- 2024年は、韓ドラ界に“昔のドラマ”という新たな風が吹いている。
- 懐かしのドラマに熱い視線が注がれており、当時ドラマに夢中になった世代はもちろん若者まで魅了して、昔の作品の要約映像などをまとめたYouTubeチャンネルの再生回数が上昇。
- 過去のヒット作に関連する新作ドラマを例に挙げながら、2024年韓ドラ界に訪れたトレンドを読む。
今年、韓ドラ界に新たな風が吹いている。
韓国ドラマは数年前から、人気ウェブ漫画を原作にした作品が幅を利かせるようになった。
すでに一定の支持を得たストーリーはハズレなし、成功率の高さからか積極的にこのスタイルを取り入れ、人気作や話題作を数多く生み出している。
例えば昨年は、『生まれ変わってもよろしく』(tvN/2023)や『イ・ドゥナ!』(Netflix/2023)、『ムービング』(Disney+/2023)、『今日もあなたに太陽を~精神科ナースのダイアリー~』(Netflix/2023)、『マスクガール』(Netflix/2023)が。
それ以前にも、『私のIDはカンナム美人』(JTBC/2018)をはじめ、『キム秘書はいったい、なぜ?』(tvN/2018)、『梨泰院クラス』(JTBC/2020)、『Sweet Home -俺と世界の絶望-』(Netflix/2020,2023)、『社内お見合い』(SBS/2022)などが世に送り出された。

ウェブ漫画を原作にしたドラマの一例(画像出典:Netflix,SBS,tvN)
そして今年も、同タイプの作品がいくつかお披露目される予定。多くのドラマファンが放送・配信を心待ちにしている。
そんななか最近、新トレンドとして“昔のドラマ”が浮上。数年前の作品ではなく、やや歴史を感じさせるタイプのものだ。
当時夢中になった世代のみならず、若者までもが強い関心を示している状況で、どうやら“レトロ感”がウケている様子。ハイライトやドラマの要約映像をまとめた各地上波テレビ局のYouTube(ユーチューブ)チャンネルが今、熱い視線を浴びている。
またいくつかのバラエティー番組では、芸能人が懐かしのヒット作にハマっている話題が取り上げられなど、芸能界でもその傾向が。
ドラマ界はこの兆しをいち早くキャッチしていたのだろうか、過去に多くのドラマファンを魅了したヒット作のリメイク版やスピンオフ版、またはそれにちなんだ新作ドラマのニュースが、2024年に入ってから続々と報じられている。

『宮廷女官チャングムの誓い』(画像出典:MBC)
その代表格が、『医女チャングム』だ。驚異的な視聴率を叩き出した『チャングムの誓い』(MBC/2003)を彷彿とさせるタイトルで、主演をイ・ヨンエが務めることが明らかになると、「チャングムが戻ってくる!」と、すぐさまチャングムファンの間で大きな話題に。
続編でもスピンオフでもなく、全く別の作品のようだが、過去の名作を意識したと言われてもおかしくないキャスティングとタイトルで注目を集めた。
(関連記事) イ・ヨンエ 新ドラは「チャングムの誓い」の続編ではない‥一線を引いた脚本家

『宮~Love in palace』(画像出典:MBC Drama)
昔のドラマを集めたMBCのYouTubeチャンネルで、再生回数2400万回を記録している『宮~Love in palace』(MBC/2006)は、リメイク版で帰ってくる予定。チュ・ジフン&ユン・ウネのキスシーンや胸キュンたっぷりの掛け合いが観る者を虜にしたが、新作ではキャスティングを変更して制作されるという。
緻密に構成された脚本が高く評価されたヒューマンサスペンス『シグナル』(tvN/2016)も、詳細はまだ分かっていないものの、新しくなって戻ってくると韓国メディアが報じている。

