日本も韓国も、薬物事件で日々騒がしい。最近日本では、俳優の伊勢谷友介が大麻取締法違反(所持)罪に問われ、執行猶予つきの判決が出た。この判決に世間からは”甘い”という声が多く、一方の韓国でもこの件が報じられ、様々な反応を見せている。

大麻取締法違反で逮捕された日本の俳優伊勢谷友介が、法廷で懲役刑を言い渡されたと韓国メディアが打電した。

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今月22日、複数の韓国メディアは、日本のNHKなどを引用し、東京地方裁判所で開かれた伊勢谷友介の裁判で、大麻所持の罪が認められ、懲役刑(懲役1年 執行猶予3年)を言い渡されたと報じた。

事件の詳細や今後の活動についても予想している。

韓国メディアのTOPSTAR NEWSは「自宅で4つの封筒に、総量20gの乾燥した大麻を所持していた彼は、警察に逮捕され起訴された。後に保釈金を払い釈放されたものの、1審で懲役刑が確定されたため、今後の復帰は難しいものと見られる」と報じている。

そしてもう一人、昨年11月に麻薬事件で逮捕された沢尻エリカにも触れ、韓国における日本芸能界への関心度の高さが伺える。

先日、大麻吸引の疑いで警察に摘発されたイルフン(BTOB)の件が報じられ、芸能人の麻薬事件に対してノイローゼ気味だった韓国ネットでは「’るろうに剣心’は、*作者も俳優もなかなかやるね!」「演技が上手な俳優なのに、残念」「韓国と同じくらい日本も麻薬事件が多いね」「映画’金髪の草原’のファンとして残念」などの反応が上がっている。

*作者:和月伸宏。2017年11月、児童買春・ポルノ禁止法違反(単純所持)容疑で書類送検されている

(関連記事)再び韓国芸能界に麻薬ゲートが開くのか?BTOBイルフン大麻事件で浮上する恐怖

その一方で、刑罰(執行猶予)に対しては「日本も韓国も、芸能人の麻薬事件には寛大すぎる。*綿の棒だ」と、司法制度を批判する声も見受けられた。

*綿の棒:コットンで作った棒で殴っても痛くないことから来た表現。処罰が軽い時によく使われる

実は、麻薬事件は芸能人だから寛大な処遇を受けているのではない。

一般人も同様、麻薬事件の初犯は、起訴猶予の処分を受けるか、執行猶予付きの懲役刑を言い渡されるのが、処罰よりも更生を優先する法廷の慣例であるようだ。

だが、一般人よりはるかに影響力のある芸能人や有名人の麻薬事件に対し、より厳しく処罰を行うべきだという声も多く上がっている。

韓国では最近、10代の未成年者も大麻に手を染める事例が増え、’麻薬清浄国’の地位を守るためにも、芸能人や有名人の麻薬事件をより厳しく取り締まるのではと見られる。







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