SBS(Netflix)ドラマ『社内お見合い』が日韓で爆発的なヒットを放った。注目の若手俳優アン・ヒョソプとキム・セジョンがダブル主演を務め、気軽に楽しめるラブコメの王道的ストーリーが人気を呼んだ。今では韓流作品のテッパンとなったこのジャンルは、ロコ(ロマンティックコメディーの略称)と呼ばれ親しまれている。そこで今回は、”韓国ロコの原点”とも言われる映画『猟奇的な彼女』を紹介。
SBS(Netflix)ドラマ『社内お見合い』が日韓で爆発的なヒットを放った。注目の若手俳優アン・ヒョソプとキム・セジョンがダブル主演を務め、気軽に楽しめるラブコメの王道的ストーリーが人気を呼んだ。

週の始めに気軽に見られる内容が人気を呼んだドラマ『社内お見合い』。(画像出典:SBS)
今では韓流作品のテッパンとなったこのジャンルは、ロコ(ロマンティックコメディーの略称)と呼ばれ親しまれている。そこで今回は『社内お見合い』を鑑賞して改めてロコの面白さを感じた人へ、”韓国ロコの原点”とも言われる映画『猟奇的な彼女』を紹介したい。
韓国映画に新風を起こした『猟奇的な彼女』
『猟奇的な彼女』は、2001年に韓国で公開されたネット小説を実写化したラブコメディー映画だ。

『猟奇的な彼女』(画像出典:movie.naver)
冴えない大学生の主人公キョヌをチャ・テヒョン、破天荒なキャラクターと美貌が魅力のヒロインをチョン・ジヒョンが務めた本作は、日本でもスマッシュヒットを記録したため、本作で初めて韓流作品に触れた人も多いだろう。
主演の2人は、当時はまだ代表作が少なくフレッシュなキャスティングだったが、本作の大ヒットにより一躍スターに。チャ・テヒョンはその後、映画『過速スキャンダル(2009)』、『神と共に 第一章:罪と罰(2017)』などの話題作で主演、チョン・ジヒョンもドラマ『星から来たあなた(2013)』、『青い海の伝説(2016)』などで主演を務め、現在もトップを走り続ける人気俳優へと成長を遂げている。

泥酔した彼女を助けたキョヌは変態扱いされてしまう。(画像出典:movie.naver)
そんな2人の出世作となった『猟奇的な彼女』は、まさにロコのテッパン要素が詰まった内容が魅力的だ。主人公のキョヌは、泥酔した彼女を助けたものの、変態と間違われて騒動になることから物語が始まる。その後再会し、交際するように。
美人だが横暴な彼女からの無理難題に応え続けるキョヌは、彼女のペースにハマり心奪われていく。だが彼女はなぜそんなにも猟奇的であり、キョヌに執着するのか、彼女の正体は一体誰なのか‥。2人のコミカルなやりとりが微笑ましい一方、どこかミステリアスな彼女の存在が気になってしまう個性的なラブストーリーだ。
前半はコメディー要素全開で観客の心を掴み、中盤では少しずつもつれていく関係性を描き、壮大なクライマックスで着地する。まさに韓流ファンにはお馴染みの王道の展開だが、誰も予想出来なかった衝撃的なラストに、多くの人が驚きと感動を抱いただろう。

彼女はなぜこんなにも猟奇的なのか‥衝撃の展開が。(画像出典:movie.naver)
これまで、韓国映画で描かれてきた恋模様とは一線を画すその内容は大きな反響を呼び、2001年の韓国における観客動員数は2位を記録。
本作が公開された2001年当時、『シュリ(1999)』や『JSA(2000)』のヒットにより勢い付き始めていた韓国映画界では、実力派俳優の起用やスケールの大きな作品がヒットすると考えられていた。ありふれた男女の恋模様を描いた本作は、意表を突いた話題作だったはずだ。
だがその人気の要因は、様々な世代の心に届く”ピュアな恋愛”と”ひねりの効いた見事なストーリー”があったからと言える。以来、ファンタジックな設定の中に笑いや感動、思いもよらぬ展開を詰め込んだラブストーリーが量産されるようになり、『猟奇的な彼女』はその源流として功績を残すことに。
ちなみに本作は、アメリカ、中国等の海外でもリメイクされ、日本では草彅剛と田中麗奈のダブル主演により、2008年にドラマ化され注目を集めた。
現在ハマっている韓流ロコ作品も『猟奇的な彼女』の影響を受けているかもしれない‥そんな目線で見ると、違った角度で様々な作品を楽しむことができそうだ。
公開から21年、未だに色褪せることのない名作『猟奇的な彼女』に再注目し、韓流ロコの法則を自分なりに考察してみては。
I Believe (猟奇的な彼女 OST)
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