映画好きのための⽉額動画配信サービス『WATCHA(ウォッチャ)』のオリジナルショートフィルムプロジェクト『UNFRAMED/アンフレームド』の制作発表会がオンラインで開催され、オープニングでは俳優というフレームを超えて、新たな可能性を探る4⼈のアーティスト、パク・ジョンミン、ソン・ソック、チェ・ヒソ、イ・ジェフンが本プロジェクトに参加した想いを語った。

映画好きのための⽉額動画配信サービス『WATCHA(ウォッチャ)』のオリジナルショートフィルムプロジェクト『UNFRAMED/アンフレームド』の制作発表会がオンラインで開催された。

オープニングでは、俳優というフレームを超えて、新たな可能性を探る4⼈のアーティスト、パク・ジョンミン、ソン・ソック、チェ・ヒソ、イ・ジェフンが本プロジェクトに参加した想いを語った。

“映画監督”として登壇した(左から)パク・ジョンミン、ソン・ソック、チェ・ヒソ、イ・ジェフン

“映画監督”として登壇した(左から)パク・ジョンミン、ソン・ソック、チェ・ヒソ、イ・ジェフン。

――『UNFRAMED/アンフレームド』プロジェクトに参加した理由・経緯

『学級委員長選挙』で監督を務めたパク・ジョンミン

『学級委員長選挙』で監督を務めた俳優のパク・ジョンミン。

パク・ジョンミン︓イ・ジェフン監督が電話で連絡をくれて始まりました。20歳~21歳の学⽣時代に演出したことがあるのですが、その後の人生でそんな機会はないと思っていたので、とてもありがたかったです。あらかじめ書いていたオリジナルのシナリオを作品として作ることができてうれしかったです。

ソン・ソック︓イ・ジェフン監督の事務所に遊びに行った時に、たまたまプロジェクトの話を聞いて自然と引き受ける形になりました。

チェ・ヒソ:私は直接事務所を訪ねたソン・ソックから「こういうのをやるらしい、⼀緒にやらないか」と連絡がありました。映画『金子文子と朴烈(パクヨル)(2017)』でイ・ジェフン監督と共演したので直接聞いてみたら、パク・ジョンミンも参加すると聞きました。アベンジャーズみたいなチームだと思って入りたかったです。

イ・ジェフン︓以前から共同運営者でもある制作会社のHARDCUTを通じて、様々なプロジェクトを進めていて、俳優が演出した映画を作ってみようと思いました。知り合いの俳優の中で、演出に関心がある俳優を集め、こうして作品を発表できたのはうれしい驚きです。ご⼀緒できた皆さんに心から感謝しています。

――お互いの作品を視聴した感想

『再放送』でメガホンを取ったソン・ソック

『再放送』でメガホンを取った俳優のソン・ソック。

パク·ジョンミン→ソン・ソック監督『再放送』
「心地良い話題が続く作品だと思います。主演・助演ともに素晴らしい演技をしています。この作品を作られた監督はとても素晴らしい。観ていて気分が良かったです。よもすれば重い感じになってしまう物語だとは思うのですが、ユーモアで繋げていく、今後も期待できる。驚きの映画でした」

ソン・ソック→チェ・ヒソ監督『バンディー蛍の娘』
具体的な話はネタバレになってしまうのでできない、と前置きした上で「僕が観た感想は、子どもから見たらこうなんだ、という視点で描かれている部分がいいと思います。パク・ソイの演技を⾒ること自体が癒しのようなフィーリングを感じました」

チェ・ヒソ→イ・ジェフン監督『ブルーハピネス』
「今、20代30代の青春を送っている人に、共感を生む映画だと思います。私は3回観たのですが、見れば見るほどとてもしっくりくる作品で、俳優チョン・ヘインの苦悩や悩みを表す表情が印象的でした」

イ・ジェフン→パク・ジョンミン監督『学級委員長選挙』
「ヒップホップ︕ 面白くてリズミカルな作品」と特徴的な劇中音楽に触れ、「4作品の中で⼀番楽しくて面白いと思います。小学生の学級委員選挙を通して、現代社会を生きる人を描いた作品ですね」

監督する上での苦労やメイキングについて

『バンディー蛍の娘』では監督と出演を並行したチェ・ヒソ

『バンディー蛍の娘』で唯一監督と出演を並行した女優のチェ・ヒソ。

――『学級委員長選挙』出演した27名の子役俳優を、全員自分でキャスティングし、キャラクターの名前まで付けたと聞きました。

パク・ジョンミン:まず子どもたち27人が必要でした。オーディションではなくて子どもたちとミーティングを行いました。1つのクラスの子どもたちなので、名前も役割もなくただ座って過ごすというのは避けたかったんです。そのため、クラスメイト全員に自分の中学・高校の同級生の名前から役名を付け、性格を与えてクラスの中での友達関係なども指導しました。

僕の同級生が観たらびっくりすると思います。ひとりひとりがこの映画に対する責任感を持って参加してほしい、そういう現場にしたい、と。そういうことをしなくてもいいのかもしれませんが、責任感と自負を感じて欲しかったのです。

――現場での情熱が写真からも感じられます。現場で完全に⾶び回ったと思うのですが、話を聞かせてください。

ソン・ソック:あちこち⾛り回って、本当に楽しくって、本当に面白かったです。初めて監督を経験したので、俳優たちに迷惑がかからないように、また俳優が僕を助けてくれる思いで一生懸命動き回るしかないんです。1つだけ“リアル”ということに演出に気を使いました。

