4人組に生まれ変わったBIGBANGが、4年という短くないブランクを終えカムバックを報せた。正式なリリース日は発表されていないが、新曲の収録は既に完了しているという。そんな中ある韓国メディアが、”解散予想”という大胆な見出しを掲載。その根拠とは。

4年という短くないブランクを終え、4人組に生まれ変わったBIGBANG(ビッグバン)がカムバックを報せたのは、去る2月7日の事。

BIGBANGが4年間のブランクを終えてカムバックする

BIGBANGが4年間のブランクを終えてカムバックする。(画像出典:YG Entertainment)

カムバック時期は「今春(3月以降)」とだけ明かされており、正確なリリース日はまだ公表されていない。複数の韓国メディアによると、新曲の収録は既に完了しているという。

彼らの帰還を心から待ち望み、”BIGBANGの渇き”を訴えてきた多くの音楽ファンにとって、これ以上の朗報はないだろう。

しかし、カムバックに水を差すかのような、大胆な見出しが韓国ネットに登場した。

その見出しとは、直訳すると「K-POPの”溜まり水”となったBIGBANG、解散の可能性を占う理由」。少し分かりやすく意訳すると「K-POPの”オワコン”となったBIGBANG、解散の可能性が予想される理由」となる。

“溜まり水(고인물/ゴインムル)”とは、日本の辞書では”ガチ勢”と訳されているが、韓国では”流れないため、いずれ腐ってしまう水”という意味でも使われている。

BIGBANGのカムバックに水を差すかのような見出しが韓国ネットに登場した

BIGBANGのカムバックに水を差すかのような、大胆な見出しが韓国ネットに登場した(画像出典:YG Entertainment)

この大胆な見出しを打ち立てた韓国メディアは、10ASIA(tenasia.hankyung.com)という芸能専門メディアである。

では、何を根拠にBIGBANGの解散を占って(予想して)いるのだろうか。

同メディアが提示している根拠は以下の3つだ。

  • 優れた音楽性より、不祥事に塗れた過去というネガティブイメージが強すぎる。
  • ブランクが長引いているため、第4世代アイドルが主導しているK-POPマーケットに馴染めない可能性がある。
  • SNSや動画プラットホーム(例えばYoutube)など、グローバル活動を後押しするニューメディアプラットホームを持っていない。

それぞれの論調は、ある程度説得力を持っている。が、あえて反論するのであれば、解散を論じるほど音楽的なスペクトラムが狭いとは言い切れない。

何故なら、デビューして約12年間、BIGBANGが見せたポテンシャルは1度も衰えを見せていなかったから。常にトレンドをキャッチし、BIGBANGならではの音楽とパフォーマンスは”無限のポテンシャル”を感じさせてきたのだ。それはBIGBANGメンバー本人も、彼らを支持するファンも、”誇りに思う”部分であるだろう。

しかし10ASIAは、このような高いプライドと自信が、BIGBANG解散のトリガーになり得ると予測している。

同メディアは「カッコイイ音楽をしないと‥もしどこかで”あいつら、ちょっとダサくなったね”という言葉が聞こえたら、BIGBANGを辞めるんじゃないかな。カッコよくなければ、おしまいでしょう」という、BIGBANGのリーダーG-DRAGONの過去発言(2015年)に注目。

BIGBANG G-DRAGON

BIGBANG G-DRAGON(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

もし、新曲の人気と評価が思わしくなければ、”チーム解散という道を選ぶ可能性が高い”ことを示唆しているかのような印象を受けてしまう。

果たしてBIGBANGは、韓国メディアが危惧するほど、ブランクによる衰えを抱えているのだろうか。音楽ファンの前で、かつてのような完成度の高い音楽を披露する日は来るのだろうか。

多くのファンが願った、”活動再開”という時計の針がようやく動き始めている。

(関連記事)BIGBANG「大衆の言いがかり」という ’足かせ’ からいつ自由になれるのか





BIGBANG

BIGBANG(ビッグバン / ハングル 빅뱅)は韓国出身の4人組男性アーティストグループ。
メンバーはG-dragon、TOP、SOL、D-LITE(元メンバーV.Iは2019年3月に芸能界引退)で、YGエンターテインメントに所属している。2006年に韓国でデビュー。メンバーは、MTVコリアの「リアルドキュメンタリーBIGBANG」を通して選ばれた。
2006年デビュー後から若い世代のファッション、トレンドに大きな影響を与えたグループであり、これ以降にデビューするアイドルグループのコンセプトなどにも影響を与えたグループだ。

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