• チョン・ジュニョンが3月19日午前、刑期満了となり出所した。
  • 2016年1月と3月に複数にわたり、酒に酔った女性を集団性暴行した疑い。
  • チョン・ジュニョンは身分情報公開・通知、電子リストバンドの装着は免れることになったようだ。
2019年に性犯罪の嫌疑で懲役5年を言い渡されたチョン・ジュニョン

2019年に性犯罪の嫌疑で懲役5年を言い渡されたチョン・ジュニョン(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

チョン・ジュニョンが3月19日午前、韓国南部木浦(モクポ)拘置所で刑期満了(懲役5年)となり出所した。

黒い帽子を目深に被り、眼鏡とマスクで顔を隠したチョン・ジュニョンは、韓国マスコミの質問にも一言も答えずに現場を立ち去ったという。

チョン・ジュニョンはFTISLANDの元メンバーであるチェ・ジョンフンと共に、2016年1月と3月に洪川(ホンチョン)と大邱(テグ)で複数にわたり、酒に酔った女性を集団性暴行した疑いで2019年3月に逮捕・収監された。

さらにチョン・ジュニョンは、2015年末にメッセンジャーのグループチャットで自ら撮影した女性との不適切な映像を公開するなど、11回にわたって不法撮影物を流布した疑いも追加され、懲役5年の判決を受けた。

すでに服役を終えて出所したチェ・ジョンフンらから芸能活動再開の兆しが見えていることから、チョン・ジュニョンの今後の動向にも注目が集まっている。

韓国マスコミは、特殊準強姦罪で有罪判決を受けたチョン・ジュニョンが国内で芸能人として活動する可能性は低いと見ている。

彼の今後とともに関心が注がれたのが“電子リストバンド”。韓国では性犯罪歴を持つ人の再発防止を図るため、刑執行後に電子リストバンド装着(足)を命じられると知られる。

韓国で性犯罪に装着を命令する電子リストバンド

韓国で性犯罪に装着を命令する電子リストバンド(画像出典:NAVERニュース)

では、チョン・ジュニョンはどうだろうか。

韓国メディアスポーツソウルによると、韓国裁判所が検察の保護観察処分要求を棄却したため、チョン・ジュニョンは身分情報公開・通知、電子リストバンドの装着は免れることになったようだ。

これには、韓国ネットでは「なぜ?」と疑問の声が上がっている。

韓国刑法の1つ「電子装置附着などに関する法律」を確認してみると、その対象を以下のように定めている。

・刑の執行終了後10年以内に再犯した場合
・電子リストバンドを付けた人が再犯した場合
・性犯罪を2回以上犯し、習癖が認められた場合
・19歳未満の児童や青少年に対して性犯罪を犯した場合
・身体的もしくは精神的な障がいを持つ人に対して性犯罪を犯した場合

どうやら韓国裁判所は、チョン・ジュニョンがこれらには当てはまらないと判断したのだと見られる。

電子リストバンドの装着期間は罪の重さによって1~20年間となっており、2022年時点で韓国全国で約4400名が装着を命じられている。

未成年者に対する性犯罪で服役し2015年に出所したコ・ヨンウク

成年者に対する性犯罪で服役し2015年に出所したコ・ヨンウク(画像出典:namuwiki)

韓国芸能界では、1990年に韓国歌謡界を風靡したダンスグループRoo’Raのメンバーコ・ヨンウクが、未成年者(14歳と19歳)に対する性犯罪が発覚し、刑が終了した2015年から電子リストバンド装着を命じられ、韓国芸能人1号という不名誉なレッテルを貼られてしまった。

編集長コラム

Danmee編集長のコラムです。韓国芸能界の出来事やネットの話題を分かりやすく解説しております。日本のマスコミが滅多に取り上げない様々な韓国情報を読者の方々と共有していきたいと思います。

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