新型コロナウイルスの流行により、自宅で楽しめる娯楽として利用者が急激に増加した、動画配信サイトのNetflix(ネットフリックス)。しかし、韓国では2021年上半期だけで利用者が100万人も減少したという。その理由とは。

世界中を恐怖に陥れた、新型コロナウイルス。この流行により外出自粛を余儀なくされ、多くの人が”巣ごもり生活”を送ることになった。

その結果、動画配信サイトのNetflix(ネットフリックス)は自宅で楽しめる娯楽として注目を集め、利用者が急激に増加。現在ではテレビを脅かすVODプラットフォームにまで成長を遂げている。

特に、ネットフリックスがアジア地域で急成長を遂げた主な理由は、韓国ドラマだろう。

日本で一大ブームとなった『愛の不時着』や『梨泰院クラス』をはじめ、『青春記録』や『サイコだけど大丈夫』、『ザ・キング 永遠の君主』や『キム秘書はいったい、なぜ?』など、数々の韓国ドラマが高い人気を誇っている。

ドラマ『愛の不時着』、『梨泰院クラス』は日本で一大ブームとなった

日本で一大ブームとなったドラマ『愛の不時着』、『梨泰院クラス』(画像出典:tvN、JTBC)

日本では依然として人気を集めているネットフリックスだが、韓国では2021年上半期だけで利用者が100万人も減少したという。

今年1月、韓国のネットフリックスユーザー数は899万3785人とピークに達していた。
しかしその後、緩やかではあるものの4カ月連持続で減少傾向を見せ、5月時点でのユーザー数は791万人にまで減ってしまう。

韓国のデータ会社によると、今年、韓国ユーザーがネットフリックスで最も多く見たテレビドラマや芸能番組のうち、10位内に入ったネットフリックスオリジナルシリーズは、イギリスのドラマ『ブリジャートン家』しかないという。本作はネットフリックス史上、最大のヒット作との呼び声が高い作品とあって、韓国でも流行の兆しを見せていたようだ。

つまり、業界ではユーザー数が減った原因を「面白いものがない」、「見たい作品がない」ためと見ている。

『キングダム:アシンの物語』は今月23日にNetflixにて公開される

今月23日には『キングダム』シリーズの外伝、『キングダム:アシンの物語』が公開される(写真提供:©スポーツ韓国、画像出典:Netflix)

OTT(オンライン動画サービス)に成長したネットフリックスであるが、コンテンツ制作には一歩遅れて参加となった。その結果、ライバル会社に押され、厚いファン層を獲得する作品がないということも、ユーザー数が減少した原因の1つと指摘されている。

ネットフリックスはここ3年間、アジアコンテンツに対して20億ドル(約2,095億円)もの投資をしてきた。その中でも、韓国コンテンツへの投資額は2021年だけで8億ドル(約838億円)に上るとも言われている。

韓国コンテンツの可能性を高く見積もり、アジア攻略の糸口をこれに絞ったためだろう。しかしその結果、韓国コンテンツは勢いづいているが、肝心のユーザーは離れてしまった。

韓国国外では韓国ドラマの人気によりネットフリックスがいまだ大流行しているが、韓国国内においてはそれほどの熱気を帯びていないようだ。

だが、ネットフリックスも負けてはいない。
今月23日には世界的人気を集めたオリジナルコンテンツ『キングダム』シリーズの外伝、『キングダム:アシンの物語』の公開を控えている。

果たしてNetflixがこの危機を乗り切ることができるか、その行方が注目される。








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