久しぶりの正統派時代劇である、KBS1 TVドラマ『太宗 イ・バンウォン』は、12月11日に初回が放送された。初回の視聴率は、韓国の視聴率調査会社ニールセンコリアの全国基準で8.7%を記録し、スタートから並々ならぬ反応を得た。
久しぶりの正統派時代劇、KBS1 TVドラマ『太宗 イ・バンウォン』が、12月11日に初回が放送された。
視聴率は、韓国の視聴率調査会社ニールセンコリアの全国基準で8.7%を記録し、スタートから大きな反響を呼んでいる。
この日の放送では、イ・ソンゲ(キム・ヨンチョル扮)の*威化島回軍の決定後、反逆者の烙印を押されて逃亡者となったイ・バンウォン(チュ・サンウク扮)と、その家族の危機が描かれ、お茶の間に緊張感を与えた。
*威化島回軍(いかとうかいぐん):高麗末期の1388年、遼東攻伐軍の将軍であったイ・ソンゲが起こした政変。
特に、高麗の名将であり忠臣であるチェ・ヨン(ソン・ヨンテ扮)が、威化島で回軍したイ・ソンゲと対峙したシーンでは、1分当たりの最高視聴率が10.4%まで上昇。
放送初回からチュ・サンウク、キム・ヨンチョル、パク・ジンヒ、イェ・ジウォンをはじめとする、俳優の名演でスピード感ある展開と、現場にいるようなリアルな映像で視聴者を魅了した。
KBSで5年ぶりに放送される大河ドラマであり、全32部作だ。
本作を執筆しているのは作家のイ・ジョンウで、2010年KBS1『戦友~レジェンド・オブ・パトリオット~(2010)』の脚本を担当後、約4年振りに執筆したのがイ・ジュンギ主演のKBS2ドラマ『朝鮮ガンマン(2014)』。KBS2(Netflix)『最強配達人~夢みるカップル~(2017)』以来の執筆となる。
中でも『朝鮮ガンマン』では、同時間帯にMBCで『大丈夫、愛だ』のノ・ギヒョン作家とベテラン作家チュ・チャンオクの共同脚本である『運命のように君を愛してる』が放送されていたのだが、視聴率対決では勝利を収め、大金星を手にした。
またKBSドラマ制作関係者は当時、「『朝鮮ガンマン』の現場には、*ページ台本が1枚もない。徹底した調査で執筆されたものであり、内容も期待以上の面白さだ」と称賛している。
*ページ台本:撮影が始まってから、作家が追加で執筆し現場に届く台本のこと。
高麗という旧秩序を崩壊させ、朝鮮という新たな秩序を作り上げていった麗末鮮初時代、誰よりも朝鮮の建国を先導したリーダー、イ・バンウォンの姿に新しくスポットライトを当てたドラマで、毎週土曜日の午後9時40分より、韓国で放送されている。
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