4月19日に初回放送を控えている『捜査班長1958』(画像出典:MBC)
そしてこれらの先陣を切るのが、4月19日に初回放送を控えている『捜査班長1958』(MBC/2024)だ。
1971年から1989年まで放送され、最高視聴率70%を記録した『捜査班長』(MBC)のその後を描いた物語で、イ・ジェフンをはじめイ・ドンフィやチョ・ギョンファンなど高い演技力を誇る役者が名を連ねる。
新たなものを一から作り出すよりは、すでに馴染みがあり評価を得た作品を扱うことで、成功を狙っているのだろうか。
これまでは人気ウェブ漫画がその手段として用いられてきたが、2024年は“昔のドラマ”が仲間入り、今後韓ドラ界を大きく変えるかもしれない。
編集部おすすめ記事
-
韓国ドラマの思わぬ楽しみ方!観るだけで満腹「韓国料理」が堪能できる作品5選
-
トラウマを抱える大人へ贈る童話‥放送から5年、もう一度観たい韓ドラ「サイコだけど大丈夫」
-
「第2次韓流ブーム」タイムカプセル開封!2010年人気韓国ロマンスドラマ どこで観られる?
こちらも投票お願いします!
-
SS501デビュー20周年記念!あなたが選ぶ、思い出に残る“神曲”は?【候補21曲 / 2曲まで選択可】
-
“この人を好きでよかった”ーー25年5月版 K-POP日本人男性メンバー人気No1.決定戦【候補21人】
-
次に恋するのは誰?日本ファンタジー×恋愛ドラマに出演してほしい “アラサー”韓国俳優は?【候補27人】
-
今月のセンターに輝くのは?25年5月版 K-POP日本人女性メンバー人気No.1決定戦【候補24人】
-
6月といえばこの人物!誕生月のカレンダー一面を飾ってほしい韓国俳優は?【候補11人】
-
あの感動的な演技から15年・・”ひとつ星”のみなさんが選ぶ、ユン・シユンの代表ドラマは?【候補17作品】
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
KiiiKiii & UNIS「ALL LOUD KT POP」に出演するため台湾へ出国!(PHOTO13枚)
-
IVE「ALL LOUD KT POP」に出演するため台湾へ出国!(PHOTO12枚)
-
aespa ジゼル、ブランド「LOEWE」のイベントに出席!(PHOTO10枚)
-
BOYNEXTDOOR テサン & ウナク、ブランド「LOEWE」のイベントに出席!(PHOTO9枚)
-
キム・ソンホ、ブランド「LOEWE」のイベントに出席!(PHOTO9枚)
-
イ・ミンジョン、ブランド「LOEWE」のイベントに出席!(PHOTO5枚)
-
近年話題の注目作品が多数!6月配信開始 VOD韓国映画10選
-
韓国ドラマの思わぬ楽しみ方!観るだけで満腹「韓国料理」が堪能できる作品5選
-
「第2次韓流ブーム」タイムカプセル開封!2010年人気韓国ロマンスドラマ どこで観られる?
-
“輝き”は世界級!BABYMONSTER ルカ「K-POP日本人女性メンバー」アンケートで5カ月連続1位
-
トラウマを抱える大人へ贈る童話‥放送から5年、もう一度観たい韓ドラ「サイコだけど大丈夫」
-
現場では“天使”と呼ばれていた?イ・ジェウク×チョ・ボアの「呑金/タングム」姉弟ケミに注目
-
パク・ボゴム & キム・ソヒョンら、JTBC新ドラマ「グッドボーイ」の制作発表会に出席!(PHOTO31枚)
-
“緊張感の中の自由” ITZY、新アルバムのコンセプトでカムバック期待最高潮
-
AtHeart、プレデビュー曲「Good Girl」で予測不能な中毒性・・K-POPに新たな衝撃
-
IUとASTRO チャウヌが魅せた“青春の静かな奇跡”「美人」MVが語る新しい愛の形
-
ASTRO チャウヌ、7月28日入隊へ──陸軍軍楽隊で新たな一歩
-
うちの地元で観られるかも?6月に地上波・ローカル局で放送予定の韓国ドラマ8選
-
独占ゆえに見逃せない──6月第1週(1日~7日)に配信開始スタートの韓国ドラマ3選
-
ONEUS ファヌン、音と動きがひとつになる瞬間・・ソロデビュー曲「RADAR」で魅せる新境地
-
BTS J-HOPE、新しいカタチで感動を──7月11日発売 NFCアルバム「Charm of HOPE」とは?
-
EUNJUN(AIMERS)主演&OST担当のBLショートドラマ「君だから」が話題に!
-
【単独インタビュー】ユン・チャンヨン、子役から主演俳優へ――“演技と謙虚さ”で歩んできた10年と今
-
大河からトレンディーまで!来週(6月2日~) 日本のテレビで観られる韓国ドラマ「時代劇」5選
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。