- ナムグン・ミン主演の新作ドラマ『恋人』のシーズン2が、10月13日に放送を控え視聴者から熱い視線が寄せられている。
- シーズン1は時代劇の名家MBCが、長年培ってきたノウハウを凝縮したかのような物語となっていた。
- 『朱蒙(チュモン)』(2006/MBC)や『赤い袖先』(MBC/2021)など、大ヒット作の要素をうまく盛り込んだストーリーを一部紹介する。

ナムグン・ミン主演の新作ドラマ『恋人』(画像出典:MBC)
ナムグン・ミン主演の新作ドラマ『恋人』のシーズン2が、明日10月13日から韓国で放送される。
数多くの名作時代劇を輩出してきたMBCが、満を持して今秋ラインナップに加えた作品で、シーズン1は9月2日に成功裏に終了。Danmee(ダンミ)でも先日取り上げたばかりだ。
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ここ数年これといって目立った作品がない中、2021年の大ヒット作『赤い袖先』(MBC)以来最高の史劇と言われ、第2弾の解禁を心待ちにしているドラマファンは多い。
物語はざっくり言ってしまえば、1939年に驚くべき興行成績を残したレジェンド映画『風と共に去りぬ』の韓国版。制作発表会で脚本家がインスピレーションを受けたことを明らかにしており、あらすじだけを見てもほのかにその香りが漂ってくる内容で、丙子の乱によって翻弄される男女の愛をメインに描いたロマンスものだ。
しかしそこは時代劇の名家MBC。『風と共に去りぬ』の要素を溶かし込みながらも、韓国の歴史や文化に合ったストーリーに再製、さらには自局のノウハウというノウハウを凝縮し、ヒットせざるを得ない作品に作り上げている。
しかもその盛り込み方が絶妙で、過去作を彷彿とさせるシーンが登場すると、”既視感”という言葉で片づけられがちだが、本作はむしろ同局の底力やこれまでの実績を感じさせるものが。
なぜなら取って付けたような寄せ集めではなく、自然な流れの中で観る者に刺さるポイントをしっかりと入れ込み、着実に点数を稼いでいくイメージだから。またその”ポイント”は自局の大ヒット作で、視聴者から最も反響のあった要素を組み込んだかのような仕上がり。
初回放送で5.4%だった視聴率を徐々に伸ばし、最終的には12.2%を叩き出した理由がここにあったのかと思うほど見事だ。

『恋人』のワンシーン(画像出典:MBC)
そんなシーンの1つが、激しい戦が幕を開けて間もなく、朝鮮が清に攻め込まれ早くも多くの兵士が命を落とす緊迫した状況下で、ジャンヒョン (ナムグン・ミン)がヒーローのように現れピンチを救う場面。
平均視聴率40.98%、最高視聴率52.67%を叩き出した韓ドラ史に残る名作『朱蒙(チュモン)』(2006/MBC)にも、似たようなドラマチックな設定が盛り込まれていた。
おそらく全視聴者が予測していた展開、予定調和なのだが安っぽさがなく、むしろ「やっぱりジャンヒョンが来てくれた!」と喜んだ人は多いはず。

ジャンヒョン(画像出典:MBC)
また、良家のお嬢様でヒロインのギルチェ(アン・ウンジン扮)は、好きな人との結婚を夢見るキュートでおてんばなキャラクターだが、戦乱の中様々な経験や危機を経て以前とは一転、たくましく生きる女性へと変わっていく。
パート2では敵国の清に渡る予定で、さらに精神的に強くなった姿が描かれることが予想され、他国で皇后にまで上り詰めた”鉄の女”と言われる奇皇后が主人公の『奇皇后 〜ふたつの愛 涙の誓い〜』(MBC/2013)のスンニャン(後の奇皇后)を彷彿とさせるものが。女性が憧れる女性像を具現化したような役になっている。

ギルチェ(画像出典:MBC)
そして大きな見どころであるラブストーリーは、『赤い袖先』か、それ以上の切なさを観る者にプレゼントするだろう。
両作に共通するのは男女の恋の駆け引きだが、『恋人』は戦争という激動の時代を背景にしていることから、一度の選択ミスが今後永遠に会えないかもしれないという可能性をはらんでいる。
戦乱の中、何度も別れと再会を繰り返すジャンヒョンとギルチェ。なかなか結ばれない男女の恋にじれったさを感じるのが視聴者のあるあるだが、本作はどちらかといえばその感情を超え、観る者の心を締め付ける、もしくはなんとかしてあげたいと思わせるような恋物語が展開される。

ジャンヒョンとギルチェ(画像出典:MBC)
これまでのMBC時代劇の集大成かのような『恋人』は、KNTVで11月24日から放送がスタートする予定。VODでの日本配信は現段階で未定だ。
本記事では作品の完成度の高さに着目して紹介したが、アン・ウンジンの熱演はもちろん、ナムグン・ミンの演技にもご注目。彼のファンでない人もあっという間に魅了されるはず。
気になった人はご覧になってはいかがだろうか。
恋人(動画出典:YouTube MBCdrama)
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