- MBNで放送中のバラエティー番組『休んでいる夫婦』が、韓国国内で話題となっている。
- ”セックスレス夫婦”をテーマにした番組であり、登場する4組の夫婦関係には、視聴者から共感の声が寄せられているという。
- MCや専門家が明かした韓国の驚きの性事情とは?

韓国国内で話題になっているリアルバラエティーMBN『休んでいる夫婦』(画像出典:MBN 公式HP)
MBNで放送中のバラエティー番組『休んでいる夫婦』が、韓国国内で大きな注目を集めている。
『休んでいる夫婦』は社会的、個人的なさまざまな理由で”セックスレス”状態で生活をする韓国夫婦たちが、幸せな夫婦関係回復のための”心感帯”を探す、リアルバラエティー番組。
これまで放送された第2回までには、結婚1年目の新婚夫婦、20代夫婦、結婚10年目の夫婦、さらに国際夫婦など、勇気を出した計4組のカップルが出演し、赤裸々な夫婦生活を披露した。
現在、OTTでも配信され、韓国Netflix(ネットフリックス)の”今日の韓国TOP10”では、5位にランクイン。さらにTVING(ティービング)やCoupang Play(クーパンプレイ)などでも、人気コンテンツに浮上し話題となっている。
性生活に関連した内容であることから、“19禁”の年齢制限コンテンツに分類されているが、番組内に登場する夫婦の姿が共感を呼び、視聴者の間で熱い反応が巻き起こっているようだ。
これまで韓国では、夫婦関係に関する性的な話題はタブー視される傾向があった。しかし、『休んでいる夫婦』の放送後、韓国オンラインコミュニティーでは性生活に関する率直な意見交換が、果敢に行われているという。
『休んでいる夫婦』にMCとして出演しているのは、シン・ドンヨプ、ハン・チェア、キム・セロム。さらにYouTube(ユーチューブ)などで活躍する、泌尿器科医のホン・ソンウや、産婦人科医のパク・ヘソンが登場した。
6月19日に放送された初回では、彼らがスタジオでセックスレスの定義について語り、驚きの統計を明かしている。
医学的に見ると”セックスレス夫婦”とは1年間に性関係が10回以下、または月に1回以下の場合を指すという。

セックスレスランキングは日本が世界1位、韓国が2位(画像出典:MBN Entertainment YouTube キャプチャー)
シン・ドンヨプは夫婦のセックスレスランキングで、日本が世界1位、韓国が続いて2位であることに言及。統計によると3組の韓国夫婦のうち、1組は性関係を休んでいる状態であるという。
さらに、韓国のセックスレス夫婦は21年前に比べて3倍に増加。
1980年以前はホルモンの変化や疾患のため、60歳以降に”休んでいる夫婦”になる場合が多かったが、現在はその年齢が45歳以下に下がっていると伝えられた。
また、パク・ヘソンは海外で”休んでいる夫婦”のためのワークショップが行われていると紹介。現地では参加費が1000万ウォン(約100万円)に達することもあり、それほどセックスレスは深刻な問題であるようだ。
番組ではそんな夫婦の問題を解決するため、『第1回休んでいる夫婦のワークショップ』を開催。
4組の夫婦が妻、夫グループに分かれ、それぞれの性関係事情や自身の思いについて語っている。
ある妻は結婚1年目であるが、新婚旅行の際にも関係を持たなかったと告白。彼女はいつも夫の誘いを待っているが、声がかからず、待機している状態が続いているという。
そんな彼女の一方、結婚10年目の妻は夫との性行為を早く終わらせたいと常に考えているのだとか。
プログラムが始まると冒頭では、パートナーと最後にキスをした日について語られた。

キスに関する質問を早急にパスする4人の妻たち(画像出典:MBN Entertainment YouTube キャプチャー)
夫グループの間では「ふざけてキスをしたのは2週間前だけど、きちんとした日は覚えていない」「キスはなんか、異質感を感じる」「普通のキスは艶かしい感じがするよね」などの意見が登場。
さらに妻チームは全員が「キスは記憶にない」と答え、質問を早急にパスする事態に。スタジオからは「キスも休んでいる状態なの?」と衝撃の声が上がっている。
韓国夫婦の代表として登場した、4組の”休んでいる夫婦”。番組で行われたワークショップを通じ、彼らの夫婦関係に大きな変化はあるのだろうか。
制作側は番組について「やや敏感な夫婦関係の素材を真摯に盛り込むために、熾烈な悩みの時間を経て誕生した番組です」「放送を通し、夫婦関係の悩みに一緒に共感し、解決する時間になることを願っています」と伝えている。
『休んでいる夫婦』の第3回は、7月3日の夜10時10分から放送予定だ。
休んでいる夫婦
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