- 2006年の大ヒット韓国ドラマ『宮~Love in Palace~』が、今年20周年を迎えました。
- 日本でも絶大なる支持を得て、第1次韓流ブーム後の韓ドラ人気を支えた作品。
- しかし、本国では賛否両論を巻き起こし、制作陣を悩ませるほどの悪評がありました。

『宮~Love in palace』(画像出典:MBC Drama)
2006年1月に韓国で放送された大ヒットドラマ『宮~Love in Palace~』(MBC/2006)が、今年で20周年を迎えました。
日本でも多くの視聴者を虜にしたロマンチックコメディー。2003年~2004年頃に巻き起こった第1次韓流ブームが落ち着きをみせ始めたかと思われた矢先、絶大なる人気を博した作品です。当時、夢中になってご覧になった人は多いのではないでしょうか。
しかし実は当時本国では、賛否両論が巻き起こったドラマ。一部視聴者からは、制作陣を悩ませるほどの辛辣な意見があったのも事実です。
韓ドラ史に残る名作として広く知られる本作に、いったいどのような悪評があったのか、20周年を機に懐かしのヒット作を振り返ります。
韓流ブームの失速を食い止めたドラマ
『宮~Love in Palace~』が、日本で初めて放送されたのは、韓国でお目見えされた約6カ月後の2006年7月のこと。『冬のソナタ』(KBS/2002)をきっかけに韓流ブームが始まり、そろそろ下火になるかと思われた頃でした。

『宮~Love in palace』(画像出典:MBC Drama)
過渡期における人気の失速を防ぐ防波堤になったと言っても過言ではない作品で、熱狂的なファンを量産し、DVDやブルーレイディスクがディレクターズカット版として再リリースされたほど。
現在もBSやCSなどで再放送が繰り返されており、各VODのラインナップにも名を連ねている、いまだ色褪せない魅力を誇る韓国ドラマの1つです。
キャストにとっては役者人生の転換期に
これほどまでに本作が支持されたのは、平凡なヒロインとイケメン王子の胸キュンロマンチックコメディーがウケたから。韓ドラの王道をいくシンデレラストーリーに、多くのドラマファンが心を鷲掴みにされました。
そしてなんといっても、主演4人の活躍がドラマの人気に影響を及ぼしたと言われており、各キャラクターを魅力的に描き出して物語をより一層盛り上げたとの評価。本作への出演を機に役者として大きく飛躍しました。

『宮~Love in palace』(画像出典:MBC Drama)
ツンデレ演技で視聴者を虜にしたチュ・ジフンは、主演級俳優街道を歩むことになり、健気なヒロインを描き出したユン・ウネもビッグスターに。
またキム・ジョンフンは、繊細な演技と優れたルックスで日本でも絶大なる支持を得て一躍知名度と人気を獲得し、ソン・ジヒョは、悪役を立体的に演じて女優としての頭角を現しはじめました。
人気の裏にあった真実
しかし一部視聴者からは、当時まだ新人だった彼ら彼女らの演技に懸念を示す声が上がる事態に。演技者経験が浅いうえに、1人はアイドル出身であったことから、冷ややかな視線が注がれました。
しかも脇役ではなく、物語を牽引していく必要のある主演。重要な役が務まるのか、異例ともいえる破格的なキャスティングに、首をかしげる人もちらほら。
それは放送開始後も続き、そこまで大きな議論にまでは発展しなかったものの、“大根役者”との心無い言葉を浴びせる視聴者が登場するなど、辛辣な反応を見せる人もいました。

『宮~Love in palace』(画像出典:MBC Drama)
一方、視聴率は15.6%でスタートし、第5話で早くも20%越えを果たして、第15話で自己最高記録となる27.1%を獲得。いまもなお、韓ドラ史に残る名作の1つとして多くのドラマファンの心に残っています。
新人に対する世間からの根拠のない偏見が強く、今よりも正当な評価がされにくかった時代に、見事、反旗を翻したかのような作品。
チュ・ジフン&ユン・ウネの息の合ったケミストリーをはじめ、キム・ジョンフン&ソン・ジヒョの繊細な演技を高く評価した視聴者もいました。
20周年を機に、このタイミングでかつて日本を騒がせた本作を見返してみてはいかがでしょうか。
『宮~Love in Palace~』は現在、Amazon Prime Video、DMM TV、ABEMA、U-NEXT、Lemino、Huluで配信中です。

画像出典:MBC
宮 -Love in Palace-
ラブコメディ
MBC/2006/全24話
あらすじ
「もし韓国に王室制度があったら」をテーマにしたシンデレラストーリー。
ユン・ウネ、チュ・ジフン、キム・ジョンフン、ソン・ジヒョ、ユン・ユソン 他
27.1%
「軽いタッチのラブコメディ」
「何度も観たくなる」
「面白くて夢中になる」
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