今月12日、映画『徐福(ソボク)』のメディア配給試写会が開かれ、俳優のコン・ユ、チョ・ウジン、チャン・ヨンナム、イ・ヨンジュ監督が参加し、その場を彩った。 (記事・写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
『徐福(ソボク:2021)』イ・ヨンジュ監督がクローン人間を素材に、人間の恐ろしさを表現した。

いよいよ封切となる映画『徐福(ソボク)』主演のパク・ボゴム(左)とコン・ユ(右)。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
今月12日の午後2時、ソウル龍山(ヨンサン)区のCGV龍山アイパークモールで、映画『徐福』のメディア配給試写会が開かれた。現場には、俳優のコン・ユ、チョ・ウジン、チャン・ヨンナム、イ・ヨンジュ監督が参加してその場を輝かせた。
『徐福』は、人類初のクローン人間の徐福(パク・ボゴム)を極秘裏に移す生涯最後の任務を担うことになった、情報局要因キホン(コン・ユ)が徐福を狙う諸勢力の追跡の中で、特別な動向をしながら予期せぬ状況に巻き込まれるストーリーを描いている。
この日、イ・ヨンジュ監督は『建築学概論(2012)』以降、次期作に長く時間がかかった理由について、「シナリオ構想に長時間かけた。以前、中国で映画制作が白紙になったことがあった。次回は可能な限り早く書こうと思った」と明かした。
前作とジャンルの変化については、「一部はそんなことはない。話の外面がジャンルだと思う。初作品の映画『不信地獄(2009)』のテーマは恐怖だったが、その物語を大きくしてみたかった。キーワードを挙げて話を作っているうちに、クローン人間という素材が出てきて、一つずつ話を作っていく過程で、このジャンルが正しいと思った」と説明。
映画の中で徐福は、念力をはじめとした、とてつもない超能力を持ったクローン人間だ。しかし、周りの人々は、徐福の”永遠の命”という能力だけに集中する。
イ監督は「徐福の能力が向上するまで、人々も徐福本人も、その能力を知らなかっただろう。抑制剤を受け続けてきた、徐福の抑制されていたものが爆発した」と伝えた。
さらに「9年間『徐福』しか書いていなかったというのは信じられないと思うが、シナリオを書くのに本当に長い時間がかかった。『不信地獄』や『建築学概論』もそうだし、恐ろしさという素材を通して話を見つめることになる。そんな話をしなければいけないというプレッシャーがあるから、さらに長くかかったようだ」と言及する。
また「徐福を”権力”と考える者、人類滅亡を防ぐために徐福を殺そうとする者、徐福を助けて命を得ようとする者。それぞれの視線が込められている」と企画の意図を伝えた。
監督は、他のクローン人間の素材との違いを、“観点”と挙げた。「徐福がハリウッドのマーベル式のジャンル化に見えるのではないかと心配になった。クローン人間を扱っている大半の作品は、主に観点がクローン人間だ。この映画は、ミン・キホンが、徐福を見る視線が主な観点だった」と明かす。
映画『徐福』は韓国で、4月15日より劇場とTIVINGを通じて見ることができる。
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コン・ユ
マネジメントSOOP所属の俳優コン・ユ(ハングル 공유)。1979年7月10日生まれ。
“コン・ユ”という芸名は両親の苗字から付けられたもので、本名は、コン・ジチョル。
2000年、Mnet VJ 7期として芸能界にデビューしたコン・ユは、2001年KBSドラマ『学校4』を通じて演技者としてデビュー。
2007年、日本でも人気を博したドラマ『コーヒープリンス1号店』が大ヒットし、この年MBC演技大賞で優秀賞を受賞。当ドラマは、コン・ユの出世作となった。
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