BTS(防弾少年団)、SEVENTEENなどが所属するBig Hitレーベルが12月31日に合同コンサートを開催。本来ならば年末の恒例番組となっているMBC『歌謡大祭典』が放送される日でもあるのだが、これまで囁かれてきたBig Hit×MBCの不仲説をそれとなく匂わせているのだろうか。

Big Hitレーベル所属の歌手が12月31日に合同コンサートを開催する。

Big Hitレーベルは11月10日、ファンのプラットフォームである”Weverse(ウィバース)”を通じて、「12月31日にレーベル合同のコンサート”2021 NEW YEAR’S EVE LIVE”をオンラインと、オフラインで同時開催する」とし、「これらはBig Hitレーベルのアーティストを一度に見られる最初のコンサートで、新年のカウントダウンも進める」と説明した。

合同コンサートに出演するBig Hitレーベルに所属しているNUEST

Big Hitレーベルに所属しているNU’ESTが合同コンサートに出演する(写真提供:©スポーツ韓国 画像出典:Pledisエンターテインメント)

現在Big Hitレーベルには、Big HitエンターテインメントのBTS(防弾少年団)とTXT、8eight出身のイ・ヒョン、PledisエンターテインメントのNU’ESTとSEVENTEEN、SOURCE MUSICのGFRIEND、Belift LabのENHYPENなどが所属している。この日に公開されたラインナップはNU’ESTとENHYPENで、次にどのアーティストが公開されるのか期待が高まっている。

Big Hitレーベルのコンサート開催日は、年末の恒例番組となっているMBC『歌謡大祭典』が放送される日でもある。今年はまだ開催の有無が決定されていない状況だが、これまで囁かれているMBCとの不仲によりBig Hitは自主開催をして、MBCの番組には出演しないことを匂わせているのだろうか。

これまでBig HitとMBCの不仲説は何度も報じられてきたが、両者の葛藤の歴史は深くて複雑だ。

不仲説はこれまで何度も報じられてきたMBCとBig Hit

MBCとBig Hitの不仲説はこれまで何度も報じられてきた(画像出典:BTS Twitter)

事の始まりは、2018年にBTSがMBCの年末の歌謡祭『歌謡大祭典』のエンディングに抜擢されなかった時からだ。一般的に『歌謡大祭典』のエンディングは、その年に最も人気が高い歌手が抜擢されることが多い。

当時、BTSはシンドローム級の人気を受けており、SBS、KBSなどの放送会社の歌謡祭ではエンディングを飾ったが、MBCはSMエンターテインメント所属のEXO(エクソ)がエンディングのステージに立った。

その後、昨年末にはBTSが海外スケジュールを理由に『2019 MBC歌謡大祭典』に出演できなくなり、その影響からなのか、大晦日に他のスケジュールが入っていなかったTXTとGFRIENDが『MBC歌謡大祭典』に不参加となった。TXTはBTSの弟グループで、GFRIENDの所属事務所SOURCE MUSICをBig Hitは買収しているため、もしかするとMBCの報復行為ではないかと囁かれ始めた。

(関連記事)BTSはカムバしても出ません.. 年を明けても続くBigHitとMBCの不仲説

また、今年に入ってPledisがBig Hitに買収された直後からSEVENTEENはカムバックの際に、MBCの音楽番組に出演しなくなり、Big Hitレーベル所属の歌手が不利益を受けているという問題も提起されている。MBC側は不仲説はないと話しているため、あくまで推測だが、ここまで続くと不仲説が出ても不思議ではない。

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合同コンサートに出演することが決まったENHYPEN

ENHYPENも合同コンサートに出演することが決まった(写真提供:©スポーツ韓国 画像出典:Belift Lab)

もし、今年MBC『歌謡大祭典』が開催されるとしても、同番組のステージではBig Hitレーベルの歌手は見られなくなるだろう。

だが、韓国のオンラインコミュニティーでは、この報道を耳にした一部のネットユーザーから「Big Hitに期待してる」「Big Hitレーベルの歌手がずっと見られるなんて面白そう」「クオリティーが高そうだね」「MBCに出れないのなら、こういう形での開催はありがたい」などの意見が寄せられている。



BTS

BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。

HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。

デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。

ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。

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