俳優クォン・サンウが主演を務めるSBSの新ドラマ『飛べ小川の龍(原題)』が視聴者の心を熱くさせている。その一方で、韓国社会におけるあらゆる格差を浮き彫りにさせたと多くの関心も寄せられた。
韓国にあることわざ「ドブ川から龍が出る(개천에서 용 난다)」。日本で言うところの「鳶(トンビ)が鷹を生む」ということわざと同義語で、貧しく地位の低い家柄から立派な人物が出ることを意味する。
このことわざをタイトルにした作品、SBS新金土ドラマ『飛べ小川の龍(原題)』が韓国の視聴者たちの心を熱くさせているそうだ。

SBSドラマ『飛べ小川の龍』ポスター(画像出典:SBS)
『飛べ小川の龍』(演出:クァク・ジョンファン)は不可能だと思われていた再審事件を素材にした作品で、濡れ衣を着せられた司法被害者の声を世の中に代弁する2人の男の熱い話を描いたヒューマンドラマだ。
主演を務めるのは日本でもお馴染みの演技派俳優クォン・サンウと、舞台俳優出身で幅広い演技力を誇るペ・ソンウ。
劇中、情熱的な高卒の国選弁護士パク・テヨン役をクォン・サンウが、不愛想だが生まれながらに高い執筆力を持つ記者パク・サムス役をペ・ソンウが担当する。
パク・テヨンとパク・サムス、この2人の熱い男たちが社会的弱者の立場にいる人々に寄り添い、世の中をひっくり返す痛快な逆転劇を、笑いと感動を交えて披露中だ。
しかし痛快なヒューマンドラマである一方で、韓国社会の格差を浮き彫りにした作品でもある。
本作では、殺人の濡れ衣を着せられて罪人のように隠れて暮らす人々にスポットを当てている。彼らはみんな社会的弱者の立場に位置し、彼らを陥れる加害者はみな超エリート集団だ。これは、認めがたいが否定できない事実でもあるという。

キャラクターとのシンクロ率の高さに称賛の声が届いた、俳優のクォン・サンウとペ・ソンウ(画像出典:SBS)
ここ数年、韓国が制作している映画やドラマでは、韓国における社会の格差を扱った作品が多く見られた。富裕層と庶民、家柄、教育、環境‥とあらゆる面で不公平な声が聞かれ、消えない格差社会が描かれている。
『飛べ小川の龍』ではそれらに加え、法や国家権力といった”正義”を貫く世界での熾烈な戦いも繰り広げられている。人々に寄り添う”正義”であるはずなのに、そこが人々を陥れていたら‥。どこの国でも起こりうる出来事であるが、もし実際に起きているとすれば、それは悲しい現実だ。
このような重い社会問題を提起しながらも、人々を助ける正義感にあふれた熱血弁護士が奮闘する、”スカッと”感を味わえるドラマ『飛べ小川の龍』。今後、不条理な世界をどのような突破口で切り開いていくのか、多くの期待が寄せられている。
一方、SBSドラマ『飛べ小川の龍』は、韓国にて毎週金曜日と土曜日の夜10時から放送中だ。
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