- Mnetのオーディション番組『BOYS PLANET』から第5世代新K-POPグループのZEROBASEONE(ZB1)が誕生し、話題となっている。
- その中で1位デビューを果たしたのは中国人のジャン・ハオだ。
- オールラウンダーメンバーとして注目を集める中、ネット上では彼に関する”抗米援朝”議論が巻き起こっているという。

Mnetのオーディション番組『BOYS PLANET』より誕生したZEROBASEONE(画像出典:ZB1 公式Instagram)
4月20日、Mnetのオーディション番組『BOYS PLANET』の最終回が放送され、第5世代新人K-POPボーイズグループのZEROBASEONE(ZB1)が誕生した。
ZEROBASEONEは9人のメンバーで構成されており、韓国人6人、中国人2人、カナダ人1人のグローバルグループだ。
番組内ではファイナルまで勝ち抜いた18人の練習生の中から、視聴者投票が行われ、上位9人がデビューメンバーとして選抜。
その中でも1位という記録でデビューを果たした、中国人メンバーのジャンハオに関心が寄せられている。
彼は番組の初回から、端正なビジュアルと歌やダンスの実力をアピールし、視聴者を魅了。『BOYS PLANET』の中でも、オールラウンダーとして根強い人気を誇った練習生の1人だ。
彼は練習生として韓国に訪れる前、中国の音楽大学を卒業し、教員免許を取得。バイオリンなどの管楽器を得意とすることでも知られている。

最終順位1位を獲得しZB1のセンターとしてデビューするジャン・ハオ(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
人柄も優れ、練習生の間でも慕われる存在であった彼は、不動のセンターと言われていたソン・ハンビンを制し、最終順位で見事1位を獲得した。
デビューが決定したジャン・ハオには、ファンから熱い声援と期待の声が寄せられている。
しかしその一方で、韓国オンラインコミュニティーには、彼の過去に関するある議論が登場。
コメント欄にはジャン・ハオに対する否定的な意見が多数書き込まれており、ファンの間で波紋が広がっているという。

韓国ネットで話題となっているジャン・ハオの過去の写真(画像出典:韓国オンラインコミュニティー)
韓国ネット上では現在、“抗米援朝”を主張する中国共産党の青年団体である公庁団が主催した、共産党100周年祝い行事にジャン・ハオが参加していたという過去が注目されている。
彼は過去に記念式典にて*朝鮮戦争の犠牲者に捧げる歌を歌い、共産党100周年に祝福を送っていたと報道された。この事実がネット上で、議論を呼んでいるのだ。
*朝鮮戦争(1950-1953):大韓民国(韓国)と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の間で生じた戦争
国家の行事に参加することは名誉なことであり、批判の対象になりにくい事実だと思われるが、なぜ韓国では彼に対し批判的な意見が寄せられているのであろうか?
それは”抗米援朝”という言葉に大きな理由が隠されている。
中国共産党は、朝鮮戦争の際にアメリカに立ち向かい、朝鮮半島の人々を救ったという”抗米援朝”の思想を、戦争勃発当時から現在まで貫いている。
”抗米援朝”は朝鮮戦争の際、中国側が国民の愛国心を煽り、政治宣伝を行うため、スローガンのように掲げていた言葉だ。
周知の通り、1950年に起こった朝鮮戦争は北朝鮮の侵略によって勃発した争いとして知られている。
しかし、”抗米援朝”の思想を持つ中国共産党は、その事実を否定。北朝鮮が侵略をしたという事実を認めないという考え方を主張している。
同じ民族同士で戦うという、韓国の歴史の中でも最も大きな悲劇とされる朝鮮戦争であるが、その歴史的な事実を中国側が歪曲していると、韓国国民の間で”抗米援朝”は、長年にわたり怒りの対象として見られてきた。
中国が貫いてきた”抗米援朝”には、北朝鮮が侵略したという事実を認めないという考え方がベースになっているからこそ、韓国のネットユーザーたちはアレルギー反応のような反発を見せているのだ。
今回注目を浴びたジャン・ハオは視聴者投票で1位を獲得し、新K-POPアイドルグループのセンターとして、デビューすることが決まっている。
過去の問題が話題となり、彼がZB1のセンターを務めるという事実を、理不尽に批判する韓国ネットユーザーも少なくない。
政治や歴史認識など両国の様々な問題が絡んでいるこの議論は、非常に複雑であり、今後も注目を集めそうだ。
ジャン・ハオの過去のニュースはこれからのZB1や彼の活動に、影響を与えるのであろうか。
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