テレビ番組で、ドラマ『花より男子～Boys Over Flowers』について言及した女優ク・ヘソン (写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS)

3月8日、MBCトークバラエティー『ラジオスター』に女優のク・ヘソンがゲスト出演。過去に出演した、あの大人気ドラマについて言及した。

彼女の代表作といえば、通称“花男”と呼ばれ、多くの視聴者に愛されたドラマ『花より男子～Boys Over Flowers(以下、花より男子)』である。

神尾葉子の漫画が原作で、日本でも1995年に内田有紀主演で映画化、2005年には松本潤主演でドラマ化され、大きな話題に。台湾や中国、タイなどでもリメイクされている名作だ。

韓国では2009年にKBS2で放送され、ク・ヘソンはヒロインであるクム・ジャンディ(牧野つくし)役を好演し、視聴者の人気を集めた。

韓国版『花より男子』は長年愛されている名作ドラマ (画像出典：KBS2)

しかし彼女は「撮影当時は、身体的な苦労が多かった」と振り返る。ジャンディは、校内いじめのターゲットにされる役だったため、卵やトマト、小麦粉などを当てられるシーンがあった。

彼女曰く「遠くから投げられると拳で叩かれる感じ。何時間も床に横たわっていると、遠くから4人の男(F4)が登場する。その時に、このシーンは終わりだなと思った」と振り返る。なかなかハードな撮影だったようだ。

そして番組では、ドラマに登場した名ゼリフが話題に。韓国版“花男”では、聞いた人が思わず赤面してしまうような、ロマンチックで甘いセリフがたくさん登場する。

放送から14年経ち、ク・ヘソンは「あの時は全国民が喜んでいた。でも、今さらどうしてなのか分からない」と笑う。

彼女がそう言う理由は、劇中に登場する名シーンの数々が、今では“밈(ミム/ミーム)”と呼ばれる、一種のパロディーネタとして取り上げられ、ネット上で話題になっているからである。

当時、視聴者を喜ばせた甘いセリフは、今の若い世代には、思わず鳥肌が立ってしまうようなクサい言葉に聞こえるよう。しかし、それが逆におもしろいと注目を集めているようだ。

『花より男子』で一躍ブレイクしたイ・ミンホ(左)、キム・ヒョンジュン (画像出典：KBS)

ドラマは視聴率30%を越える大ヒットとなり、ヒロインのク・ヘソンと俳優のイ・ミンホ、キム・ヒョンジュンという3人の青春スターを誕生させた。

特にク・ジュンピョ(道明寺司)役を演じたイ・ミンホは当たり役、このドラマで一気にブレイクした。

そこで、SNSでも注目されている韓国版“花男”のシーンの中から、イ・ミンホの男らしくて、甘いキザなセリフを3つご紹介。

まさに当たり役！ 視聴者を驚かせたイ・ミンホの“道明寺ヘア” (画像出典：KBS2)

まずは、ジフ(キム・ヒョンジュン扮)に片思いするジャンディへかけた優しい言葉。

「家柄も外見も頭も全部ダメだけど、このク・ジュンピョ様が初めて認めた女だから、資格は十分ある」

続いては、ジャンディを助けるために、みんなの前で宣言するシーン。

「今日から2年B組のクム・ジャンディは、このク・ジュンピョの彼女だと公式的に発表する」

最後は、星の中に月が入ったデザインのネックレスをジャンディにプレゼントした時のセリフ。

「クム・ジャンディは、ク・ジュンピョという星から永遠に逃れられない月だから」

この他にも、思わずキュンとしてしまうような、名シーンがたくさんある。

14年が過ぎた今も愛されるレジェンドドラマは、若い世代にとっては少し時代を感じる部分もあるようだが、今ではちょっとイタい(？)と思えるセリフが若者に刺さり、SNSで話題となっている。

当時ドラマをリアルタイムで楽しんだ方も、今改めて見直したら、また違った魅力を発見できるかも!?

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