- 韓国のロマンス時代劇は、多くのドラマファンに愛されているジャンルの1つ。
- 史劇ならではの障害が、恋模様をよりドラマチックにして盛り上げる。
- 制限が多くなかなか思うように恋が発展しない宮内を舞台にした、来週から日本のテレビで観られるロマンス時代劇を紹介する。
韓国ドラマのなかでも、特に愛されているジャンルの1つがロマンス時代劇だ。
現代劇も多くの人を魅了してやまないが、時代劇は史劇ならではの背景や設定が、恋模様をさらにドラマチックにして観る者を惹きつける。
たとえば、定番設定である身分格差の恋は、男女の間に立ちはだかる身分という壁がストーリーをより一層盛り上げ、視聴者は恋の行方を見届けたくなる。
特に、王や世子などが登場する宮内を舞台にした作品は、その立場などから制限が多く恋愛に障害がつきもの。時に、権力争いなども複雑に絡み合い、なかなか思うように恋が発展しないのも醍醐味といえる。
そこで本記事では、韓ドラファンを虜にする宮内での禁じられた恋を描いたロマンス時代劇で、来週から日本のテレビで観ることのできる作品を4つ紹介する。
雲が描いた月明り (KBS/2016)
『雲が描いた月明り』は、ツンデレ世子と、訳あって幼い頃から男装して生きてきたヒロインが繰り広げる恋物語。イケメン俳優パク・ボゴムと、子役から演技力を磨いてきたキム・ユジョン主演作だ。
ひょんなことをきかっけに内官になったヒロインと、厳格な規則が存在する宮内で生きる世子という、身分も置かれた立場も異なる2人が徐々に惹かれ合うストーリーで、そこにさらにもう1つ障害がプラスされてなかなか恋がうまくいかない。
また、互いを大切に想うからこそ悩む姿はなんとも切なく、適度なじれったさも2人のロマンスを盛り上げている。
●日本初回放送情報:KBS World/2025年5月4日(日) 22:30~深夜3:50
●番組ページ:https://www.kbsworld.ne.jp/program/detail?prSn=1210
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
画像出典:KBS
雲が描いた月明り
時代劇/ラブコメディ
KBS/2016/全18話
あらすじ
ツンデレ王のイ・ヨン(パク・ボゴム扮)と、恋愛相談家のホン・ラオン(キム・ユジョン扮)が繰り広げる時代劇ラブコメディ。幼少期から男装をして生きているラオン。彼女は恋愛相談家として生計を立てている。ある日、代筆を頼まれ恋文を送っていた相手と会うことに。しかしその人物は、この国の世子ヨンで・・。
パク・ボゴム、キム・ユジョン、ジニョン、チェ・スビン、クァク・ドンヨン 他
最高視聴率23.3%を記録した本作。主演のパク・ボゴムは「第5回アジア太平洋スターアワード」で男性新人賞、「第1回アジアアーティストアワード」でAAAアジアスター賞、AAAベストスター賞(俳優部門)、「2016KBS演技大賞」で男性最優秀賞、ベストカップル賞、ネチズン賞、「第53回百想芸術大賞」でTV部門男性人気賞、「第12回ソウルドラマアワード」で韓流ドラマ男性演技者賞を獲得した。
「軽い気持ちで観られる」
「主演のパク・ボゴムに合った役柄」
「ストーリーが分かりやすい」
予告映像
動画出典:NBCユニバーサル アジア
赤い袖先 (MBC/2021)
『赤い袖先』は、愛よりも国が優先だった朝鮮第22代国王イ・サンと、自らの人生を自分で選択しようとする宮女の切ないラブストーリー。ジュノ(2PM)の威厳と色気溢れる熱演、そして芯の強い女性を見事に描き出したイ・セヨンの演技が大きな話題を呼んだ大ヒット作だ。
王と宮女という禁断の恋にそれぞれの生き様や考え方が相まって、決して順調とはいえない恋の道のりが、ある種現代劇のようなすれ違いを感じさせる物語。
特に、ヒロインを通して宮女の人生に切り込んでおり、自身の道を自分の足で歩こうとするヒロインの姿勢が恋の弊害となり、心の変化や彼女を一途に想い続けるイ・サンの姿と相まって、既存の史劇にはない面白みをプレゼントしてくれる。
●日本初回放送情報:アジアドラマチックTV/2025年5月2日(金) 15:30
●番組ページ:https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011158/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
