• 俳優のユ・アインが、検査の結果、プロポフォールと大麻の陽性反応に続き、“第3の麻薬”類の成分も検出された。
  • 韓国では「もう復帰は無理なのでは?」という声が非常に多く上がっている。
  • とりわけ非難が多い理由は、彼がこれまで築いてきた“常識人”のイメージが大きく影響している。
世間からの非難が強まっている、ユ・アイン

世間からの非難が強まっている、ユ・アイン (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

最近、麻薬類管理法違反の疑いで警察の取り調べを受けたことが明らかになった、俳優のユ・アイン

韓国メディアは、国立科学捜査研究院の検査の結果、彼の毛髪から、向精神薬であるプロポフォールと大麻の陽性反応に続き、“第3の麻薬”類の成分も検出されたと報じている。

さらに去る2月25日、チャンネルAのニュースでは、2021年1月4日から12月23日までの約1年間で、プロポフォールを73回投薬したことも伝えられた。

この回数から投薬頻度は月に6回、週1回以上であったことが予想でき、その投薬量は合計で4,400mlに達するという。

プロポフォールは睡眠麻酔剤として使用されるが、中毒性が強いため麻薬類に分類されており、医療目的でない使用は不法とされている。

韓国の*食品医薬品安全処でも、簡単な施術・診断のためのプロポフォール投薬回数は月1回を超えないことが望ましいと勧告している。

*食品と医薬品に関して、臨床実験や安全検証等を行い、国民の健康に有益であったり有害な食品、医薬品の分類、告示、取り締まり等の業務を担う機関(出典:namu.wiki)

彼がプロポフォール常習者だったという事実は、世間に大きな衝撃を与えている。

韓国芸能界では、これまでも度々薬物使用の疑いにかけられたスターらが多いが、自粛期間を経た後、すでに復帰しているスターもいる。

そのためファンの間では、ユ・アインの早い復帰を期待する声もあるものの、連日の報道の影響から、韓国のオンラインコミュニティーでは「もう復帰は無理なのでは?」という反応が非常に多い。

その理由は、過去の事例と比べ、ユ・アインは投薬回数が圧倒的に多いこと、またプロポフォールや大麻そして“第3の麻薬”など、手を出した薬の種類が多いこと。

韓国メディアは「復帰をしても、地上波3社をはじめとする多くの放送局で、出演停止の芸能人名簿に載る可能性が高く、事実上活動が不可能なものと予想される」と伝えており、彼は大きな処罰を避けられないと見られている。

韓国では「復帰は無理では?」という反応が多く上がっている

韓国では「復帰は無理では?」という反応が多く上がっている (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

さらに過去の薬物疑惑が浮上したスターらと違い、とりわけユ・アインへの非難が倍増している理由は、彼がこれまで作り上げてきたイメージも大きく影響している。

圧倒的な高い演技力を持つ彼は、ドラマや映画など作品ごとに異なる雰囲気やオーラを見せつけ、演技派俳優として活躍していた。

一方で、執筆活動も行っており、自身が書いた詩やエッセイなどを雑誌に寄稿したり、オンラインコミュニティーに掲載している。

SNSではストレートな発言が時に議論を生んだこともあるが、彼が発する率直な言葉は、“ユ・アイン語録”として注目されたことも。

またファッショニスタとしても有名な彼は、ファッションの知識も格別。芸術分野にも詳しい彼は、様々な活動を通して自身のイメージを形成していった。

そして彼の世界観や存在感は、まさに“ユ・アイン”という独自の強いブランド力となり、彼のアイデンティティーになっていく。

しかし、そんな彼が築き上げた“ユ・アイン像”が、今大きく崩れ始めている。

今まで芸術や社会の常識を語ってきた彼が、まさかの薬物常習者だったことに世間はがっかり。

一部のネットユーザーからは「チキンだって、年に70回は食べないよね」「私は一人暮らしだけど、去年は出前を56回頼んだ。73回投薬って‥」など、彼を揶揄する声も上がっている。

知識が豊富で聡明なイメージが持たれていた彼は、今となってはそれが、社会の全てを知っているかのような上から目線の強気な発言だったと指摘する人も。

彼自身がこれまで作り上げてきた“立派なイメージ”が、今の彼の足かせとなり、自身への非難と逆風を強めている。

酒井知亜

韓国のデパ地下が大好き、酒井知亜です。韓ドラファン歴が長いですが、主にK-POP関連の記事を発信しております。韓国SNSで話題の最新イシューやスターの気になる素顔などを、読者のみなさんにわかりやすく伝えることをモットーに奮闘中です。

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