去る10月17日、元交際相手から「中絶を強要された」と暴露された韓国俳優、キム・ソンホ。ドラマよりドラマチックな展開を見せている、彼の私生活にまつわる”騒動”を時系列でまとめてみた。そして、俳優として復帰後、彼の前に立ちはだかると予測される難関も紹介したい。
2021年、キム・ソンホ(キム・ソノ)は2作の“ドラマ”で劇的に知名度を上げた。
1作は、日本でもNetflix(ネットフリックス)で配信され、韓ドラファンを魅了した『海街チャチャチャ』。本作は、もともと韓ドラファンが根強いアジア市場だけでなく、グローバル市場でも人気を獲得。主演を務めたキム・ソンホは、一夜で韓国を代表する俳優へと浮上した。

tvN『海街チャチャチャ』で主演を務めた、キム・ソンホ。(画像出典:tvNdrama公式Instagram)
そして、彼の知名度を上げてくれたもう1つの作品。それは、テレビやVODプラットホームで配信されるような、我々の知る”ドラマ”ではない。
ドラマよりドラマチックな展開を見せている、彼の私生活にまつわる”騒動”である。
まず、この”ドラマ”のあらすじを、以下にまとめてみた。
韓国のトップ俳優からお騒がせ芸能人に転落したキム・ソンホ
非常に長い”あらすじ”であるため、時系列(箇条書き)でシンプルにおさらいする。
- 10月17日:人気ドラマ『海街チャチャチャ』が放送終了を迎えたこの日、元交際相手A氏が「交際期間中に妊娠したが、交際相手である“俳優K”から中絶を強要された。結婚を約束していたが、中絶後に態度が急変した」と暴露。
- 10月19日:キム・ソンホの所属事務所(ソルトエンターテインメント 以下、ソルト)が「事実関係を確認している。少し時間をいただきたい」とコメントを発表。
- 10月19日:韓国メディア・スポーツ東亜は、キム・ソンホとソルトの契約が9月時点で終了していたと単独報道。これにソルトは「事実無根」と反論。
- 10月20日:キム・ソンホ自ら事実を認め、事務所を通して謝罪。これに、A氏(暴露者)が「想像以上に事態が大きくなり、困惑している。キム・ソンホに謝罪してもらい、互いに誤解もあったため、書き込みは削除する」と告知。そして、プライバシーの侵害及びネット上での攻撃には、強硬な法的対応を取ると予告。
- 10月22日、10月23日:キム・ソンホの同級生と名乗る人物、B氏が「彼は昔から女性遍歴と酒好きで有名だった」と追加暴露。しかし、別の同級生数人が「そんな事実はない。B氏の主張はでたらめ」と反論。結局、B氏の暴露は虚偽であることが判明。
- 10月26日:「A氏は婚姻中、3人の男性と不貞行為をした」と、A氏の元夫の証言が公開される。これを受け、韓国ネットでは「中絶した赤ちゃんは、本当にキム・ソンホの子なのか?」と疑惑が浮上。
- 10月26日:”韓国の文春”と呼ばれるDispatch(ディスパッチ)が、A氏の正体はお天気キャスター出身のインフルエンサー、チェ・ヨンアであると実名を公表。そして、彼女の知人から得た情報や、スマートフォンメッセンジャーの記録、SNS写真などを公開し、彼女に対して暴露の真偽と意図を問うような記事を掲載する。この記事によると、チェ・ヨンアは、キム・ソンホと交際中にも、別の男性とデートを楽しんでいたという。
Dispatchの報道‥起死回生のチャンスを手に入れたキム・ソンホ
この泥沼劇の真相を、詳しく紹介したDispatch。
韓国では、”外れのないスクープ”として、その地位を確固たるものにしているメディアなだけに、今回の記事で韓国人の多くが「悪女に弄ばれたかわいそうな俳優」と、キム・ソンホに対して感情を変化させており、”好感度回復”の兆しを見せ始めた。
むしろ「芸能人だから反論すらできなかったのか」「言いたいことがたくさんあっただろうに、罪人として生きていく決断をしたんだね」「最後までチェ・ヨンアを守ろうとしたのか」など、同情論まで浮上しており、彼の復帰を望むような応援メッセージも聞こえている。
また、上記には取り上げていないが、Dispatchは「チェ・ヨンアが中絶後、キム・ソンホは2週間に渡って、彼女のためにわかめスープを作ってあげていた」「中絶後に態度が急変したと暴露していたが、実際はその後10カ月もの間、恋愛関係を続けていた」「チェ・ヨンアはキム・ソンホに、”元夫が暴力団を雇ってあなたを探している”と脅迫した」など、”キム・ソンホ=被害者”という構図を後押しする内容を報じている。

ネット上では、キム・ソンホの復帰を望むような応援メッセージも。(画像出典:tvN)
おそらくは、チェ・ヨンア側からの反撃が予想される中、風向きは確実に変わっている。一定期間の自粛はあるだろうが、俳優としての復帰も予想外に早まる可能性が出てきた。
しかし韓国ネットでは、彼が得意とする”ラブストーリー”系の作品への復帰は難しいという見方が強い。
何故なら多くの韓国人が、良し悪しは別として彼の”私生活”を知ってしまったから。特に男女関係にまつわる、例えば「交際相手が妊娠したが、中絶の話を持ち出した」といった事実が明らかになり、失望感を訴える人が続出している。
加えて「家庭を持つ女性の不倫相手だったのか?」という、ゴシップ的噂までが囁かれており、『海街チャチャチャ』のような、視聴者を微笑ませるラブストーリーの主人公は、到底できないだろうというのが衆論だ。
(関連記事)「5G速度で奈落の底へ」キム・ソンホ カムバックは可能か?
彼が”キム・ソンホ”に戻れない理由
ある韓国の中堅俳優は、複雑な女性関係が発覚し、恋愛ドラマや映画のオファーが途絶えた。現在は、優れた演技力が認められ、アクションやサスペンスジャンルで、旺盛に活躍中だ。
キム・ソンホも、培った演技力をさらに磨くことができれば、前出の中堅俳優のような道も不可能ではない。ただ、彼が恋愛ジャンルを捨てて、路線変更を試みるには他ジャンルでの実績が少ないのがネックである。

甘いマスクで視聴者を魅了してきた、キム・ソンホ(画像出典:キム・ソンホ Instagram)
それにしても、彼の容姿と、彼が様々な作品で放ったセリフは、あまりにも甘い。
多くの視聴者が、その甘さに酔いしれたために、今の”キム・ソンホ”が存在するわけだ。
そしてそれが皮肉にも、キム・ソンホが、”キム・ソンホ”に戻れない理由なのである。
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