世界で活躍するアイドルを輩出しているお隣の国、韓国。去る12月22日、韓国有名オンラインコミュニティーに「BLACKPINKのジスに通報されたみたいけど、質問が‥」という投稿が掲載され、話題となった。

匿名による”言葉の暴力”が横行しているインターネット世界。

ネット上での誹謗中傷や悪質デマに悩まされ、老若男女問わず極端な選択をするという悲しい事件が増えており、ここ数年で大きな社会問題となっている。

特に、大衆の目に触れる機会の多い有名人は、知名度が高ければ高いほど、想像を絶するほどの誹謗中傷に耐えているようだ。

BLACKPINK ジス

BLACKPINK ジス(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

しかし最近では、世界各国でこのような--ネット界隈における誹謗中傷やデマを深刻な社会問題と捉え、匿名の投稿者の身元を特定し、法に基づき厳正なる処罰を与える動きが出てきている。

日本の場合、名誉棄損罪、侮辱罪、業務妨害罪といった刑事処罰を受ける一方で、損害賠償や名誉回復措置といった民事責任も問われる。

では近年、世界で活躍するアイドルを輩出しているお隣の国、韓国はどうなのだろうか?

韓国では”サイバー空間”に適用される法律が設けられており、ネット上の誹謗中傷やデマ、フェイクニュースなどは、”*サイバー名誉棄損”として法的責任が問われているようだ。

*正確な法令は、刑法>情報通信網利用促進及び情報保護に関する法律第44条

そして最近、韓国メディアでは往々にして「〇〇が自社アーティスト保護のために、強硬な法的措置を取った」「〇〇に対して、誹謗中傷を行った一般人A氏に罰金刑が下された」というニュースを目にする機会が多い。

メディアの報道だけでなく、SNSやオンラインコミュニティーを見ると、警察の捜査機関に呼び出された経験や、罰金の相場(?)を共有しているスレッドが非常に多く、なぜ”サイバー専用”の法律が作られたのか、納得するほど。

そしてあるネットユーザーの質問が、韓国ネット上で話題となっていたので、紹介したい。

韓国の有名オンラインコミュニティーに「BLACKPINK(ブラックピンク)のジスに通報されたみたいなんだけど、質問が‥」という投稿が掲載されたのは、去る12月22日の事。

投稿者A氏は、告訴状も一緒に公開したのだが、そこにはA氏が行った誹謗中傷の詳細が記されていた。

その内容を見てみると、

「BLACKPINKジス、〇〇〇じゃないの?」

「歌声も完全〇〇!」

など、事実無根のデマに加え、性的な羞恥心を与える表現も多数ある。

出席要求書

A氏掲載した警察から出席要求書(画像出典:韓国オンラインコミュニティー)

A氏は「警察から出席要求書が届いてる。(誹謗中傷を投稿したのが)家のIPではなく、通信キャリアのIPだったと思うんだけど、”やってない”と嘘をつくどうなるの?」「誹謗中傷の投稿は全部削除したのに、なんで?」「初犯だと、罰金はいくらくらい取られるの?」と、詳細な質問をぶつけている。

これには、韓国ネットユーザーから「YG(エンターテインメント)だから、実力ある弁護士を雇って対応するでしょう。逃げ道はないよ」「初犯といっても、100~400万ウォン(約9.6~38万円)は請求されるよ」「削除しても、IT韓国の警察は復元できるよ(笑)。でもちょっと怖いね」などの反応が寄せられた。

あるネットユーザーは「タイミングが悪いよ。この間YGが宣戦布告したばかりなのに‥」と、10月にアーティスト保護のため、強硬な法的対応を取ると明言したYGエンターテインメント関連のニュースリンクを共有している。

前出の、”サイバー名誉棄損”に関する法令には、ネット上で誹謗中傷し他人の名誉を棄損した場合、3年以下の懲役及び2000万ウォン(約189万円)以下の罰金に処ずると記されている。



BLACKPINK

BLACKPINK(愛称 ブルピン / ハングル 블랙핑크)は、韓国のガールズグループ。2016年にYGエンターテインメントによって結成。
メンバーは韓国出身のジス、ジェニー、オーストラリア出身のロゼ、タイ出身のリサによる4名。公式ファンクラブ名は「BLINK(ブリンク)」。

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