画像出典:MBC
赤い袖先
ロマンス/時代劇
MBC/2021/全17話
あらすじ
粛清により一族が没落し、宮中で宮女として仕えることとなったソン・ドクイム(イ・ソラ/イ・セヨン扮)。同じく朝鮮王朝21代国王英祖の孫、イ・サン(イ・ジュウォン/ジュノ扮)は悲劇的な出来事で父を失い、宮中で孤独な時間を過ごしていた。ある夜、サンはドクイムの巧妙な計らいによって窮地を脱する。その時の出会いが、サンの心に淡い感情を芽生えさせるが、運命は2人を再び引き裂いてしまう。数年後、成長したドクイムは聡明さを発揮し、尚宮たちから注目を浴びながらも、自らの生き方を模索していた。ある日、彼女は走っている最中に足を踏み外し、近くにいた世孫を巻き込んで池に転落する。ドクイムは反省文を書くよう命じられるが、中へ入ってきた世孫を司書と勘違いし、無礼な態度で彼を追い返してしまう。怒り心頭の世孫は何度も書き直しを要求し、その過程で2人は徐々に心を通わせていき・・。
イ・ジュノ、イ・セヨン、カン・フン、イ・ドクファ、パク・ジヨン 他
17.4%
「思ったより難しくない時代劇」
「宮女の人生にもフォーカスを当てていて新鮮だった」
「とにかく泣ける」
予告映像
動画出典:KNTV
王になった男 (tvN/2019)
『王になった男』は、王の影武者になった道化師が、国王として生きていくなかで、次第に本当の王になって国を変えたいと願うようになる物語。映画版『王になった男』(2012)をリメイクしており、ドラマ版では王妃とのロマンスの分量が大幅に増やされた。
子役から演技力を磨いてきたヨ・ジングとイ・セヨンがとびきりのラブストーリーに仕上げており、正体を隠さなければならないなか両者の想いは深まっていき、結ばれるはずのないラブストーリーの行方が気になる作品。
また、許されない恋に葛藤しつつも、想いを押さえきれないキャラクターの感情を見事に描き出したヨ・ジングの熱演が、禁断の恋を大いに盛り上げる。
●日本初回放送情報:チャンネル銀河/2025年5月1日(木) 4:00〜5:30
●番組ページ:https://www.ch-ginga.jp/detail/ouninattaotoko/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
画像出典:tvN
王になった男
時代劇
tvN/2019/全16話
あらすじ
王イ・ホンと同じ顔を持つ道化師のハソンが、王の替え玉となったことから始まる時代劇。
ヨ・ジング、イ・セヨン、キム・サンギョン、チョン・ヘヨン、チャン・グァン 他
10.9%
「1話から物語に引き込まれる」
「とても観やすかった」
「早く観ればよかったと後悔」
予告映像
動画出典:PLAN Kエンタテインメント
カンテク~運命の愛~ (TV朝鮮/2019)
『カンテク~運命の愛~』は、双子の姉を殺した犯人を捜すためにカンテク(妃選びの儀)に参加した女性と、初恋の人を忘れられない王が繰り広げる物語。『オクニョ 運命の女』(MBC/2016)など史劇での活躍が目立つチン・セヨンと、『社内お見合い』(SBS/2022)に出演し、日本でさらに知名度をアップしたキム・ミンギュが主演を務めている。
身分や正体を隠すヒロインと、彼女を初恋の相手だと思っている王、妃候補たちによる妨害、過去の因縁など、その他様々な要素が複雑に絡み合って誤解や葛藤を産み、一筋縄ではいかない恋物語がスリリングだ。
また韓ドラお決まりの設定である三角関係も登場してより複雑に。数多くの障害をどう乗り越えていくのか、最後まで目が離せない。
●日本初回放送情報:BSテレ東/2025年4月30日(水)
※編成の都合により放送日・作品に変更が生じる場合があります。
画像出典:TV朝鮮
カンテク~運命の愛~
時代劇/ロマンス
TV朝鮮/2019/全16話
あらすじ
時は、19世紀。朝鮮王朝の王イ・ギョン(キム・ミンギュ扮)は、親迎行列中に銃で撃たれ、王妃とともに命を落とす。一方、王たちが銃殺されたと耳にした巫女のカン・ウンボ(チン・セヨン扮)は以前、銃売人の情報を売ったことを思い出し・・。
チン・セヨン、キム・ミンギュ、イ・シオン、ト・サンウ、イ・ヨルム 他
6.3%
「よくあるストーリー」
「内容は薄い感じ」
「最終回は感動」
予告映像
動画出典:TCEchannel
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