- 2023年上半期、JTBCドラマ『医師チャ・ジョンスク』『良くも、悪くも、だって母親』が高視聴率をマークした。
- JTBCの好調ぶりは下半期も続くかと思われたが、新水木ドラマ『奇跡の兄弟』の視聴率は振るわない。
- そこで、最近の視聴率低迷作品から考えられる、現時点の「失敗要因」を探ってみた。
![](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2023/07/JTBC-drama-Miraculous-Brothers-719x1024.webp)
JTBCドラマ『奇跡の兄弟』 (画像出典:JTBC)
2023年上半期、韓国ドラマの覇者となったのは、JTBCだった。『代理店』から始まり、『離婚弁護士シン・ソンハン』など話題作が続き、『医師チャ・ジョンスク』『良くも、悪くも、だって母親』は高視聴率をマークした。
現在放送中の週末ドラマ『キング・ザ・ランド』も、視聴率10%と、2桁台をキープしている。
そんな好調なJTBCでも、新水木ドラマ『奇跡の兄弟』(6月28日放送開始)の平均視聴率は3%に届かず、残念ながら成績が振るわない状況‥。そこで、視聴率が低迷中の作品から考えられる、最近の韓国ドラマの「3大失敗要因」を探ってみる。
(関連記事)韓国ドラマ 2023年上半期「覇者」JTBC!全4作の気になる視聴率と評価
複雑なストーリー
まず、失敗要因として考えられるのは、設定が複雑で、重めのストーリーだという点。
『奇跡の兄弟』はヒューマン・ミステリーで、有名な詩人“ユン・ドンジュ(尹東柱)”のようになりたいが、現実は借金だらけの作家志望生ユク・ドンジュ(チョンウ扮)と、特別な能力を持った正体不明の少年カン・サン(ペ・ヒョンソン扮)が物語のメインパーソン。
偶然手に入れた小説でベストセラー作家になるドンジュと、交通事故で出会ったカン・サンの失った記憶、小説内容が現実になった殺人事件など、ミステリーのヒントが随所に散りばめられ、見応えのある内容となっている。
![『奇跡の兄弟』主演のチョンウ(右)&ペ・ヒョンソン](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2023/07/JTBC-drama-Miraculous-Brothers-2.png)
『奇跡の兄弟』主演のチョンウ(右)&ペ・ヒョンソン (画像出典:JTBC)
しかし最近は、奇をてらった“ジャンルもの”は、見ること自体がストレスになると、視聴者に敬遠されがち。
上半期に人気だった作品は、ロマンスコメディーや家族ものとして全世代が楽しめて、視聴者に与える“疲労が少ない”という点が特徴だった。
つまり今は「ドラマを見る時は、エネルギー消費をできるだけ抑えたい」という視聴者の省エネ傾向が強まっており、登場人物が複雑に絡みあうよりも、気楽に安心して楽しめる、わかりやすいストーリーが人気となっているのである。
(関連記事)韓国ドラマの新トレンド「王道だから安心」視聴者の省エネを優先する風潮とは
男性のみのストーリー
2つ目の失敗要因は、メインストーリーが男性俳優のみだから、ではないだろうか。
『奇跡の兄弟』は、俳優のチョンウとぺ・ヒョンソンがメインキャストで、オ・マンソクが謎の男として登場する。
男性俳優のケミ(相性)は“ブロマンス”と呼ばれ、注目を集めることも多いが、ここ最近の韓国ドラマは、女性メインのストーリーが脚光を浴びている。
JTBCの『代理店』『医師チャ・ジョンスク』も然り、上半期のヒット作であるtvN(Netflix)『イルタ・スキャンダル~恋は特訓コースで~』も、主演女優がドラマの人気を牽引した。
![『ナンバーズ:ビルの森の監視者たち』](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2023/06/korean-drama-202306-viewer-rating-best-4-720x1024.jpg)
MBCドラマ『ナンバーズ:ビルの森の監視者たち』(画像出典:MBC)
そのせいか、男性メインで描かれる作品は人気が低調気味‥。INFINITE(インフィニット)のエルとチェ・ジニョク共演のMBC『ナンバーズ:ビルの森の監視者たち』の視聴率も、スタートはまずまずだったが、最新話(10話)は2.4%と最低記録を更新。
今は、女性主人公がメインで引っ張るストーリーでないと、視聴者に敬遠されてしまう風潮が強まっているようだ。
途中合流ができない
最後の失敗要因には、ストーリーが難しく、1話から見ないとついていけない、という点が挙げられる。
実は『奇跡の兄弟』は、“時間の境界を越えた”真実探しを通じて、奇跡を作り上げていく過程を描いたドラマで、ミステリー要素に、タイムスリップという素材が加わる。
つまり、設定はより複雑となり、視聴者は初回から集中して見ていないと置いて行かれてしまう。
そうなると、回が進むごとに話題となり、徐々に視聴率もアップ、という良い効果は望めなくなる。
途中合流ができないドラマは、よっぽどの話題作&人気作にならない限り、韓国の視聴者に背を向けられてしまうようだ。
編集部おすすめ記事![blank](https://danmee.jp/wp-content/plugins/wp-fastest-cache-premium/pro/images/blank.gif)
-
俳優リュ・スンリョン、日本のファンとの交流のため公式SNSアカウントを開設
-
Netflix 韓国ドラマ「トラウマコード」命が助かる人が増えれば赤字になる‥(話題のシーン)
-
パク・ウンビン「25年1月版 人気No.1韓国女優」アンケートで1位に!
