俳優のキム・ウビンが、ガン闘病から復帰後、初めて出演した映画『宇宙+人』が7月20日に韓国で公開となった。その前日、topstarnewsはキム・ウビンにインタビューを実施。不本意にも長い空白期間を持つことになった彼が、療養生活に入って感じたことや心の変化について、赤裸々に語っている。
俳優のキム・ウビンが、ガン闘病から復帰後、初めて出演した映画『宇宙+人』が韓国で公開された。

闘病後の心の変化を語った俳優のキム・ウビン。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS、画像出典:AM ENTERTAINMENT)
映画公開を前日に控えた7月19日、topstarnewsがキム・ウビンへインタビュー。作品に関する事や、自身について語ってくれた。
まず、復帰作に『宇宙+人』を選んだことについて「体が回復し始めた頃に、シナリオをいただきました。それは以前、“もし僕が復帰することになったら、チェ・ドンフン監督の作品を一番に検討したいです”と話していたからなんです」と打ち明ける。
そして「チェ・ドンフン監督との約束を、守りたかったんです。その時に僕を必要としてくださったら、どんな役でも関係なく出たいと思いました」と、付け加えた。
かつてキム・ウビンは、チェ監督作である『盗聴』の出演オファーを受け検討していたのだが、そのさなかにガンが見つかり、闘病生活に入ってしまう。この報せを受けた監督は「彼なしで『盗聴』は作れない。復帰を待っている」と言及し、制作を延期した。
彼は、監督との作業を思い出しながら、深くて広い信頼を伝えてくれた。
「情熱的で、1カットも無駄にせず、作品に愛情をたっぷり込めている。秒まで計算して、編集する事を念頭に置きながら(俳優に)細かく演出の指示をしてくださる。だから、彼とかかわった演技者たちは、もう一度チェ監督とご一緒したくなるんでしょうね」
キム・ウビンの、チェ監督に対する称賛は続く。
「現場でディレクションをする時も、俳優がどうすれば楽に受け入れて、演技してくれるかを悩まれています。そして、スタッフに聞こえないように、僕たちのところへ走って来て話されるんです。その配慮が、俳優の立場からとても強く感じています」
ガン闘病という、とても長い休業時間を持った彼は、心構えと人に対する向き合い方に変化が生じたという。最も大きく変化したのは、人との付き合い方だった。
「二十歳の時は、何も分かっていなかったので、たくさんの人のことを知りたくて、気になって。新しい出会いが、とても好きでした。今はそのエネルギーを、大切な人たちに使いたいと思うようになりました。もちろん、今でも新たな出会いは楽しいですが、選択できるなら、近くにいる方たちに(視線を)向けたいです。以前は、1位には仕事があって、近くにいる人たちの事は、2位にしていました。休んでいる間、その事をとても後悔したんです」
「1時間ほど誰かと話していても、時々その人がどんな表情をしていたか、どんな髪型だったか、どんな洋服だったか、記憶にない事があります。だから、(相手を)もっと観察しようと思いました。その時間は、とても“完全”なものに感じられて、とても充実した毎日を過ごしているなと実感します。幸福指数が高まったような気分です」
病気になるまでは「ワーカホリックだった」と、自身を分析する。
「もっと良い人にならなければと、自分にムチを打ちながら生きていました。でも、その内容に関する記憶がありません。だから今は、集中しようと努力しているところです。それらを積み重ねれば、演技する時にきっと役立つと思いますし。目の前にある状況と、共演相手にももっと集中すれば、役にもより共感できるようになると思います」
最後に、健康のために今最も気を付けている事を聞いてみた。
すると「悪い事はしない」という返答が。
「ストレスを溜めないことがとても重要です。僕は自分のことを、人を労って話を聞いてあげるタイプだと思ってました。でも実はそうじゃなかったみたいです。他人にだけ良いことを言って、自分にはムチを打っていました。かなり若い頃から仕事をしていたので、僕が持っている本来の能力以上に、大きな仕事を任せてくれているんだと考えて、その期待に応えるために、自分の首を絞めながら仕事をしていたことに気が付いてしまったんです。それを知った時は、ショックでした。今は、僕がもっと僕を愛してあげたいです。僕自身を愛せば、他人のことをもっと愛せるようになるし、働いて受けたストレスも、10回怒っていたものが1回になると信じています」
(TOPSTAR NEWS ハン・スジ記者)
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