キム・ソンヒョン氏は、HYBEのパン・シヒョク総括プロデューサーと、二人三脚でBTS(防弾少年団)を生み出したクリエイティブディレクターだ。そんな彼が、ガールズグループローンチに初めて携わり、誕生したのがLE SSERAFIMである。「6人の言いたいことを手助けするだけ」と言うキム氏から、LE SSERAFIM誕生秘話を聞いた。
BTS(防弾少年団)を世界のメジャーシーンに押し上げた一人、キム・ソンヒョン氏が初めてガールズグループ、LE SSERAFIMを誕生させた。

BTSを生み出したキム氏が新たに手掛けるグループ、LE SSERAFIM。(画像出典:LE SSERAFIM 公式Twitter)
2012年にBigヒットミュージック(現HYBE)に入社してすぐ、クリエイティブディレクターとしてパン・シヒョク総括プロデューサーと共にBTSを誕生させ、『Dynamite』までの視覚コンテンツ(グラビア、ステージング、ヘアメイクなど)を総括したのが、キム氏である。
そんな彼が、韓国メディアの朝鮮日報でインタビューに応じた。以下、同メディアより引用して紹介する。
***
元々ファッションデザイナーだったキム氏は、同じくファッションデザイナーのYONI Pからパン・シヒョク氏を紹介され「ボーイズグループを立ち上げるための、クリエイティブディレクターを探している」という話を聞き、面白そうだと思い合流することに。
彼の名が世に知られるようになったのは、BTSを一躍スターダムにのし上げた『花様年華(2015)』だった。それから『Butter』までの彼らの活躍は、周知の通りだ。

BTSをデビューから『Butter』までパン氏と共に育てあげた。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
しかしBTSのというグループがあまりにも大きくなり「彼らと肩を並べられる資質を持ち続けなければ」という思いに駆られ、それと同時に倦怠感に襲われてしまう。
仕事の特性上、緊張を緩めることができないポジションな上に、コンテンツの量も膨大だ。1つのものが完成したら、またすぐに次の制作に入る日々。休止符のないスケジュールは、キム氏の心と体を疲弊させた。
『Dynamite』が、ビルボードで初めて1位を獲った時も、キム氏は事務作業をしていた。BTSの成長はもちろんうれしく誇らしかったが「歴史的グループとなった彼らを生み出したんだ」という思いと、「もっと頑張らなければならない」という思いが、肩に重くのしかかった。
ある瞬間「彼らのネームバリューなしでは、何者でもない人だ」と感じたキム氏は、「自分の人生とは何か」を考えるように。

3度目のデビューとなる宮脇咲良と共に発展していきたいと感じたキム氏。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
ちょうどその頃、ガールズグループプロジェクトの提案が入って来たという。
新たなプロジェクトを手掛けることで、自身がクリエイティブディレクターとして成長できると感じ、名乗りを上げた。
LE SSERAFIMに、決まっているコンセプトはない。
これはBTSをローンチした時も同じだったと言い、会社から”こういうコンセプトでやるように”と決めてかかることはないと言う。
まずはメンバー一人一人に会って、彼女たちがアイドルとして何を伝えたくて、何を表現したいのか、何度も何度も話し合う。すると、追求したいと思っている共通したメッセージが出てくるのだ。
LE SSERAFIMの6人は、その欲望を隠すことなく全員が大きな夢を描いていた。
“現実に安住したくない”とキム氏は感じたという。
LE SSERAFIMというグループを大事にしながらも、人生の次の段階へ進みたいという意思。そんな彼女たちのグループ名は、それらの思いから誕生したそうだ。
キム氏は「私の役目は、彼女たちが言いたい事、やりたい事を少しだけ助けること」と言い切る。LE SSERAFIMについては、6人の個性が表れるよう焦点を合わせた。
「特に宮脇咲良は、日本の48グループでのデビュー。IZ*ONE(アイズワン)としてのデビュー。そして今回が3回目のデビューとなるので、発展した姿を魅せられてるようにしたかった」

カズハの武器であるバレエを活かした表現で彼女の魅力を放ちたいと語ったキム・ソンヒョン氏。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
また、もう一人の日本人メンバーカズハも、デビュー後に注目を浴びた。
「彼女はプロのバレリーナを目指していた。人生のほとんどをバレエに捧げていた彼女の武器を、最大限かっこよく生かせるような表現をしてあげたかった」
しかし、メンバーティーザーが公開されると、露出度の高い衣装や振る舞いがセクシー過ぎると批判される。
(関連記事)LE SSERAFIM チェウォン 公開‥韓国ネット「女性ファンはいらないのか?」
「とにかくLE SSERAFIMは”かっこいい”ということを表現したかった。彼女たちを見てそう感じた人がいたんだとすれば、彼女たちの持つ雰囲気がそうさせたのだ。私がメンバーに言ったことはただ一つ、”堂々としよう”ということだけ」
そして最後にキム氏は、以下のようにインタビューを締めくくった。
「どんな作品でも、最初から期待値は高くない。まだ始まったばかりで、彼女たちの表現したいものは、これから少しずつ声になっていく。BTSもそうして、絶えず世の中の抑圧や枠組みに対する主張を出し続けた。LE SSERAFIMも、いつかそのような役割を果たしてくれると信じている」
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