キム・スヒョンを主役に迎え、イ・ミョンウ監督の司法制度ドラマ3部作の3作目にあたる『ある日~真実のベール』が、ついにベールを脱ぐ。芯のある脚本、優秀な制作陣、韓国を代表する俳優陣で作り上げたリアルな司法ドラマに、視聴者は今から期待が膨らんでいる。 (記事・写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

“心臓を揺さぶる、2021年のラストを飾るドラマ”

Coupang Play(ク―パンプレイ)シリーズ『ある日~真実のベール』がいよいよ初公開され、ハードコア犯罪ドラマの新しい歴史を描く、本作の鑑賞ポイントが明かされた。

11/26『ある日』の制作発表会が行われた

11/26『ある日』の制作発表会が行われた(左から)チャ・スンウォン、イ・ミョンウ監督、キム・スヒョン、キム・ソンギュ。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

11月27日(土)0時(26日夜中の12時)に初公開となった、Coupang Playシリーズ『ある日~真実のベール(以下『ある日』)』(監督:イ・ミョンウ、制作:Chorokbaemメディア、THE STUDIO M、GOLD MEDALIST)は、平凡な大学生から、一夜にして殺人容疑者になってしまったキム・ヒョンス(キム・スヒョン扮)と、真実を問わない三流弁護士のシン・ジュンハン(チャ・スンウォン扮)の激しい生存を描いた全8話のハードコア犯罪ドラマだ。

『ある日』は、先立って公開されたポスターやスチールカット、予告映像などを通じて、2021年のラストを華やかに飾るウェルメイドドラマの誕生を知らせ、最大の関心事となっていた。

これに関連し、3大柱である演出、演技、舞台装置の『ある日』の鑑賞ポイントを3つまとめて紹介したい。

鑑賞ポイント1 イ・ミョンウ監督の司法制度3部作

一夜にして平凡な大学生から殺人容疑者へ‥

キム・スヒョンは一夜にして平凡な大学生から殺人容疑者へ‥。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

SBS『熱血司祭(2019)』のように、陽気で楽しい作品から、濃厚なメッセージを盛り込んだSBS『パンチ~余命6ヶ月の奇跡(2014/以下、パンチ)』『耳打ち~愛の言葉~(2017/以下、耳打ち)』まで、ジャンルを問わない演出力を見せたイ・ミョンウ監督は、『パンチ』と『耳打ち』に続く『ある日』で、司法制度ドラマ3部作を完成させる。

『パンチ』と『耳打ち』で、司法制度の最上位階層の欲望と闘争の話を描いたイ・ミョンウ監督は、『ある日』を通して、法曹界カルテルの前では無力で基本的な防御権さえ保障されない、最下位階層の生存についてをテーマに扱い、胸にぐっと刺さるメッセージを伝える。

“正義”という概念が、それぞれの立場や状況に応じて変貌する皮肉な状況であることを投げかけ、視聴者と共に悩み、視聴者が話者となる魔力をプレゼントする予定だ。

鑑賞ポイント2 演技派俳優の総出動

果たしてヒョンスの容疑は晴れるのか?

果たしてヒョンスの容疑は晴れるのか‥?(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

名実ともにグローバルなトップ俳優、キム・スヒョン、チャ・スンウォンはもちろん、しっかりした演技力と強烈な個性で人気俳優としての足場を固めたキム・ソンギュまでが名を連ねる。

『ある日』は、韓国を代表する演技派俳優たちの総出動で、最高の演技が堪能できると予告。キム・スヒョンは一夜のあやまちで、翌朝には大学生から殺人容疑者へと人生が変わってしまった青年キム・ヒョンスを演じ、幅広いスペクトルでヒョンスになりきった。純粋と恐怖、堕落と怒り、口惜しさと咆哮まで、究極の感情を吐き出し、熱演を繰り広げる。

変身を恐れない果敢さで、作品ごとに新たな姿を見せてくれる千の顔を持つチャ・スンウォンは、真実を問わない三流弁護士シン・ジュンハンに扮し、ひと味違う顔を付ける。

三流弁護士の、取るに足りない生活力を最大限に生かすため、すっぴんに加えて長く伸ばした髪とあごひげを蓄えた。味わいある生活演技と瞬間瞬間に際立つ緻密さで、これまで見られなかった演技を期待させる。

Netflixシリーズ『キングダム』で、骨太俳優として大衆に名が刻まれたキム・ソンギュは、刑務所内の絶対的権力者であり、法の上に君臨するト・ジテ役としてドラマの緊張感を引き出す。独特な雰囲気で、圧倒的カリスマを完成させた彼が、雰囲気の違う悪役を作り出した。

そんな3人が見せる強大なトリプルケミ(相性)は、作品の興味を増幅させるばかりだ。

安定的でホッとさせる演技で並外れた活躍を繰り広げるイ・ソル、現在話題のNetflixシリーズ『地獄が呼んでいる』で、何かに取りつかれたような演技で話題の中心になったキム・シンロク、存在感爆発のヤン・ギョンウォン、キム・ホンパ、パク・ユンヒ、ソ・ヒジョン、ソ・ジェヒ、キム・ヨンアなど、ベテラン俳優陣が出演し、ドラマをさらに盛り上げる。

鑑賞ポイント3 没入度を高める完全型アートビジュアル

チャ・スンウォンとキム・スヒョン、お茶目なポーズで撮影に応じる

チャ・スンウォンとキム・スヒョン、ドラマでは見られないお茶目なポーズで撮影に応じる。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

『ある日』はドラマの主人公であり、話の中心であるキム・ヒョンスの壮絶な心理をそのまま表現した、完成型アートビジュアルで、視聴者たちに様々な見どころを提供する。

全国を歩き回り、刑務所をリサーチしたと明かしたイ・ミョンウ監督は、ロケとセットの違いを限りなく減らすため、セットチームとかなり苦労したと言及。新型刑務所のモデルと、我々がTVや映画で見慣れている刑務所を組み合わせて作ったセットは、実物と見まごうほどリアルだという。

また刑務服や照明などは、挫折のどん底に置かれたキム・ヒョンスの悔しい心情を盛り込み、湿っぽい感じを維持する緻密さを見せた。カメラに収まったキム・ヒョンスの視線を多様化し、主人公に共感と疑いを同時に抱かせるよう設計するなど、最強の没入感を作り上げたと自信を見せる。

制作陣は「しっかりしたストーリーから、最高の演出、捨て身の熱演、感情を導くリアルなビジュアルまで、全ての興味の要素が集約された『ある日』が、ついに27日初公開される」とし「11月27日0時、初回からパワーインパクトが降り注ぐ『ある日』に大きな期待をお願いしたい」と伝えた。

キム・スヒョンを主役に迎え、イ・ミョンウ監督の司法体系を扱った第3作目として話題を集めるCoupang Play『ある日』は、11月27日(土)0時(金曜夜24時)に初公開され、毎週土・日0時に、週2回、全8話で放送される。日本では、Amazon Prime Video(アマゾン・プライムビデオ)で独占配信される。

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キム・スヒョン

キム・スヒョンは韓国の俳優。所属事務所はゴールドメダリスト。1988年2月16日生まれ。

デビュー作は、ドラマ『キムチ・チーズ・スマイル』(2007)。

ドラマ『ドリームハイ』(2011)で初めて主演を務め一躍注目を浴び、2012年2番目の主演ドラマ『太陽を抱く月』では初めて時代劇に挑戦、視聴率40%を越える国民ドラマとなり、名実ともにトップスターになった。

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