず、とても優しい性格だったという。彼女が出身地のタイから韓国に帰国した際には、練習生仲間にパッタイなど、タイ料理を作ってくれたこともあったそうだ。

韓国を代表するトップスターとなったBLACKPINK (画像出典：BLACKPINK 公式Twitter)

ホ・ユジョンは元々YGに憧れており、オーディションを受けて練習生として入社した。どうして彼女は、BLACKPINKのメンバーになれなかったのだろうか。

インタビュアーが「とても熾烈だと聞いています。月末評価の度に落ちたら家に帰らなければいけないと聞きました」と尋ねると、彼女は「そうです。落ちたら家に帰るシステムなのは正しいです」と回答。

しかし、家に返される際には「あなたはクビです」と率直に言われるわけではなく、「あなたはイメージに合わない」「他のメンバーと少し被っているところがある」と優しく声がかかるという。

実際にホ・ユジョンもそのようにクビを通告された。

月末評価を受け、理事に会いに行った彼女は「男性アイドルが最初にデビューする予定に変わりました。ガールズグループのデビューが延期になって、6年後になります」と言われたという。

その際、20歳を超えていたホ・ユジョンは「それでは、私はダメですね」と謙虚に現実を受け入れ、退所したと過去を振り返った。

ホ・ユジョンは大学院に進学し、起業家としても活躍している(画像出典：근황올림픽 YouTube キャプチャー)

彼女は退所後、2014年にガールズグループ”タンバルモリ(단발머리)”で、念願のアイドルデビューを果たした。しかし、メンバーの体調不良などにより、グループは8カ月後に解散。

当時27歳だった彼女は母の勧めで大学に入学し、早期卒業をするために毎日9時から18時まで授業に臨み、成績も主席だったと明かしている。

さらに成績上位2〜3％の学生は教職を取れるということから、実習に行き中学校教師2級の教員免許を取得。

現在彼女は大学院に通い、過去の経験を活かしながら練習生の環境改善について研究しているという。

他にも芸術に関連する”SOUJU COMPANY”という会社を設立。代表兼ディレクターとして活躍していると、近況を伝えている。

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