- 韓ドラ界は今年特に、女性をメインにした物語が数多く世に輩出され、ドラマファンから好評を得ている。
- 2024年もこの勢いは続くようで、それを示すかのようにここ数日、大物女優の新作ドラマに関するキャスティングのニュースが相次いでいる。
- 女性ドラマブームを引き継ぐ、2024年放送予定の新作ドラマを3つ紹介する。
韓国のドラマ界は、女性が主人公の物語がブームだ。
最近Netflix(ネットフリックス)で配信がスタートし、日本の韓ドラファンの間でも支持を得ている新作ドラマ『イ・ドゥナ!』をはじめ、『力の強い女カン・ナムスン』(JTBC)なども全てメインとなる主役は女性。
その他、今年注目を浴びた『代理店』(JTBC)や『イルタ・スキャンダル 〜恋は特訓コースで〜』(tvN)、『セレブリティ』(Netflix)、『庭のある家』(genie TV)、『悪鬼』(SBS)、『医師チャ・ジョンスク』(JTBC)、『マスクガール』(Netflix)などもそうだ。
どうやらこの勢いは2024年も続くようで、ここ数日、来年お茶の間に帰還する予定の大物女優たちのキャスティングのニュースが相次ぎ、熱い視線を浴びている。
女性ドラマブームを引き継ぐ、女優キム・ハヌル、パク・ミニョン、イ・ボヨンがそれぞれ主演を務める2024年の新作ドラマを紹介する。
胸ぐらを一回つかまれましょう(仮題)
『胸ぐらを一回つかまれましょう』(KBS2/2024/仮題)は、殺人犯ではないかと疑われているスクープ記者のソ・ジョンウォンが、この危機から脱出するために事件の真実を追う過程を描いた物語。

『胸ぐらを一回つかまれましょう』で主演を務めるキム・ハヌル(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
2020年にNAVERが主催したウェブ小説公募展『地上最大の公募展』の、ミステリー部門で受賞した作家ニュロギの『オアニュー 胸ぐらを一回つかまれましょう』が原作のドラマだ。
キム・ハヌルが演じるのは、時事番組” 胸ぐらを一回つかまれましょう”の司会者で、スクープネタを次々と繰り出す有能な記者ソ・ジョンウォン役。
ヨン・ウジン扮する刑事キム・テホンと共に、事件を追跡する過程でロマンスを繰り広げるという。
不倫を美しく描いたイ・サンユンとの共演作『空港に行く道』(2016)以来、約8年ぶりにKBSに帰ってくるキム・ハヌル。本作ではどのような演技を披露してくれるのか期待される。
私の夫と結婚して
『私の夫と結婚して』(tvN/2024)は、親友と夫の不倫現場を目撃した妻のカン・ジウォンが、2人によって殺害された後、10年前に戻って2回目の人生を生きる過程で、同じ会社に勤めていたユ・ジヒョクと共に彼らに復讐をする物語。

『私の夫と結婚して』で主演を務めるパク・ミニョン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
ロマンスジャンルで絶大なる支持を得て、ダウンロード回数4000万回を超えたNAVERの同名のウェブ小説が原作になったドラマだ。
2022年9月にプライベートに関する問題で一時世間を騒がせたパク・ミニョンのお茶の間復帰作。夫と親友に裏切られたカン・ジウォンに扮し、惨めな運命に立ち向かっていく主人公を描き出す予定だ。
以前はなにかと我慢しがちで、ファッションには無関心な地味なタイプだったが、2度目の人生では打って変わって、身に着けるものに気を使い強く優しい美女に変貌を遂げるという。
ハイド
『ハイド』(Coupang Play/2024)は、ある日突然いなくなった夫の失踪に関わる秘密を追い、受け入れがたい大きな真実と向かい合うことになる女性の物語。BBCウェールズで歴代級の高視聴率を記録したドラマ『Keeping Faith』が原作の作品だ。

『ハイド』で主演を務めるイ・ボヨン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
コ・ヒョンジョン主演のサスペンスミステリー『あなたに似た人』(JTBC/2021)を手掛けたユ・ボラ作家が制作に携わり、『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』(KBS2/2019)や『サム・マイウェイ~恋の一発逆転!~』(KBS2/2017)のメガホンをとったキム・ドンフィ監督が演出を担当する。
そして主演を務めるのは、冒頭で触れた『代理店』をヒットへと導いたばかりの人気女優イ・ボヨン。
元検事の弁護士ナ・ムニョン役に扮し、夫婦でローファームを運営しながら育児に励んでいたある日、突如として姿を消した夫を探すことになる主人公を演じることが分かっている。
各作品、カリスマ溢れる演技で物語をより一層盛り上げてきた彼女の新作ドラマに、熱い期待が寄せられている。
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