有終の美で放送を終えたMBCドラマ『赤い袖先(原題/袖先赤いクットン)』。主演に2PMのジュノを迎え、相手役は”時代劇不敗神話”を持つイ・セヨンが務めた。実はこの2人、当初予定されていなかったキャスティングだったことはご存じだろうか。元々”代役”だったとは思えないほどの熱演で、それぞれが配役を自分のものにした2人には拍手を送りたい。
2PMジュノが、除隊後初主演を務めたMBCドラマ『赤い袖先(原題/袖先赤いクットン)』は、安定的な人気を保ちながら幕を下ろした。

最高視聴率で幕を下ろしたドラマ『赤い袖先』。(画像出典:MBC)
初回放送の*視聴率が5.7%だった本作は、最終回で17.4%という数字を記録。さらにジュノは、年末に韓国で開催された『2021 MBC演技大賞』で、ミニシリーズ部門 男子最優秀演技賞とベストカップル賞の2冠を受賞し、名実ともに俳優としての地位を確立させることとなった。
*韓国の視聴率調査会社、ニールセンコリア全国基準
(関連記事)2PM ジュノ 初めての史劇とは思えない『赤い袖先』での重鎮なる存在感
『赤い袖先』はまさに、2021年を代表する韓国ドラマといっても過言ではないだろう。そんな中、韓国メディアのウィキツリー(wikitree)が、本作に関するあるエピソードを報じている。
これによると、ジュノが演じた正祖イ・サンと、イ・セヨン演じた後宮ソン・ドクイムは、それぞれが当初、出演オファーを受けていたのは別の俳優だったという。

『2021 MBC演技大賞』で、ミニシリーズ部門 男子最優秀演技賞とベストカップル賞を受賞した。(画像出典:MBCドラマ 公式Instagram)
韓国では、ドラマや映画のキャスティングオファーを受けた段階でニュースになるため、記憶に残っているドラマファンはいるかもしれない。
まず、ソン・ドクイム役の提案を受けたのは、女優のパク・ヘスだった。2017年以降、彼女は演技活動を映画にシフトチェンジしていたため、『赤い袖先』の出演が決まれば約4年振りのドラマ復帰となっていた。
しかし、最終的に彼女は出演を固辞し、イ・セヨンに決定。その後、パク・ヘスには学内暴力議論が浮上し、当時すでに撮影を終えていたドラマの放送延期や、出演取りやめが相次ぐことに‥。

当初『赤い袖先』の出演オファーを受けていた女優のパク・ヘス(左)と俳優のキム・ギョンナム。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
時を同じくして、イ・サン役のオファーを受けていたのは、俳優のキム・ギョンナムだ。彼も前向きに検討していたと報じられたが、いつしか話が立ち消えになっている。そして彼もまた、2021年の年末に度重なる騒音トラブルで近隣からクレームが発生していたことが発覚し、謝罪に至った。
最終的に、台本に魅了されたジュノがイ・サン役を引き受けたのだが、いずれにしても第1候補者ではなかったというのだから驚きである。
もう”代打”なんて言わせない! 演技力で視聴者を釘付けにしたジュノとイ・セヨン

