10月21日(水)、都内で映画『3ミリの恋』の完成披露上映会が開催され、主演を務める黒川想矢とキム・ジアンをはじめ、早瀬憩、パク・ジファン、大谷亮平、そして全辰隆監督が登壇した。(©Danmee/2026年10月21日撮影)

映画『3ミリの恋』完成披露上映会に登壇した全辰隆監督、早瀬憩、黒川想矢、キム・ジアン、パク・ジファン、大谷亮平(左から)(©Danmee)

11月6日(金)より全国公開される映画『3ミリの恋』。

公開に先立ち、10月21日に都内で完成披露上映会が開催され、主演の黒川想矢、キム・ジアンをはじめ、早瀬憩、パク・ジファン、大谷亮平、そして全辰隆(チョン・ジニュン)監督が登壇した。

『国宝』の黒川想矢と、『破墓/パミョ』に出演したキム・ジアンがW主演を務める本作。全辰隆監督にとって初の長編作品であり、商業デビュー作となる。

今回の上映会では、日韓で行われた撮影の秘話をはじめ、キャスト陣が作品への思いや共演エピソードなどを語った。

キム・ジアンの日本語に黒川想矢も驚き!

冒頭、流暢な日本語で「皆さんこんばんは。ユンスル役のキム・ジアンです。今日はよろしくお願いいたします」と挨拶したキム・ジアン。

黒川は、キム・ジアンとのコミュニケーションについて尋ねられると、撮影現場では手紙を交わしたり、英語の単語を使いながら会話したりしていたと振り返った。

しかし、約1年ぶりに再会したキム・ジアンの日本語が上達していたことに驚いた様子。自身も「勉強しなきゃ」と焦りを感じたことを明かした。

また、黒川がキム・ジアンを「ジアンヌナ」と呼ぶ場面も。2009年生まれの黒川と2008年生まれのキム・ジアンは1歳差で、年下の男性が年上の女性を呼ぶ韓国語の「ヌナ」という言葉からも、2人が親しくなった様子がうかがえた。

まるで本当の学校生活!4人で過ごした充実の時間

撮影中の思い出について、早瀬は荒木飛羽を含めた4人で過ごした日々を回想。

「本当に学校生活を送っているような、4人で楽しく夏休みを過ごしているような、そんなすごく毎日充実した時間を過ごせた」と語り、共演者とのかけがえのない時間を振り返った。

撮影シーンがない日には、4人でショッピングモールなどへ出かけ、少しずつ交流を深めていったという。

このエピソードを聞いた全辰隆監督は、キャストをこの4人に決めてよかったと感じたことを明かした。

さらに監督は、日本での撮影時は初対面ならではのぎこちなさがあった一方、釜山での撮影では、最初の撮影から徐々に打ち解けていく過程も見られると説明。登場人物たちの関係性だけでなく、キャスト自身の距離が縮まっていく様子も、本作の見どころの一つとして挙げた。

釜山では黒川想矢の行きたい場所へ!撮影を通じて深まった交流

韓国での撮影について、キム・ジアンは、唐津での撮影時に黒川たちに案内してもらったことがきっかけとなり、撮影地が釜山へ移った際には、自身も初めて訪れる場所ながら黒川の行きたい洋服店や記念品を扱う店を巡ったと振り返った。

また、ビビンバやピンス(かき氷)を一緒に楽しむなど、撮影以外の時間も共有したという。

パク・ジファンから「ニンジンだね」!?黒川想矢が語った言葉の意味

上映会を前にパク・ジファンと話す機会があったという黒川。そこでパク・ジファンから「黒川君はニンジンだね」と声をかけられたことを明かした。

突然の言葉に「え、ニンジン?」と思ったという黒川。パク・ジファンからは、自分の中で大きなニンジンを育てるのでも、小さなニンジンを育てるのでもなく、自分のサイズや作品に合ったニンジンを育てられてよかった、という趣旨の言葉を贈られたという。

