- 若い世代に人気のガールズグループ・aespa(エスパ)のカリナが、ビールの広告モデルに起用された。
- しかし韓国では、芸能人の「満24歳以下」の酒類広告出演を巡る議論が再燃。
- 酒類業界には、青少年の飲酒に影響を及ぼしかねない若い世代のアイドルの起用を自制する、暗黙のルールがあったという。

ビールの新製品「KRUSH」のモデルに抜擢された、aespaのカリナ (画像出典:krush_beer Instagram)
11月15日、韓国のロッテ七星飲料(ロッテ酒類)が、新製品のビール「KRUSH」のモデルに、人気K-POPガールズグループaespa(エスパ)のカリナを起用したことを発表した。
これを巡り、韓国では「満24歳以下」の芸能人の酒類広告出演に対する議論が再燃している。
韓国メディアのNewsis(ニューシス)によると、これまで酒類業界では、満24歳以下のアイドルを広告モデルに起用することを自制する、暗黙の雰囲気があったという。
アイドルなどの人気芸能人がモデルを務める広告が、青少年の飲酒に影響を及ぼしかねないという指摘が多いためだ。
これに先立ち、2015年当時、満22歳だった歌手IU(アイユー)が韓国焼酎「チャミスル」の広告モデルとなり、議論が起きたことがある。
これを発端に、国会は満24歳以下の有名人が酒類関連の広告に出演できないようにする、いわゆる「IU法」改正案を推進した。
しかし、憲法上規定されている「職業選択の自由」を侵害するという一部世論の指摘により国会を通らず、現在このような内容を骨子とする国民健康増進法が長期間係留中となっている。

カリナは若い世代に人気が高いアイドル (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
カリナは、2000年4月生まれの満23歳。若年層の間でも特に人気が高いメンバーである。
現在の法的には、満19歳以上なら酒類広告の出演が可能となっているため、ロッテ七星が、ビールの広告モデルに彼女を選定したことは「法的」には問題にならない。
しかし酒類業界によると、青少年に影響を及ぼすアイドルの起用は自制してきたこともあり、現在OBビールやハイト真露(ジンロ)などは、満24歳未満の芸能人を起用していない。
OBビールは「HANMAC」ブランドのモデルに歌手兼俳優のスジ(29歳)を抜擢し、ハイト真露は「チャミスル」のモデルにIU(34歳)、ビールの「Kelly」には俳優ソン・ソック(40歳)、「TERRA」には俳優コン・ユ(44歳)を起用している。
ロッテ七星は、2020年6月に「クラウド生ドラフト」を発売した際も、グローバル人気アイドルであるBTS(防弾少年団)をモデルに起用した経緯がある。
同社の関係者は「新製品“KRUSH”がMZ世代など若年層をターゲットにしたビールであるだけに、該当世代に人気の高いアイドル歌手カリナを選定することになった」とし、「カリナはクールで洗練されたビジュアルとは異なり、気さくな性格で若年層の選好度が高いモデル」だと説明している。
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