韓国俳優チェ・ウシクの活躍が目覚ましい。昨年12月より放送となったSBS(Netflix)『その年、私たちは』に続き、今月5日より韓国にて公開された映画『警官の血』でも主演を務めている。共に韓国国内では多くの関心を得ている作品であるが、その成績はドラマに軍配があがったようだ。映画の興行に水を差しているのは‥。
Netflix(ネットフリックス)でも配信され、日韓をはじめアジア各国で人気を博している韓国ドラマ、SBS『その年、私たちは』。
本作は、別れた恋人が高校時代に撮影したドキュメンタリーの逆走行人気で、強制召喚されながら繰り広げられる青春成長ロマンス。
俳優のチェ・ウシクとキム・ダミを主演に迎え、「一緒にいて最悪だったし、二度と会うのはやめよう!」と終わらせた因縁が、再び絡み合いながら経験する後遺症と、複雑で微妙な感情がまっすぐに描かれている。
![チェ・ウシク、キム・ダミに加え、俳優のキム・ソンチョルも出演中のSBS『その年、私たちは』](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2021/12/ChoiWooshik-newdrama3.jpg)
SBS『その年、私たちは』は、チェ・ウシク、キム・ダミに加え、俳優のキム・ソンチョルも出演(画像出典:SBS)
去る11日に放送された第12話では、チェ・ウン(チェ・ウシク)とクク・ヨンス(キム・ダミ)の”2人の直進ロマンス”、キム・ジウン(キム・ソンチョル)とNJ(ノ・ジョンウィ)の”ノンストップ片思い”がコントラストをなし、青春たちのリアルな恋愛が描かれていた。
甘いときめきから共感と、4人の男女が織りなすストーリーは、視聴者の視線を一時も離さなかった。
ストーリーも折り返しを迎え、クライマックスへと盛り上がっている『その年、私たちは』。視聴者の期待を一身に背負い、ヒット街道を進んでいる。
これと同時に、今月5日より韓国にて公開されたチェ・ウシクの新作映画『警官の血』にも話題が集まった。
『警官の血』は、出所不明の巨額な後援金を受けて、群を抜いた検挙率を誇る広域捜査隊のエース ガンユンと、彼を秘密裏に監視する任務を引き受けることになった原則主義者の警察ミンジェの、危険な捜査を描いた犯罪ドラマだ。
チェ・ウシクは劇中、警官だった父親に関する秘密文書を受け取ることを条件に、上司を監視することになったアンダーカバーの警官、チェ・ミンジェを担当。
広域捜査隊の班長、パク・ガンユンを演じた俳優のチョ・ジヌンと共に、極上のクライムドラマを描いている。
![映画『警官の血』はチェ・ウシク、チョ・ジヌン主演](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2022/01/sh-ChoiWooshik-newcinema.jpg)
チェ・ウシク、チョ・ジヌン主演、映画『警官の血』ポスター(写真提供:©スポーツ韓国)
韓国犯罪映画の新たなパラダイムを示すと、公開前から注目を浴びていた『警官の血』。
その期待通り、公開初日にはボックスオフィスの1位に登場。しかしその翌日、1位の座を射止めたのは米国映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』だった。
ドラマ『その年、私たちは』は韓国でも人気が高いことから、これが追い風となり、『警官の血』も注目を浴びると思われたが、公開1日で『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にトップを奪われる結果となってしまった。『警官の血』が公開される以前、1位を独走していた作品だけに手強いライバルとなっているよう。
『警官の血』が興行成績に黄色信号が灯されたのは、新型コロナウイルス感染症の影響も少なくない。
韓国では、政府の防疫指針が強化されたことから、映画館に足を運ぶ人も少なくなっているのが現状だ。そのため、以前のように多くの作品を鑑賞しにくい状況であることも理由のよう。
しかしながら、『警官の血』は作品自体の評価はかなり高い。
さらに、1位の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』とは興行成績もわずかな差であるため、再び覆される可能性もあるという見方も出ている。
果たして、『警官の血』もドラマ同様の成績を収めることができるのだろうか。そして、ハリウッド大作に勝つことができるのか、その行方が見守られている。
映画『警官の血』予告ティザー(動画出典:Youtube)
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