Danmee編集部に、1通のメールが届いた。4人組バンドLanalogue(ラナログ)初の楽曲『DRIRI』をYouTubeで発表したが、メンバーの1人であるTatsuoは合流できていないため、ミュージックビデオに参加していないという。一体どういう状況なのか‥? Danmee編集部はTatsuoにインタビューをすることにした。
「ソウルで始動した4人組バンド“Lanalogue(ラナログ)”のメンバー、Tatsuo(タツオ)と言います。僕以外のバンドメンバーは韓国人です。新型コロナウイルスの影響で、メンバーと合流できておらず、プロモーション活動が困難なため、僕たちのことを記事にしてくださいませんか」
メールを読み真相を知るべく、大阪在住だというTatsuoにZoomでインタビューを行った。

Lanalogueメンバー、右上から時計回りにMeteor、Tatsuo、Kyunue、Lyoon
現在Tatsuo(Gt)は日本に滞在、ほか3人のメンバーリュン(Vo,Gt)、キョヌ(Vo,Piano)、メテオ(Dr)は韓国在住だという。
「僕は元々、大阪でバンド活動をしていました。インディーズで地道に活動していたんですけど、自分の中で新境地開拓がしたいという思いが生まれてバンドを離れ、メンバー探しをしていたんです。YouTubeとか、ネットで音楽を聴いていた時、僕の好きなイギリスのバンドの曲をカバーしているユニットがいたんですけど、それが後にバンドメンバーとなったリュンとキョヌだったんです」
SNSを通して出会った“音楽仲間”。コミュニケーションは英語でしていたため、2人が韓国人だというのは、メッセージを重ねていく上で知ったという。
「だから僕は、今もまだ韓国語があまり分かっていなくて(笑)。そういう意味では本当に、純粋に音楽に惹かれて合って出会ったんです」
互いの音楽を聴かせ合い、音楽の方向性について熱く語り合い、3人はすぐに意気投合する。
「リュンとキョヌが、僕に会うためにすぐに日本へ来てくれた行動力にまず感動しました。それから音楽に対する思いにも強く共感してしまって‥。人間性にも心打たれて、僕も彼らと一緒に音楽を作りたいと感じたので“次は韓国で会おう!”と言って、再会を約束しました」
昨年末から、日本と韓国でそれぞれ音を作り、ビデオチャットで語り合う日々が始まる。そしてTatsuoが渡韓する日程も、具体的に決まりかけているところだった。そんな矢先、世界的に新型コロナウイルスが流行し、渡韓を断念。それぞれの地で、しばらく留まることになってしまった。
「メテオに関しては、僕はまだ実際には会えてないんですよね(笑)。そういうのも、ネットを通じて出会った僕ららしいといえば、そうなんですけど。初めての僕らの楽曲『DRIRI』は、僕が日本で演奏したギター音をネットで送って、完成したんです」
まったくもって“現代らしい”出会いと音楽制作である。
『DRIRI』は、VLENDING(ブレンディング)という音源流通会社より発表される。この会社は、韓国のテレビ局であるSBSとMBCのドラマ主題歌(OST)を主に流通していることで知られている。

1st Single『Driri』ジャケット写真
「音源のプロモーションは、リュンとキョヌが韓国で頑張ってくれました。その中で、VLENDINGの方が曲を気に入って、流通契約をしてくださって。おかげさまで、YouTubeで僕らの音楽を聴いてくれた方たちの中から、ファンになってくれた方もいるんです。韓国の方だけじゃなくて、欧米やトルコ、インドネシアの方とかもファンになってくれたのがすごく嬉しかったですね」
喜びもある反面、ストレスもある。予想外にコロナ被害が長期化し、顔を合わせて音を合わせられていないことに、焦りを感じることも。
「毎日チャットで交流しているとはいえ、やっぱり音は実際に合って鳴らしてこそです。バンドマンとして、それができないのが1番辛いです。年内には渡韓したいと思ってるんですが、世界の状況次第なので、具体的な話はまだ未定です」
それでもいつか、4人で音を奏でる日を夢見て、前を向き続ける。Lanalogueとしての夢も、壮大だ。
「韓国語を勉強しながら、いつでも韓国に行ける準備はしています。僕自身が元々K-POPにハマっていたとかではなく、世界を見据えて音楽活動がしたいと思っていたので、4人で目指す先はもちろん世界です。でもまずは、韓国でしっかりバンド活動をして、そこから世界へLanalogueの音楽が届けられたらいいですね。韓国に行く日が待ち遠しいです」
10月13日には2曲目の楽曲『뱃사공(ペッサゴン) / The Boatman』が発表される。彼ら4人が、楽しそうに楽器をかき鳴らす姿が見られる日を、Danmee編集部も楽しみにしている。
<Lanalogue(ラナログ) プロフィール>