新たなイ・サンを作り上げた2PMジュノ。(画像出典:MBC)
そしてその結果、『赤い袖先』は、放送前から大きな関心を集めていた同時間帯ドラマ、ソン・ヘギョとチャン・ギヨン主演の『今、別れの途中です(SBS)』に視聴率と話題性の両方で追いつき、やはり話題が先行していたチョン・ジヒョンとチュ・ジフンの主演ドラマ『智異山(tvN)』にも、視聴率と話題性の面で優位を奪うことに成功する。
(関連記事)あのソン・ヘギョに勝った!2PM ジュノ 主演ドラマ『袖先赤いクットン』
ジュノは、本作が史劇初挑戦であり、イ・セヨンもまた大衆から”時代劇不敗神話”と呼ばれている。しかも韓国では昨今、作品に関する”歴史歪曲”に神経質になっているだけに、2人の肩にのしかかったプレッシャーは大きなものだったに違いない。
いわゆる”代打”であったはずのジュノは、それをものともせず満塁ホームランを放ち、”ここぞ”の時に頼れる俳優となったのだ。そしてイ・セヨンも、”時代劇不敗神話”を固守している。
歌って良し、演じて良しのジュノには、現在向かうところ敵なしといったところか。今後の彼の活躍に、ますます期待が高まりそうだ。
2PM
2008年9月4日にデビューした韓国の6人組ボーイズグループ2PM。JYPエンターテインメント所属。
Mnetの新人育成番組’熱血男児’で集められたJYPE練習生の新グループ結成までの過酷なトレーニングなどが放送され、デビュー前より注目された。2PMというグループ名の由来は、「1日の中で最も活動的な午後2時に聞きたい音楽」をコンセプトに名付けられた。2009年にメンバーのパク・ジェボム(ハングル 박재범)が脱退したため、現在は6人で活動している。
編集部おすすめ記事
-
来週(11月17日~) 日本のテレビで観られる「本国で太鼓判」韓国ドラマ6選
-
【沼る VS 微妙】ハマりすぎに要注意!新作韓ドラ「捏造された都市」急展開に賛否の声も
-
IU & ビョン・ウソク主演「21世紀の大君夫人」、初ビジュアル公開に大反響!
-
ソ・ヒョンジン主演JTBC「Love Me」台本読み合わせ公開!孤独と再生を描く人生メロに期待高まる
-
まさに覚醒型エンタメの極み!2025年を飾ったディズニープラス(Disney+) 韓国ドラマ6選
-
気温と一緒に心も揺れる季節・・25年12月CS放送スタート「大人のロマンス」韓国ドラマ7選
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
22時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
Red Velvet イェリ、「〈ACT 1 : YERIM〉YERIM FAN MEETING IN HONGKONG」のため香港へ出国!(PHOTO4枚)
-
22時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
クォン・ウンビ、「WATERBOMB HOCHIMINH」出演のためベトナムへ出国!(PHOTO3枚)
-
待望のカムバック!GINTA × Gangnammae、「JAEMINA」&「Jumpinʼ」11/14全世界同時配信
-
ソ・ヒョンジン主演JTBC「Love Me」台本読み合わせ公開!孤独と再生を描く人生メロに期待高まる
-
パク・ソジュン×ウォン・ジアン、初恋の記憶が甦る・・「ギョンドを待ちながら」ムードフィルム公開
-
今最も視聴者を動かす主人公はイ・ジュノ!「2025年11月 韓国ドラマ俳優 ブランド評判」ベスト5
-
【韓ドラの鉄板】身を滅ぼす危険な恋‥歴代「破滅ロマンス」秀作ドラマ4選
-
気温と一緒に心も揺れる季節・・25年12月CS放送スタート「大人のロマンス」韓国ドラマ7選
-
【沼る VS 微妙】ハマりすぎに要注意!新作韓ドラ「捏造された都市」急展開に賛否の声も
-
憧れのアーティストと会えるチャンス!来週(11/17〜)開催のK-POP来日イベント5選
-
KBS「ミュージックバンク」最新ラインナップ公開!ITZY・CRAVITYらカムバックステージ披露
-
IU & ビョン・ウソク主演「21世紀の大君夫人」、初ビジュアル公開に大反響!
-
低調ムードからの大攻勢へ!韓ドラ王国「tvN」が放つ2026年期待の韓国ドラマ6選
-
シン・ミナ×チュ・ジフン×イ・ジョンソク主演Disney+オリジナル韓ドラ「再婚承認を要求します」スチール公開!
-
まさに覚醒型エンタメの極み!2025年を飾ったディズニープラス(Disney+) 韓国ドラマ6選
-
配信全盛でも輝くCSチャンネル!25年12月スタートの最新韓国ドラマ8選
-
Kep1er ヒカル、ファンが選ぶ「25年10月K-POP日本人女性メンバー人気No.1」に!
-
来週(11月17日~) 日本のテレビで観られる「本国で太鼓判」韓国ドラマ6選
-
ENHYPEN、受験生ENGENEへ心温まる応援メッセージ!”努力の時間は決して無駄じゃない”
-
イム・シワン、深いまなざしの最新ビジュアル公開!モノクロームの世界で漂う静寂のカリスマ
-
Kep1er シャオティン、ピンクの夢の中で輝く誕生日プリンセス!ファンを魅了する透明感
-
ATEEZ、新羅免税店の新モデルに就任!スタイリッシュなスーツ姿で広告ビジュアル公開
-
パク・ジンジュ、映画「ノンストップ2」でスクリーンに帰還!クルーズ客室チーム長に変身
-
イ・ジュニョク & カン・ハンナ、Disney+オリジナル「再婚承認を要求します」で夫婦役として再共演
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。