韓国のNetflixバラエティー『脱出おひとり島(原題:ソロ地獄)』が日本でも人気だ。無人島に閉じ込められて自給自足をしている男女12人。唯一の脱出方法は、カップルになること--。近年、有名無名を問わず、ネット上には過去にまつわる暴露が横行している。ゴシップを”メシの種”にしている人々にとって、恋愛リアルバラエティーはまさに”格好の餌食”だろう。しかし、当番組のプロデューサーは、堂々した自信を見せた。その理由には、きちんと裏付けられた根拠があった。

Netflix Koreaの恋愛リアルバラエティー『脱出おひとり島(原題:ソロ地獄)』が人気だ。日本視聴者のトップ10でも、1月12日のデイリーでは2位に付けている。

『脱出おひとり島』

『脱出おひとり島』メインビジュアル。(画像出典:Netflix Korea 公式Instagram)

当番組は、誰かとカップルになれば脱出することができる孤島、”地獄島”で繰り広げられる”おひとり様”たちの、正直でホットな恋愛リアリティー番組。韓国のインフルエンサーであり、人気ユーチューバーのフリージアが出演していることでも、注目を浴びている。

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1月11日、韓国メディアのウィキツリー(wikitree)は番組の制作プロデューサー、キム・ジェウォン氏とキム・ナヒョン氏のインタビューを掲載。そこには、『脱出おひとり島』がローンチするまでの悲喜こもごもが明かされていたので、紹介したい。

オファーより大変だった”検証”

「必ずしも、芸能界に完全に縁のない人を選んだわけではない」と話すキム・ナヒョンPD。キム・ジェウォンPDも「大事なのは、僕らの作りたい番組のカラーにマッチしているかどうか。敢えてキーワードを挙げるなら、”運動する〇〇”のような方たちを探すために尽力した」という。

「インスタグラムのDMを送って、直接出演交渉をしたり、知人に紹介してもらったり、募集告知もした。あらゆる経路で探していたが、途中壁にぶつかり街に出てチラシを配ったりもした」と、果てしない苦労を打ち明ける。

インフルエンサーであり人気ユーチューバーのフリージア

インフルエンサーであり人気YouTuberのフリージア。(画像出典:Netflix Korea 公式Instagram)

“デートプログラム”は、これまでも愛されてきたテレビコンテンツだ。しかし、放送中にもかかわらず出演者の過去の犯罪歴が明らかになったり、私生活スキャンダルを起こしたりと、騒ぎが広まったことは1度や2度ではない。

過去から学んだ2人は、『脱出おひとり島』でそれらを防止するため、厳しい検証を行ったそうだ。

キム・ジェウォンPDは「Netflix(ネットフリックス)は、システム化された検証過程がある。詳細は言えないが、それは少々面倒なもので、出演交渉も大変だったが、それ以上に検証が大変だった」と言及。また「出演者全員が収録をする前に、専門医と相談してリアリティー番組に参加するかを確認して、通過できた人たちだけが番組に参加している。制作スタッフは本当によく頑張ったなと、自分たちを褒めてあげたい」と振り返った。

しかし、それだけしつこく検証をしたにもかかわらず、出演者の議論が発生してしまったと、ウィキツリーは付け加える。

悪質なデマについて心境を明かしたチェ・シフン

悪質なデマについて心境を明かした出演者のチェ・シフン。(画像出典:チェ・シフン 公式Instagram)

男性出演者で、俳優でありアパレル事業を展開しているチェ・シフンに、”過去にホストとして働いていたことがある”という噂が流れたのだ。

どんな話題であれ、一度メディアに浮上して注目を浴びた人物は、人の噂を”メシの種”にしているゴシップアカウント(ゴシップ垢と呼ばれる)の格好の餌食となる。そして、残念ながらその人々は”火のない所に煙を立てる”ことも厭わないのである。

こうして噂だけが一人歩きを始め、気が付けばそもそもの噂が何であったかもわからなくなるような話になっていたりする。

2021年初頭、それはブームであったかのように、有名人の過去の校内暴力疑惑が連日ニュースを賑わせた。疑惑内容を事実と認め活動を自粛した者もいたが、中には悪質なイタズラも多く散見され、身に覚えのない暴露のせいで、活動を一時ストップせざるを得ないアイドルもいたのだ。

有名人は、クリーンなイメージを何よりも大切にしなければならない職業である。そのため、一度流れた噂が嘘であれ本当であれ関係なく不利益に直結してしまう。

十分に検証したという自信がある

噂を流された当事者のチャ・シフンは、自身のSNSで「たくさんの関心を受けると同時に、たくさんの噂が流れ、心が痛い。僕はホストとして働いたことは一度もなく、真面目に生きてきた。このデマについては、命を懸けることができる」と解明。

『脱出おひとり島』

記念撮影する『脱出おひとり島』出演者。(画像出典:キム・ヒョンジュン Instagram)

キム・ジェウォンPDもまた「僕らは、番組に出演してくれている方たちを、これでもかというくらいに検証した。だから、彼ら彼女らに関しては心配していない」と自信を見せた。そして「(噂を流す人は)人生100年と言われている中の、ほんの一つまみの部分を見ただけで、人を判断してるんじゃないだろうか」と、出演者に対する悪質なデマにもどかしい気持ちをのぞかせた。

「どんな行動にも、健全な批判はできる。でも、度を越した批判や悪意あるセクハラを続ける人たちに対しては、制作会社が対応するために議論中だ」と、法的対応を準備していることを示唆。「撮影中、正直に臨んでくれて本当にありがたく、心優しい人たちだ。根拠のない批判や悪質な書き込みは、本当にやめてほしい」

制作スタッフと出演者の切なる声は、果たしていつになれば”その人”たちに届くのだろうか‥。






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