2019年に、日本人のTatsuo(Gt)、韓国人のLyoon(Vo,Gt)、Kyunue(Vo,Piano)、Meteor(Dr)の4人でバンド結成。2020年9月1日に『DRIRI』でデビュー。ロックを中心に多様な音楽スタイルを披露している。
Lanalogue Instagram
編集部おすすめ記事
-
IVE チャン・ウォニョン、ダイソンの顔に!“健康な髪が美しさの秘訣”と語る
-
NCT マーク、初ソロアルバム「The Firstfruit」で4都市の物語を綴る――自伝的な音楽の旅
-
EXO カイ、新曲「Wait On Me」で魅せる待望のカムバック──アフロビートで描く“待つ美学”
-
ハーフミリオンセラー目前! TWS、3rdミニアルバム「TRY WITH US」が先行注文55万枚突破で快進撃
-
BTS ジン出演Netflix新バラエティ「キアンの破天荒ゲストハウス」いよいよ配信開始!撮影現場ショットが話題に
-
OH MY GIRL、デビュー10周年記念ソング「Oh My」リリース&特別な時間をファンと共有
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
これが最大手Netflixのパワーか‥マニアックな韓国ドラマが突如グローバル人気作品へ
-
別腹派は要チェック!来週(4月14日~) 日本のテレビで観られる「非王道」韓国ドラマ5選
-
【韓ドラ実態調査】日本のユーザーが選ぶ「よく利用するサービス」ランキング
-
BTS V、K-POPファンが選定「”桜色”が似合うK-POPさわやかビジュアルドル」1位
-
“4月8日はあの日のはじまり”──ビョン・ウソク「ソンジェ背負って走れ」放送1周年記念でビハインド写真を大量公開!
-
18時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
今年もシン・ドンヨプ × スジ × パク・ボゴムが「百想芸術大賞」のMCに!夢の3人組が再集結
-
19時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
ハーフミリオンセラー目前! TWS、3rdミニアルバム「TRY WITH US」が先行注文55万枚突破で快進撃
-
OH MY GIRL、デビュー10周年記念ソング「Oh My」リリース&特別な時間をファンと共有
-
19時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
“G-DRAGONの音楽が宇宙へ”──AIとエンターテックが交差する前代未聞の挑戦が始動!
-
20時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
WHIB、4thシングル「BANG OUT」のショーケースに出席!(PHOTO27枚)
-
20時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
Red Velvet ジョイ、SBSバラエティ「TV動物農場」の収録に参加!(PHOTO12枚)
-
20時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
“おつかれさま”主演コンビが強すぎる!25年4月第1週 韓ドラ出演者 話題性ランキングトップ5
-
話題性はエンディングを超えて──Netflixオリジナルドラマ「おつかれさま」が5週連続1位を獲得
-
本国の視聴率は当てにならぬ!日本で高評価を受ける「近作」韓国ドラマ4選
-
Danmeeアンケート「25年3月版 韓国俳優 人気No.1決定戦」ついに王座交代!チ・チャンウクが初の1位に
-
BLACKPINKが帰ってくる!”2025 WORLD TOUR” 7月高陽公演&チケット詳細が公開
-
【沼る VS 微妙】上半期最高の韓国ドラマ「おつかれさま」視聴を悩む人のためのトリセツ
-
キム・ジヨン X ユク・ソンジェ主演SBS新ドラマ「鬼宮」、異色ファンタジーに注目!
-
パク・ジフン主演Netflixオリジナルドラマ「弱いヒーロー Class 2」、注目の新キャスト公開で期待高まる!
-
ハム・ウンジョン X パク・ユンジェ、不穏な夫婦生活が幕を開ける──新KBSイルイルドラマ「女王の家」で繰り広げる愛と裏切り
-
新人ガールズグループifeye、本日デビュー!話題の「NERDY」で魅せる等身大のエナジー
-
BTS ジン出演Netflix新バラエティ「キアンの破天荒ゲストハウス」いよいよ配信開始!撮影現場ショットが話題に
-
EXO カイ、新曲「Wait On Me」で魅せる待望のカムバック──アフロビートで描く“待つ美学”
-
ATEEZ ジョンホ、NO REPLY クォン・スングァンとのコラボ曲「私たちの記憶」公開!ファンの期待高まる
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。