韓国のバラエティー番組に“パク・ボゴムに似ている”として出演したある高校生。放送後、話題性が大きかっただけに配慮に欠けている悪質なコメントが飛び交い、彼を苦しめていた。悪質なコメント、悪質なユーザーに耐えられなくなった男子高校生は、告訴のために動き出す..
“パク・ボゴムに似ている”ということで一躍有名になった高校生キム・ミンソ。
6月15日、キム・ミンソは自身のインスタグラムのストーリーに「警察署に行く」と警告し、長文を掲載した。
果たして彼に何があったのか..
パク・ボゴムに似ている高校生

バラエティー番組に出演した高校生キム・ミンソ(写真提供:©スポーツ韓国 画像出典:KBS Joy)
キム・ミンソは5月25日にケーブルチャネルKBS Joyのバラエティー番組『何でも聞いて菩薩』に“パク・ボゴムに似ている高校生”として登場し話題を集めた。
だが、放送以後、話題性が大きかっただけに心無い悪質コメントが飛び交い、彼を苦しめていた。
キム・ミンソは、SNSを通じて「何年もの間“パク・ボゴムに似ている”と多く言われてきました。僕のインスタグラムとTikTok(ティックトック)を見て“似ている”、“似ていない”とユーザーの皆さんが言い争いをしていて人身攻撃をする方々が多くいました」とし「ストレスをたくさん受けてきたため、放送に出演することになりました」と、番組に出演した心境を吐露した。
パク・ボゴムを真似してる?
5月31日、自身のユーチューブチャネルを開設したキム・ミンソは「認めるべきことは認める。パク・ボゴムに似ているふり?真似してる?率直なトーク」という内容の動画を掲載。
彼は「“パク・ボゴムを真似したのか”という質問については、“真似した”ということが合っています」と伝えた。
続けて「正直、パク・ボゴムに似ていると言われたら誰でも気分が良くなりませんか。でも僕は行き過ぎたようです」とし「フォロワーの10人のうち7人は、パク・ボゴムに似ているという理由で僕をフォローしました。それを素直に楽しんでいました。そのため、僕はパク・ボゴムの髪型や、洋服のスタイルを気遣うようになり、真似していました。過去に真似していないと言ったことは僕が軽率でした」と謝罪した。
それと共に、キム・ミンソは「パク・ボゴムを卑下したことではありません。わざわざ名誉を傷つけようと思っていたわけではありませんでした」と打ち明けた。
悪質コメントの攻撃

悪質コメントに苦しめられていたキム・ミンソ(写真提供:©スポーツ韓国 画像出典:キム・ミンソSNS)
キム・ミンソが率直な話を伝えるも、彼に向けた悪質コメントの攻撃は続いた。
結局、6月15日に悪質なDM(ダイレクトメッセージ)とコメントなどを公開し、告訴の意思を知らせたキム・ミンソ。
ある悪質なユーザーは、彼に向けて「どこが似ているのか」「全く似ていない」「パク・ボゴムで検索するとあなたの名前ばかり出てきてうんざりする」「パク・ボゴム側から告訴されるべき」「高校生なら勉強していなさい」などの批判が続き、この他にも口にすることができないほどの低俗な表現で、キム・ミンソはもちろん両親までもを侮辱して傷と精神的な苦痛を与えた。
これまでキム・ミンソは「皮肉を言わないでください。悪質なコメントを全て告訴します」と、強硬な対応を繰り返し言及してきたが、悪質なユーザーにも大切な家族がいて、その人の人生を考えると被害を与えたくないため、告訴を先送りしていたという。
だが、最近になって更に彼に対するデマが広がり、虚偽事実の流布、嫌だと警告していたにも関わらずインスタライブの動画を録画してSNSに投稿し、ばかにするユーザーが増えてきたため苦痛を訴えた。
キム・ミンソは「悪質コメントを見ないように努力しました。でも皆さんの嘲弄と笑いで僕も限界です。これ以上耐えられないので警察署に行って申告手続き踏んできます」と明らかにし、直ちに警察署に出向いて告訴の手続きを進めた。
キム・ミンソに応援の声も..
まだ若く、一般の高校生だというキム・ミンソ。一度放送に出演したからと言って、ここまで非難されるのはあまりにも気の毒でならない。
思春期でもあり、人々からの関心を受けることが好きで、外見に対する興味が多く好奇心旺盛な子だと、愛らしく見てあげられないものだろうか。
悪質なユーザーと、真っ向から戦う意思を見せたキム・ミンソに対して「頑張ってください」「悪質なユーザーに負けないで」「キム・ミンソくん、つらかったですね。応援していますよ」といった、エールを送るコメントがネットユーザーの間で続いている。
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