黒川は、この言葉を受けて、自身が育てたニンジンには監督やパク・ジファン、そして「ジアンヌナ」からたくさんの栄養を与えてもらったのではないかと考えたことを語った。

さらに、パク・ジファンは会うたびに素敵な言葉をかけてくれるといい「そのたびにどういう意味なんだろうと考える」と話すと、会場は笑いに包まれた。

パク・ジファンの独特な表現と、そこに込められた意味を自分なりに受け止めようとする黒川の姿が、印象に残る一幕となった。

全辰隆監督が語る、映画『3ミリの恋』に込めた思い

作品のタイトルにもなっている「3ミリ」に込めた思いについて質問されると、全辰隆監督は、韓国と日本の物理的な距離は変わらなくても、心理的な距離は少しずつ近づき、より交流を深めて仲良くなってほしいという願いを込めたと説明した。

「僕の立場から作った映画」と作品への思いを語った監督。シナリオを書き直していく過程で「3ミリ」というキーワードに出会い、タイトルにつながったという。

国や言葉の違いを越え、人と人との距離が近づいていくこと。その願いは、作品のテーマだけでなく、撮影を通じて交流を深めていったキャストたちのエピソードにも重なる。

最後にキム・ジアンは、本作にはロマンス以外にも多くのメッセージが込められていると語り、鑑賞中や鑑賞後に、そのメッセージについて考える時間を持つことで、映画をより深く楽しめるのではないかと呼びかけた。

そして「映画を楽しんでいただければうれしいです」と日本語で締めくくり、会場に温かな余韻を残した。

日韓の撮影現場で育まれたキャスト同士の絆と、人と人との距離について考えさせられるメッセージが込められた映画『3ミリの恋』は、11月6日(金)より全国公開。

映画『3ミリの恋』2026年11月6日(金)全国公開!

映画『3ミリの恋』2026年11月6日(金)全国公開!(©2026「3ミリの恋」製作委員会)

【STORY】
佐賀県唐津市で、釣りに明け暮れながら高校生活を送るタツヒコ(黒川想矢扮)。夏休み目前のある日、タツヒコのクラスに釜山からの留学生ユンスル(キム・ジアン扮)がやってくる。

ユンスルはなぜ、留学先に唐津を選んだのか――?そこには、日本と韓国を結ぶある一枚の写真が関係していた。

少しずつ仲良くなっていく二人だったが、タツヒコの何気ない言葉がユンスルを傷つけ、翌日ユンスルは突然、韓国に帰ってしまう。そんな中、歴史の教科書に日本と韓国の地図を見つけたタツヒコは、唐津と釜山の距離を定規で測ってみる。

それはたった“3ミリ”だった。そしてタツヒコはある決断をすることに――。

出演:黒川想矢、キム・ジアン、荒木飛羽、早瀬憩、ソウジ・アライ、パク・ジファン、チャン・へジン、チェ・ドクムン、MEGUMI、一ノ瀬ワタル、大谷亮平
監督・脚本:全辰隆(チョン・ジニュン)
音楽:ノ・ヨンシム
主題歌:Leina「3ミリの恋」(MASTERSIX FOUNDATION/Sony Music Labels Inc.)
製作:吉村文雄、金子保之
企画・プロデュース:小杉宝
プロデューサー:吉原裕幸、野田あかり、田口雄介、パク・ジュンホ
ラインプロデューサー:三橋祐也、ホ・ソンジン
音楽プロデューサー:津島玄一
撮影監督:イム・ウォングン
照明:キム・ヒョリム
録音:ソ・ジフン
整音:伊藤裕規
音響効果:大塚智子
編集:森下博昭、全辰隆
美術監督:福島奈央花、パク・ジェヒョン
装飾:森公美
衣裳:椎名倉平、キム・ハギョン
ヘアメイク:佐々木愛、チョ・テヒ
助監督:満岡克弥、イム・ジンスン
制作担当:べ・ギョンラン、イ・ドンヒョン
制作プロダクション:東映東京撮影所
共同制作:ADRENALINE PICTURES
プロダクション協力:ダブ
配給:東映 東映ビデオ
韓国配給:BY4M
©2026「3ミリの恋」製作委員会
2026年/104分/カラー/シネスコ/5.1ch
公式HP:3mmlove-movie.com
公式X・TikTok:@3mm_love_movie
Instagram:3mm_love




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