-
Netflix「トラウマコード」主演チュ・ジフンが首位独占!「25年1月第5週 韓ドラ出演者 話題性ランキング」トップ5
-
“注目度上昇中”チュ・ジフン主演「トラウマコード」が1位!「25年1月第5週 最新韓国ドラマ話題性」トップ5
-
ジニョン、シングルファザー役でチョン・ヨビンと共演!ENA「優しい女、プ・セミ!」出演決定
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
2時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
チャン・ヒョクら、tvNバラエティ「イケメントロット」制作発表会に出席!(PHOTO17枚)
-
ジニョン、シングルファザー役でチョン・ヨビンと共演!ENA「優しい女、プ・セミ!」出演決定
-
4時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
「ついに帰ってくる!」EXO シウミン、3月ソロカムバックへ準備中
-
4時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
Red Velvet ウェンディ、SBSパワーFM「ウェンディのヤングストリート」の収録に参加!(PHOTO8枚)
-
4時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
Ara & チャン・リュル & KARA ハン・スンヨンら、TVINGドラマ「春画恋愛物語」制作発表会に出席!(PHOTO20枚)
-
Netflix「トラウマコード」主演チュ・ジフンが首位独占!「25年1月第5週 韓ドラ出演者 話題性ランキング」トップ5
-
“注目度上昇中”チュ・ジフン主演「トラウマコード」が1位!「25年1月第5週 最新韓国ドラマ話題性」トップ5
-
韓国ドラマ「ジャンル物」の職人!男性もドはまり必至 チュ・ジフン主演作品6選
-
俳優リュ・スンリョン、日本のファンとの交流のため公式SNSアカウントを開設
-
パク・ウンビン「25年1月版 人気No.1韓国女優」アンケートで1位に!
-
2025年「第1走者」1月放送スタート韓国ドラマ4作 視聴率の明暗を分析!
-
今月の1位はBABYMONSTER!「25年2月 新人K-POPグループブランド評判」ベスト5
-
G-DRAGON、2月25日に新アルバム「Übermensch」発売!再び音楽シーンを席巻へ
-
ソン・ジュンギ×イ・ヒジュン主演映画「ボゴタ: 彷徨いの地」Netflixで配信開始!
-
BTS J-HOPE、除隊後ソロ活動本格化!初のワールドツアーで世界を紫に染める
-
パク・ボゴム、ドラマ「グッドボーイ」応援に感謝のメッセージ
-
Netflix 韓国ドラマ「トラウマコード」命が助かる人が増えれば赤字になる‥(話題のシーン)
-
ド・ギョンス主演映画「言えない秘密」、観客の期待最高潮!前売り1位&興行成績に注目
-
IVE、3rd EP「IVE EMPATHY」のカムバック記者懇談会に出席!(PHOTO15枚)
-
【1月26日~2月1日】イム・ジヨン主演「オク氏夫人伝」4位フィニッシュ!最新韓ドラ視聴率ランキング
-
待望の復帰!NCT WISH リク、活動再開&3月ツアー参加へ
-
涙もろい人には要注意!いま日本で観られる「泣ける」韓国ドラマ5選
-
パク・ボゴム扮するイ・ヨン、日本のファンが選んだ韓国ドラマのNo.1「完璧男」キャラに!
-
Danmee「25年1月版 K-POP女性アイドルグループ人気No.1決定戦」の1位に輝いたのは・・Kep1er!
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。