映画『MINARI』が米国内のさまざまな授賞式で賞を席巻している。これは韓国系アメリカ人監督リー・アイザック・ジョン(チョン・イサク)の作品で、各種映画祭でそのベールを脱ぐや、各賞を総なめにする勢いだ。また、助演女優として参加したユン・ヨジョンのオスカーレースに「青信号」が灯ったのではないかという推測も相次いでいる。

映画『MINARI』が米国内のさまざまな授賞式で賞を席巻している。 また、助演女優として参加したユン・ヨジョンのオスカーレースに「青信号」が灯ったのではないかという推測も相次いでいる。

ユン・ヨジョン

オスカー受賞の期待が高まっているユン・ヨジョン(画像出典:映画『MINARI』)

この映画は韓国系アメリカ人監督リー・アイザック・ジョン(チョン・イサク)の作品で、各種映画祭でそのベールを脱ぎ、その後、デンバー映画祭の観客賞と最優秀演技賞(スティーヴン・ユァン)、サンダンス映画祭の審査員大賞と観客賞、ミドルバーグ映画祭の観客賞と俳優組合賞、ハートランド映画祭の観客賞とジェームズ・ステュアート功労賞などを受賞し、今年最も大きな注目を集める作品となっている。

また、ボストン批評家協会から主題歌賞が授与され、女優ユン・ヨジョンについては助演女優賞、併せてニューヨークのゴッサム・インディペンデント映画賞の最優秀女性演技賞も受賞し、爆発的な反響を呼んでいる。

海外のみならず国内でも今年10月に行われた『第25回釜山国際映画祭(BIFF)』でガラプレゼンテーションに選ばれ、上映後も好評が続いている。

『MINARI』

各賞を総なめにする勢いの映画『MINARI』(画像出典:映画『MINARI』)

さらに、海外メディアがユン・ヨジョンを米アカデミー授賞式(オスカー賞)助演女優賞の最有力候補の一人に挙げているが、もしアカデミー賞候補に挙がることになれば、韓国俳優初の快挙となる。この作品が海外で好評を博し、賞レースを続けることで、彼女が今後どのような記録を打ち立てるかに注目が集まっている。

実際に彼女は、映画出演後、ハリウッドのジャーナリストらが新たに開催した『2020サンセット・フィルム・サークル・アワード』でも助演女優賞を受賞、最近では米有力メディア『インディワイヤー』が選ぶ『今年最高の女優ベスト13』にも名を連ねている。

映画『MINARI』は1980年代に米国に移住した韓国人家庭にスポットを当てた作品で、自伝的な話を盛り込んでいる。

この作品にはユン・ヨジョンだけでなくスティーヴン・ユァン、ハン・イェリ、ウィル・パットン、アラン・キム、ノエル・ケイト・チョなどの俳優陣が参加した。 A24とPlan Bで製作し、国内での公開日は、まだ具体的に決まっていない。

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