自身が主人公であるべき音楽授賞式で、本末転倒としか言いようのない扱いを受けていたK-POPアーティストたち。彼らの不当な扱いについて、インターネット上では多くのユーザーから問題提起されている。
CJENMが主催するアジア最大級の音楽授賞式『2020 Mnet ASIAN MUSIC AWARDS』(以下、MAMA)。今年は新型コロナウイルスの影響により初のオンライン開催で行われた。
MAMAにはBTS(防弾少年団)をはじめ、TWICE、TOMORROW X TOGETHER、MAMAMOO、SEVENTEEN、MONSTA X、IZ*ONEなど、いまをときめくK-POP界のトップアイドルたちが一堂に会し、新曲の初披露やオリジナルメドレー、豪華なコラボレーションなど熱いパフォーマンスを繰り広げていた。

12月6日にオンラインにて開催された『2020 Mnet ASIAN MUSIC AWARDS』(写真提供:©スポーツ韓国、画像出典:Mnet)
しかしこの翌日、インターネット上では受賞者を讃える話題とともに「MAMA出演者の間で差別があった」という議論が起きている。世界中から注目が集まる華やかな授賞式の裏で一体何があったのだろうか。
韓国のあるオンラインコミュニティーに掲載された「MAMAで控え室が無かったという話が出ている」という書き込み。
この書き込みをしたネットユーザーは「友達から聞いた話だが、BTSもSEVENTEENもみんな楽屋が用意されず、駐車場の車で待機中だった」とし、場外で待機している歌手たちの画像を掲載した。
また別のネットユーザーも「主客転倒のMAMA。俳優、歌手を控え室で差別」とし、両ジャンルの芸能人たちがMAMA授賞式のために待機している写真を掲載している。
該当画像には、室内に設けられた楽屋で、授賞式の出番を待ちながらケータリングを楽しむ俳優たちの姿が。一方で、歌手らはダウンジャケットやロングコートなど厚手のアウターを羽織った姿で車の前に立っているものや、車内でメイク直しをする様子が写されている。
これを裏付けるかのように、今回プレゼンターとして出演した俳優のパク・ハソン、チョン・ギョンホ、イム・スジョンらのインスタグラムには楽屋の写真が掲載されている。特にパク・ハソンが掲載した画像からは、俳優たちの楽屋にそれぞれ名前が書かれており、カーテンで仕切られた個別の楽屋が準備されていたことが確認できる。

女優パク・ハソンがSNSにアップした、楽屋らしき場所で撮影されたと思われる画像(画像出典:パク・ハソンInstagram、オンラインコミュニティー)

チョン・ギョンホがSNSにアップした画像(画像出典:チョン・ギョンホInstagram)
一方、歌手たちは車内や外で待機している様子を写した画像が公開されていた。SEVENTEENは公式ツイッターを通じて、車で待機中のメンバー ジュンの写真をアップ。GOT7のヨンジェも公式インスタグラムを通じて、車内でステージでの出演を待つ姿を公開している。また、ファンが撮影したとみられる屋外で待機中の歌手らの写真も掲載された。

SEVENTEENが公開したメンバー ジュンの画像。車内での撮影と見られる(画像出典:SEVENTEEN公式Twitter)

GOT7ヨンジェも車内で撮影されたような写真を掲載(画像出典:ヨンジェInstagram)
この議論に接したネットユーザーは「歌手たちの貢献でお金を貰っているのに、ひどい」「歌手の授賞式だから、歌手たちにこそしっかりとした気遣いを見せないと」「俳優は貴族じゃない」「歌手たちは賞を受けに行ったり来たりするはずだから、歌手たちに楽屋を与える方が効率的では? そしてMAMAは歌手の授賞式なんだけど」「俳優って官職なわけ?」などの反応を見せている。
韓国だけでなく日本を含めたアジア全域、そして欧州と、世界中で活躍を見せているK-POPアイドルたち。彼らがこれまでに見せた輝かしいパフォーマンスを讃えるために開催された”音楽”授賞式であるはずなのに、手厚く招かれたのは歌手ではなく俳優であったという、何ともお粗末で本末転倒な対応をしてしまったMAMA。
このような冷遇を受けたにもかかわらず、会場では最高のステージを披露したアイドルたちは、授賞式以上に讃えられるべきだ。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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