2022年3月も中旬に入った今日この頃。少々気の早い話だが、韓国の大型オンラインコミュニティーでは、年末に行われる新人賞レースについての話題が浮上した。2021年末は話題のガールズグループが軒並みデビューをしたため、早くも受賞予想が展開されているようだ。
2021年の下半期、話題のガールズグループがデビューを果たした。
そのせいか、2022年の上半期の半分も終わらないうちから、韓国オンラインコミュニティーで早くも新人賞の話題が持ち上がっている。
今後の活躍次第で、誰の頭上にその栄冠が輝くのか――現時点ではまったく予想がつかないところだ。
ここでは、韓国オンラインコミュニティーで新人賞を取るのではと名前があがったグループのトピックスを挙げてみたい。
IVE(アイヴ)
言わずと知れた”モンスター”新人グループ、IVE。

新人らしからぬ風格のIVE(アイヴ)。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
韓国を始め、アジアで人気を博したIZ*ONE(アイズワン)の元メンバー、アン・ユジンとチャン・ウォニョンが所属している6人組チームである。
そのため、どのグループよりもデビュー前から大きな注目を浴びていた。
2021年12月に『ELEVEN』でデビューすると、わずか1週間で音楽番組の1位を獲得。最終的には13冠王となった他、12月1日に公開されたミュージックビデオが、3月8日午前に1億ビューを超えるという快挙まで成し遂げ、もはや新人離れの記録を更新している。
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また、日本人メンバーレイも徐々に認知度をあげ、今冬に通称“カラシ高校”と呼ばれる、韓国のソウル公演芸術高校を卒業したことが話題となった。
Kep1er(ケプラー)
Mnetのグローバルオーディション番組『Girls Planet 999:少女祭典(以下、Girls Planet 999)』で選抜された9人グループ。

Kep1erには、TXTヒュニンカイの妹ヒュニンバヒエ(後列左端)や、CLCユジン(前列左から2番目)などが所属している。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
番組発信のため、IVE同様やはりこちらもデビュー前から注目度が高かった。
12月14日にデビューする予定だったが、現場スタッフの新型コロナウイルス感染により、2022年1月3日に延期。しかしそんな遅れもものともしない人気ぶりを見せている。
特に、デビュータイトル曲『WA DA DA』のサビを踊るSNSがじわじわと浸透し、3月の今も目にする機会が多い。
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期間限定グループだけに、その期間内にどれだけの活躍を見せてくれるのか、気になるところ。
NMIXX(エンミックス)
TWICE(トゥワイス)、ITZY(イッジ)に続くJYPエンターテインメント(以下、JYP)の7人組ガールズグループ。

大型新人のキャッチコピー通り、幸先いいスタートダッシュを切ったNMIXX。(画像出典:NMIXX 公式Facebook)
2021年7月、JYPがSNSでアカウント”JYPn”を作成、新ガールズグループ誕生を予告し驚かせた。
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その後、メンバーと思われるダンスカバー映像や、グループロゴの発表、さらにデビュー前にもかかわらず異例のCD限定販売など、情報を小出しにしてお披露目を重ね、ようやく2月22日にタイトル曲『O.O』ミュージックビデオを解禁。公開から1日で2000万ビューを記録した。
大型新人と言われただけに、見事なスタートダッシュを決めたNMIXXが、お姉さんグループの背中を追ってどこまで行けるか関心が集まっている。
宮脇咲良とチェウォンの新グループ
3月14日、IZ*ONE(アイズワン)出身の宮脇咲良とチェウォンが、HYBE傘下レーベルのSOURCE MUSIC(ソースミュージック)と専属契約を結んだことを発表。

HYBE傘下レーベルのSOURCE MUSICと専属契約を結んだ元IZ*ONEの宮脇咲良とチェウォン。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
これまで噂や憶測レベルで語られていた事が現実となり、韓国音楽界をざわつかせている。
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今後HYBEとSOURCE MUSICがタッグを組んでローンチする、初のガールズグループとしてデビューする予定であることが併せて伝えられ、もし年内デビューが決定すれば、2人の人気や知名度が抜群なだけに、新人賞候補に躍り出ることは間違いない。
そして現在、一部のファンの間で”人気アイドル製造機”と称された、ミン・ヒジンが手掛けるグループではないかと噂されており、その後の情報が早くも待たれている。
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Billlie(ビリー)
俳優を多く抱える事務所として知られるMYSTIC STORY(ミスティックストーリー)が、初めて輩出したガールズグループ。

TSUKI(右から2番目)が注目を集めたBilllieはこのチャンスをものにできるか。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
最年長のムン・スア は、ASTRO(アストロ)ムンビンの実妹として知られている他、日本のファッション誌『Popteen』専属モデル出身のTSUKI(福富つき)が所属していることで話題を集めた。
そしてそのTSUKIは、最近『GingaMingaYo(the strange world)』の*ファンカム映像で見せた、個性豊かな表情とパフォーマンスで、韓国ファンの目に止まっている。
*ファンカム:ファンカメラを略したもので、元々はファンが”推し”だけを撮影した映像を指していたが、近年は公式でもその呼び名が使われている。韓国語では”직캠(チッケム)”と言う。
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所属事務所は彼女のこのトピックスを、ファンが飽きる前にどう生かせるかが、今後のカギとなりそうだ。
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彼女たちの他にも、MBCオーディション番組『放課後のときめき』から選抜されたCLASSy(クラッシー)や、FNCエンターテインメントと日本のテレビがタッグを組んだオーディション番組、『Who is Princess?』から誕生したPRIKIL(プリキル)、さらにはNiziU(ニジュー)の韓国デビューが噂されるなど、話題性に事欠かないガールズグループのニュースが、連日韓国芸能界を賑わせている。
一生に一度しか獲ることのできない”新人賞”、2022年の年末にこの冠を手にしているのは、一体どのガールズグループだろうか。
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