Netflix最高の話題作、’キングダム2’がついに公開となった。韓国型ゾンビ時代劇と呼ばれ、衝撃的なおぞましさに度肝を抜かれた’キングダム’の続編だ。だが本作は待望の続編という以外に、’新型コロナウイルス’、’慶尚北道’という2つのキーワードでも注目を浴びている。果たしてこれが意味するものとは?

世界中のファンが待ち望んでいたNetflix最高の話題作、’キングダム2(킹덤2)’がついにベールを脱いだ!

圧倒的な世界観やスペクタクルな見どころはもちろん、俳優チョン・ジヒョン(전지현)、アン・ジェホン(안재홍)という新たな顔ぶれも増え、より一層の魅力を増した’キングダム シーズン2’。

キングダム シーズン2

待望の続編、’キングダム シーズン2’が公開された(写真提供:©スポーツ韓国 画像出典:Netflix)

去る3月13日、Netflixオリジナルシリーズ’キングダム シーズン2′(以下’キングダム2′)が世界190ヵ国で公開された。
‘キングダム2’は死者が蘇り生き地獄と化した朝鮮で、王権を貪るチョ一家の貪欲さと誰も信じられなくなってしまった世子(王位継承者)イ・チャンの血の死闘を描いたミステリースリラーだ。

2019年には韓国で最も愛されたNetflix作品の1位を獲得し、ニューヨークタイムズが選定した’2019最高のインターナショナルテレビショー10’に選ばれたことがある。
韓国的な要素をたっぷり溶け込ませた’キングダム’ならではの独特な世界観が好評を博し、ニューヨークタイムズは「韓国時代劇の慣習を破壊した作品だ。16世紀の王朝を舞台に繰り広げられる政治的陰謀とゾンビに変わる疫病、そして身分階級ドラマを加えたホラーアドベンチャー作品」と絶賛している。

一方、世界的な注目を浴びているのは作品の素晴らしさだけではなく、’キングダム2’は別の角度からも熱い視線が集まっている。
その鍵を握るのが、現在、世界的蔓延により大きな問題となっている’新型コロナウイルス’と、韓国’慶尚北道’という土地だ。

‘キングダム2’では、’慶尚北道’でゾンビたちによる襲撃が行われ、現実世界では、’慶尚北道’で新型コロナウイルス感染者の最多数が記録された。
劇中ではゾンビが、現実世界ではゾンビの如く新型コロナウイルスが蔓延しパンデミック化している、’慶尚北道’という場所。これはただの偶然なのか、はたまた因縁なのか…。

慶尚北道の地図

慶尚北道の地図.. 韓国全土の’新型コロナウィルス’感染者の87%を占めている(画像出典:wikipedia)

また、米メディアの記者が書いた’パンデミック宣言を心配する? あなたがキングダムを見なければならない理由’というレビューでも同じような指摘がされている。
レビューには「新型コロナウイルスに対する恐怖が広がる中、ゾンビ大流行ドラマを見るのはとても現実的だった」とし、「今は城門を襲撃するゾンビの群れはないが、新型コロナウイルスが世界的にパンデミック宣言がなされ、人々の恐怖はますます高まっている」と書かれている。続いて「変に聞こえるかもしれないが、’キングダム2’を見ると新型コロナウイルスはほんの酷いウイルスに過ぎないという事実に安堵する」とも述べている。

この奇妙な共通点が作品の持つ未知なる恐怖と相まって更なる注目を集めているようだ。

'キングダム2'

出演陣の迫真の演技が不気味さを増幅させる’キングダム2′(写真提供:©スポーツ韓国 画像出典:Netflix)

昨年公開されたシーズン1が飢えから始まる疫病を中心に描かれたストーリーだったとしたら、シーズン2は血筋(血統)、復讐、争い、争奪、暗闘などが調和した’血’をテーマに描かれ、さらに壮大なスケールと深みを披露している。

脚本家キム・ウニは、これに先立ち公開された制作記映像で「’死んだ者が蘇り生き地獄と化した朝鮮で、階級内の者がどんな選択をし、どんな方法でこの危機を乗り越えるか’について深く悩み、シーズン2を完成した」と語った。
絶えず押し寄せる生死役=’キングダム’シリーズに登場する韓国型ゾンビと、より強い貪欲を剥き出しにするチョ氏に立ち向かうキャラクターらの選択と信念については「各キャラクターが最も賢明な選択をしてくれたと思う」と説明した。