【韓流20周年企画-俳優リュ・スンス編】2022年は、日韓同時開催が話題となったFIFAサッカーワールドカップから20年を迎える年となる。振り返ると日本の韓流ブームの歩みも同じようなタイミングだったのではないだろうか。今回は、日本で大ヒットしたKBS2ドラマ『冬のソナタ(2002)』に出演していた俳優リュ・スンスの役柄と、近況に触れてみる。
かつて、日本に空前の韓流ブームをもたらした、KBS2ドラマ『冬のソナタ(2002)』。

日本に韓流ブームを巻き起こしたドラマ『冬のソナタ』(画像出典:naver drama)
高校時代、転校生として現れたジュンサン(ぺ・ヨンジュン扮)と恋に落ちたユジン(チェ・ジウ扮)が、授業をサボって2人で湖畔に遊びに行き、雪だるまを作ったシーンを覚えている人も多いのではないだろうか。
その後、ジュンサンを交通事故で失うも、彼に瓜二つのミニョン(ペ・ヨンジュン扮/2役)と出会い、婚約者のサンヒョク(故パク・ヨンハさん扮)とミニョンの間で揺れるユジンの心模様、ミニョンのユジンへの思い、2人の行く末から目が離せなかった視聴者が多かった。
主人公を務めた俳優のペ・ヨンジュンは、当時“ヨン様ブーム”を巻き起こし、来日時には、日本の各メディアがこぞって取り上げ連日大きな話題に。
そんな中、韓流ファンの間で“ヨン様の友達”と呼ばれていた俳優、リュ・スンスをご存じだろうか。

日本の韓流ファンの間で、「ヨン様の友達」と呼ばれていたリュ・スンス(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
以前、韓国のあるバラエティー番組に出演し、日本では「”ヨンサマトモダチ”と呼ばれております」と、名前までは知られていないことを示唆するような、自虐的ともいえる発言で笑いを誘ったことも。
それは『冬のソナタ』でジュンサンやユジン、サンヒョクと同じ高校で放送部に所属し、お調子者で心根の優しい友人、ヨングク役を演じたことが所以だ。

『冬のソナタ』でペ・ヨンジュン扮するジュンサンの友達役を演じたリュ・スンス(画像出典:SBS)
その後ヨングクは獣医となり、ユジンとミニョンの関係に苦しんでいたサンヒョクの良き酒友として、また自身の恋愛では少し遠回りするも、最終的に大切な女性が誰であるのかを確信するキャラクターとして登場。
前述した番組で「“ペ・ヨンジュンのマネージャー”との噂がありますが」との質問に、「(ペ・ヨンジュン)をケアする人が僕しかいない状況で、日本のファンがたくさん集まったことがあったのですが、いつの間にか腕を広げてペ・ヨンジュンを守っていました。気付いた時には、彼の車を運転していたんです」と、自らマネージャー役を務めたと語り話題を集めた。
俳優としては、少々控えめな印象を受けるエピソードだが、彼は『冬のソナタ』以降、数々の映画とドラマで活躍し続けている名脇役の一人となっている。
最近、好評のうちに最終回を迎えた、KBS2ドラマ『最愛の敵~王たる宿命~(原題:赤い丹心/2022)』でも、名バイプレーヤーぶりを遺憾なく発揮したばかり。

リュ・スンスが最近出演した、KBS2ドラマ『最愛の敵~王たる宿命~(原題:赤い丹心/2022)』(画像出典:KBS)
同作は、生き残るために愛する女性を追い出さなければならない王イ・テ(イ・ジュン扮)と、生き残るために皇太子妃にならなければならなかったユジョン(カン・ハンナ)が、互いの首に刀を向け合いながら繰り広げる、“血色”政治ロマンスだ。
リュ・スンスは、品性があり豪放な性格に、この上ない愛民精神を持つイム進士(ジンサ)に扮し、良い官僚になる資質を持っていた人物を演じている。
しかし、友であるイ・テの父で朝鮮第11代国王ソンジョン(アン・ネサン扮)が即位すると、血風の吹く朝廷を避けて都落ち、その後、白面書生として生きていくキャラクターを見事に描き出した。

『最愛の敵~王たる宿命~』に出演しているリュ・スンス(画像出典:KBSドラマ)
『最愛の敵~王たる宿命~』は、現在日本ではDisney+(ディズニープラス)で視聴が可能だ。
『冬のソナタ』から約20年、今もなお俳優として活躍し続ける、リュ・スンスの演技に注目しながら観るのも楽しいかもしれない。
(構成:西谷瀬里)
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