7月18日、日本だけでなく、韓国でも大きな衝撃が走った。俳優の三浦春馬さんが、急逝したという一報が入ったからだ。現状、各報道では自殺と発表されているが、事務所の公式発表は今後されるという。

7月18日土曜日、普通の週末のはずだった。

しかし一転、日本の芸能界を揺るがす衝撃的なニュースが飛び込んできた。俳優の三浦春馬さん(享年30歳)が亡くなったという報道が駆け巡ったのだ。

三浦さんは今冬上演予定だったミュージカル『イリュージョニスト』の出演が決まっていた。

三浦さんは今冬上演予定だったミュージカル『イリュージョニスト』の主演が決定していた。(画像出典:イリュージョニスト 公式Twitter)

そして日本からアジア、世界へと彼の訃報が伝えられると、各国の著名人がSNSなどで哀悼の意を表明した。

三浦春馬さんは、子役として俳優人生をスタート。主だった活動はテレビドラマや映画だったが、2009年に岸谷五朗、寺脇康文が主宰する地球ゴージャスのプロデュース公演『星の大地に降る涙』で初舞台を踏んで以降、生のステージへも精力的に出演していた。

2015年には『地獄のオルフェウス』で翻訳劇に挑むと、翌年にはトニー賞受賞者であるハーヴェイ・ファイアスタイン脚本によるブロードウエイ・ミュージカル『キンキーブーツ』の主演、ローラを務める。

持って生まれた長身と美声を生かし、本場と遜色のない強烈な演技力を見せつけた。

彼の訃報を知った『キンキーブーツ』の演出と振付を手掛けたジェリー・ミッチェルは、自身のインスタグラムに三浦さんと撮った写真と「愛と祈りをキンキーブーツの会社、家族、友人、そして愛するハルマのファンに送ります。 R. I. P.三浦春馬」と追悼コメントを掲載。

主演の三浦春馬さんと笑顔で記念ショットに写るジェリー・ミッチェル。

主演の三浦春馬さんと笑顔で写真に写るジェリー・ミッチェル。(画像出典:ジェリー・ミッチェル 公式Instagram)

そして韓国ミュージカル界で活躍している俳優のキム・ジウも、自身のインスタグラムで三浦春馬さんと4年前に交流したことを懐古しながら、彼の早すぎる死を悼んだ。

キム・ジウは韓国版『キンキーブーツ』でローレン役(日本ではソニンが演じている)を演じた。

「ローレンとして楽しく公演を終えると、控室に見たことのある男性が入ってきました。それが三浦春馬さんでした」と伝え「私のヘタな日本語で『公演は楽しめましたか?』と尋ねると、『最高でした!』と親指を立ててくれました。違う言語で公演をしているけれど、同じ気持ちでキンキーブーツを共に作り、彼が公演を愛している気持ちがひしひしと伝わってきて胸がいっぱいになりました」と当時を振り返った。

そして「記事を見て信じたくありませんでしたが、なんだか眠れません。心より故人のご冥福を祈ります。RIP」と締めている。

キム・ジウは三浦さんのローラの写真と共に哀悼の意を表した。

キム・ジウは三浦さんと、ローラの写真と共に彼へ哀悼の意を表した。(画像出典:キム・ジウ 公式Instagram)

他人から見れば順調な役者人生のようだった。しかし人の心は誰にも分からない。分からないからこそ、残された人々の、彼の異変に気付けなかった(それ自体も傲慢なことかもしれない)後悔はいかばかりか‥。

今後、日本の俳優界を背負って立つ人物として名を挙げられ、ともするとフィールドを世界へと広げていたかもしれない三浦春馬さん。彼がさらに年を重ね、渋みを増して見せてくれるはずだった演技が見られないことが、心より残念でならない。