- 『2023 放送通信委員会放送大賞』で、JTBCドラマ『財閥家の末息子(2022)』が最優秀賞を受賞した。
- しかし、各報道機関の代表者が参加する授賞式に、MBCとKBSの社長が招待されていなかったことが発覚。
- 名誉ある授賞式の裏で起きていた“いざこざ”が、せっかくの受賞に水を差す事態を生んでいる。

JTBCドラマ『財閥家の末息子(2022)』(画像出典:JTBC)
9月11日、ソウルで開かれた『2023 放送通信委員会放送大賞』の授賞式で、JTBCドラマ『財閥家の末息子(2022)』が最優秀賞を受賞した。
今年(2023年)で15周年を迎えた『放送通信委員会放送大賞』は、韓国国内で1年間、地上波やケーブルテレビなど全ての放送メディアを通じて制作・放送された優秀なプログラムや、放送文化の発展に貢献した個人や団体を対象に選定される。
過去の授賞式でも、2021年はtvN(Netflix)『愛の不時着(2019)』が大賞、2022年はMBC『赤い袖先(邦題/2021)』が最優秀賞と、日本でも有名なヒット作が受賞している。
そして今年は、最終回で自己最高視聴率26.9%を記録した『財閥家の末息子』が、最優秀賞を受賞する快挙となった。
ところが、そんな栄えある結果と共に、驚くべきニュースが報じられた。
授賞式は、SBSやJTBCなど各報道機関の代表者が参加したが、なんと今年は、由緒ある地上波テレビ局である、MBCとKBSの社長が招待されていなかったことが発覚したのである。
これは初めての異例の出来事。この事実は、JTBCのせっかくの受賞に水を差す事態を生んだ。

JTBC『財閥家の末息子』が、最優秀賞を受賞 (画像出典:YouTube 放送通信委員会 動画キャプチャー)
今回、MBCとKBSが呼ばれなかった理由について、世間一般では「政府に対する批判的な内容を放送したからではないか?」と言われている。
なぜなら、『放送通信委員会放送大賞』を主管する“放送通信委員会”が、政府の傘下機関だからだ。
そのため、政府への批判を放送することは、ある種の偽ニュースを流したと見なされ、そのような対応をする報道機関は排除といった対応が取られたと見られている。
これに対し、韓国では「1980年代じゃなんだから‥」「今の時代にこんなことあり?」「いつの時代の出来事だよ」などの反応や、本当に政治的な理由で招待をしなかったというのであれば「名誉ある授賞式が汚された」といった意見も上がっている。
MBCのニュースでは、授賞式会場の外で、全国言論労働組合所属の人たちが、放送通信委員会の委員長の辞職を要求する掛け声を叫ぶ様子などが放送された。
言論労働組合のKBS本部長は「堂々と公共放送の報道システムを点検するそうだ。果たして、この地の民主主義にふさわしいことなのか」と訴えた。
また、前放送通信審議委員長や前放送通信委員長など、現政権に入ってから解職された放送関連機関長らも記者会見を開き、「今回の政権がマスコミに行った暴挙は、まさにクーデター的水準だ」と批判。
元KBS理事長は「偽ニュース根絶という名分で報道内容にいちいち介入し、権力の意に合わない報道を常時検閲しようとしている」とし「こうした言論クーデターが成功するとは思わない」と強調した。
JTBCにとって『財閥家の末息子』の最優秀賞受賞は、数ある話題作をおさえての嬉しい結果。しかし、授賞式の裏では“いざこざ”が起きていたことが発覚し、素直に喜べる状況ではない。
一年に一度の栄えある授賞式は、なんとも言えない後味の悪さを残している。
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