過去、元交際相手と撮影した性的動画が流出され、芸能人として、一人の女性として失意のどん底を味わった女優オ·ヒョンギョンが、リアリティー番組で過去を振り返り涙を流した。

女優オ·ヒョンギョンが、SNS投稿を釈明し涙を流した。

オ·ヒョンギョン

オ·ヒョンギョン(画像出典:オ·ヒョンギョンInstagram)

今月21日、MBN人気番組『私たちはまた愛する事ができるだろうか シーズン3』の次回放送分の予告編が公開された。

『私たちはまた愛する事ができるだろうか』シリーズは、離婚の経験を持つ芸能人の男女が、仮想カップルになるリアリティー番組で、次回放送にはタク·ジェフン、オ·ヒョンギョンカップルが出演。他カップルと談笑を交わすシーンが描かれている。

タク・ジェフンとオ・ヒョンギョン

タク・ジェフン(左)とオ・ヒョンギョン(右)(画像出典:MBN Entertainment YouTube動画キャプチャー)

オ・ヒョンギョンとカップルとなるタク・ジェフンが「先日SNSを見た。愛は来世でやると書いてあったけど?」と、オ・ヒョンギョンのSNS書き込みについて問いただす。いくら仮想のカップルであっても、番組の趣旨に反した点を指摘するという”演出”のように見られる。すると、「ちょっと違うよ。タクさんのSNSに載っていた”痣(あざ)一つ”という曲を聴いて、心を打たれて‥」と、オ・ヒョンギョンが釈明をしながら涙するシーンが続く。

オ・ヒョンギョンのSNS投稿

オ・ヒョンギョンのSNS投稿(画像出典:オ・ヒョンギョンInstagram)

以下は、オ・ヒョンギョンが綴ったSNSの書き込み。

「知っていたつもりでも、難しいのが愛。愛よ! ごめん、来世にはより完ぺきな”愛”となり、私のところに訪れたまえ! 今世は難しそう‥」

『痣一つ』は過去、タク・ジェフンが公開したバラード曲である。体にできる痣ではなく、試練や不幸によりできてしまった”心の痣”である。痣は時間が経つと消えるが、過去の経験でできた心の痣は、時間が経っても消えないという隠喩が、聴く者の胸に迫る曲である。

「頑張って生きていても、消えない心の痣がある」と、過去を振り返る彼女の涙は止まらない。

涙ながらに過去を振り返るオ・ヒョンギョン

涙ながらに過去を振り返るオ・ヒョンギョン(画像出典:MBN Entertainment YouTube動画キャプチャー)

実はオ・ヒョンギョン、1988年ミスコリア出身(1位)の美女タレントとして華やかに芸能界入りを果たしている。番組司会者や女優として安定的なキャリアを積んでいたが、1998年に元交際相手と撮影した性的動画が流出され、芸能人として、一人の女性として失意のどん底を味わう。結局、韓国に住み続けることが困難だという結論に至り、渡米。2002年出版社オーナーと結婚するも、わずか3年で離婚。彼女を見る世間の目は、より厳しいものとなる。一人の女性として、彼女をあたたかく受け入れてくれる場所は、韓国のどこにもなかった。

そんな彼女が、大きな決断をする。なんと芸能界復帰を宣言したのだ。

現状を変えるためには、人々の前に堂々と姿を見せるしか方法がない! そう心に決めたオ・ヒョンギョンは、2007年SBSドラマ『糟糠の妻クラブ』に出演。同ドラマは40%を超える大ヒットを記録、2008年SBS演技大賞で”優秀演技賞”を受賞する。芸能界カムバックに成功したオ・ヒョンギョンは、これ以降『明日に向かってハイキック』『王家の家族たち』など、話題ドラマにも出演してお茶の間の人気者となった。

私たちには、到底想像の及ばない経験をしたにも関わらず、オ・ヒョンギョンはこれを見事に跳ね除けて見せた。「強い女性だ」「図太い神経だ」と揶揄する者がいるかもしれない。しかしそれは違う。時間という名の薬に助けられながら、少しずつ強さを身に着けていったのだ。

彼女が苦しんだ当時より、良くも悪くも物的証拠が簡単に手に入るこの時代に、その物的証拠をどう使うかというモラルを、私たちは改めて備えなければいけないのかもしれない。