真実を伝えたかった。俳優のリアルな演技を拾いたいと思いました。過去に1回、途中で演出を投げ出したトラウマがあったので、今回だけは絶対に完成させたい気持ちが大きかったです。

――4⼈の監督の中で唯⼀、チェ・ヒソ監督は演出と演技を並行していました。演出も兼ねての経験はどうでしたか。

チェ・ヒソ:不思議な感覚でした。今になって考えるといい選択だったと思います。キャスティングするにあたって、子役のパク・ソイと親密な関係性を醸し出せる母親役を探す時間がなく、(以前に母子役で共演していたので)その雰囲気を出すには自分が母親として出演した方が良いと思ったんです(チェ・ヒソもパク・ソイも別作品と並行して本作の制作に挑んでいた)。

どちらかというと演技は半分諦めて、演出に力を入れた気がします。どちらも同時に一生懸命にはなれないので、あまり欲張らないという選択がかえって良かったのではないでしょうか。ただ編集していくと、自分の演技を見ると他のカットが欲しくなり、探しても「ないです」とスタッフから報告されることもありました。

ファーストテイクが全てでしたね。俳優としてはもう⼀度やりたい、という人も多いですが、監督をすると中々言えませんね。

――主役のチョン・ヘインはシナリオを受け取って快諾した後、イ・ジェフン監督に長文のメッセージを送ったそうですが、どんな内容でしたか。

イ・ジェフン:チョン・ヘインがシナリオを読んで「今を生きる人たちに、寂しくはあるけど人々の共感を得ることができる物語ではないか」と言ってくれました。いろいろな角度から彼の演技を作品に込めたい欲があり、さらに掘り下げて深く探究してみたい、そういった感情を込められる作品になってほしい、という気持ちがありました。

同時に今回出演したほかの俳優たちも、過去に出演した作品とは異なる様子を見せたかったです。演出としては、俳優たちが演技で目立つ作品にしたかったです。

――私にとって『UNFRAMED/アンフレームド』とは

『ブルーハピネス』でチョン・ヘインを起用したイ・ジェフン

『ブルーハピネス』でチョン・ヘインを起用した俳優のイ・ジェフン。

イ・ジェフン︓“新しいスタート”です。企画・制作・脚本・演出と経験できたことは、とてもありがたかったです。新しい発見もありました。すぐにとはいきませんが、映画という世界を夢海ながら、これからもずっと続けていきたい、と思います。どうか見守ってください。

チェ・ヒソ︓“贈り物”です。俳優というのはいつも選ばれる側ですが、今回は私が作ったもの・やりたいものをスタッフが選択してくれて⼀緒に作る経験でした。初めて『バンディー蛍の娘』を観た時に、私にとって、とても大きな贈り物だと感じました。また、パク・ソイが10-20年後にこの作品を観た時に、過去からの贈り物と思える作品になってほしいと思います。

ソン・ソック︓“30代のうちにした最も良い選択”です。20代は演技(が良い選択でした)、30代後半になってきたんですけど、この歳で選択できて良かったと思います。

チェ・ヒソ:(ソン・ソックの意見に)私もそう思います。10年前からシナリオを書き、演出は途中で諦めてしまったと聞いていたので。こんなに楽しそうに監督しているのを初めて見ましたし、この4人の中で長編作品に⼀番早く挑戦するのでは、とも思います。

パク・ジョンミン:いろいろなな意味で”反省”です。20代はじめに両親にたくさん心配をかけながら、映像に関する学校に通い、短編映画を撮ろうとしていましたが、当時は何も分かっていなかったんだなと思いました。また、世界中の監督についてやたらあれこれ⾔ってしまった過去、その瞬間を反省します。今回初めて演出を手がけてみて気付きました。演出は、多くの中から選択しなくてはいけない、責任感が思い、など多くのことを気付かせてくれた経験となりました。

作品情報

『UNFRAMED/アンフレームド』のポスタービジュアル

『UNFRAMED/アンフレームド』のポスタービジュアル

『学級委員⻑選挙』パク・ジョンミン
原題:반장선거 / Vote for ‘I don’t know’
監督/脚本:パク・ジョンミン
出演:キム・ダムホ(『キングダム: アシンの物語』)、カン・ジソク(『刑務所のルールブック)、パク・ヒョウン、パク・スンジュン(『夏時間』)

『再放送』ソン・ソック
原題:재방송 / RERUN
監督/脚本:ソン・ソック
出演:イム・ソンジェ(『サンセット・イン・マイ・ホームタウン』)、ビョン・ジュンヒ、オ・ミネ(『Tiny light』)

『バンディー 蛍の娘』チェ・ヒソ
原題:반디 / Bandi
監督/脚本:チェ・ヒソ
出演:パク・ソイ(『ただ悪から救ってください』)、チェ・ヒソ(『ただ悪から救ってください』)、チョ・ギョンスク(『悪の部屋』)、シン・ヒョンス(『ウラチャチャ!? ~男女6人恋のバトル~』)

『ブルーハピネス』イ・ジェフン
原題:블루 해피니스 / Blue Happiness
監督/脚本:イ・ジェフン
出演:チョン・ヘイン(『D.P. -脱走兵追跡官-』)、イ・ドンフィ(『エクストリーム・ジョブ』)、キム・ダイェ(『純粋の時代』)、タン・ジュンサン(『愛の不時着』)、ピョ・イェジン(『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』)



チョン・ヘイン

FNCエンターテインメント所属の俳優チョン・ヘイン。1988年4月1日生まれ。

2014年TV朝鮮ドラマ『百年の花嫁』で俳優デビュー。
デビュー前にはガールズグループAOAの『MOYA』のMVに出演したことがある。

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