- イ・ジョンウンが、『Missナイト&Missデイ』(JTBC/2024)でコミカルな演技を披露している。
- 映画『パラサイト 半地下の家族』(2019)をきかっけに、韓国を代表する女優となった役者だ。
- 今の活躍ぶりからは想像もできないが、演技がうまくできないことからスタッフ役にまわされた過去がある。

『Missナイト&Missデイ』で主演を務めているイ・ジョンウン(画像出典:JTBC)
Netflix(ネットフリックス)で配信中の『Missナイト&Missデイ』(JTBC/2024)が好評を得ている。
人気の理由は、主演を務めるイ・ジョンウンのコミカルな演技。昼間は50代の中年女性、夜になると本来の20代女性に戻るキャラクターを面白おかしく描き出している。さすが韓国を代表する女優の1人だ。
しかし彼女が有名になったのはここ数年のこと。20代の頃に舞台から演技活動をスタートして以降、現在の地位を確立するまで長い年月を要している。その間、演技をうまくできず、なんとスタッフに回されてしまったこともあったのだとか。
本作での活躍はもちろん、映画『パラサイト 半地下の家族』(2019)で全世界を魅了した女優とは思えない過去を持っている。
現在54歳(日本年齢)のイ・ジョンウンが演劇デビューしたのは1991年のこと。
今では想像もつかないが元々は演技の才能がなかったそうで、小さな舞台のアシスタントスタッフに回されてしまうことの方が多かったのだとか。
ある舞台で演出家が途中で仕事を放り出して逃げてしまった時には、彼女が演出を代わりに引き受け、製作費を工面するために奔走したことも。
韓国俳優のシン・ハギュン、チ・ジニ、ウ・ヒョンが二つ返事で手を差し伸べてくれ、彼らから借りた5000万ウォン(約500万円)でなんとか危機を脱したという。
イ・ジョンウンは恩を返したい想いから、3人の名前を書いたメモを持ち歩き、お金を返すためにスーパーで一所懸命働いたそうだ。
また当時は映画のエキストラもしていたのだが、セリフをうまく言うことができずNGを連発。カメラ恐怖症を抱えていたという。
トラウマを抱え、舞台ではスタッフ役をあてがわれた彼女だが、演技にかける想いは人一倍強かったようだ。
事実、2001年に映画に出演して以降、約8年間スクリーンに戻ってくることができなかった時もぐっと耐え忍び、2010年前後から徐々に才能を開花。
2013年にドラマ界へ進出するまで、役者デビューから10数年以上を要したが、これも演技経験を積みながら時が訪れるのを待ち続けた。
そして2019年、地道に諦めることなく役者の道をまい進してきた彼女に『パラサイト 半地下の家族』への出演という大きな転機が訪れることに。
ソン・ガンホや故イ・ソンギュンさんなど、錚錚たる役者がキャストに名を連ねるなか、家政婦役で強烈なインパクトを放ち、たった1作にして、一躍その名を世界中に知らしめて全盛期を迎えた。

『パラサイト 半地下の家族』の家政婦役で転機を迎えたイ・ジョンウン(画像出典:CJエンターテインメント)
その後の活躍は、日本の韓ドラファンもご存じのとおり。ドラマ初主演作品『他人は地獄だ』(OCN/2019)で、どこか薄気味悪いコシウォンの大家を熱演したかと思えば、『椿の花咲く頃』(KBS2/2019)では、母性愛溢れる主人公の母親役を演じて視聴者の涙を誘った。
また『ロースクール』(JTBC/2021)で、判事出身の快活なロースクール教授役を務め、『未成年裁判』(Netflix/2022)では、冷徹で悪役かと思いきや、過去の過ちを潔く認める判事役として存在感を発揮。
『私たちのブルース』(tvN/2022)の人情溢れるキャラクターや、『精神病棟にも朝が来ます』(Netflix/2023)の温かな看護師長役を記憶している人も多いだろう。

『私たちのブルース』で人情味溢れるャラクターを演じたイ・ジョンウン(画像出典:tvN)
本記事で紹介したドラマはほんの一部。毎年複数作品で様々なキャラクターを熱演し、いまや幅広い演技力を持つ女優として知られている。
うまく演じることができず、スタッフ役に回されていた過去があるとは思えない活躍ぶりだ。
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