- tvN『アスダル年代記(2019)』の後続作『アラムンの剣』が間もなく放送開始!
- 公開までは、なんと4年もの歳月がかかったが、その理由は「出演者のスキャンダル」とも噂されている。
- その一人が久し振りにドラマ復帰を果たすチャン・ドンゴン、彼の新作は、過去の噂を吹き飛ばすだけの話題を掴めるだろうか。
いよいよ9月9日より、tvNの超大作時代劇『アラムンの剣』が韓国で放送開始となる。
莫大な制作費がかけられ、そのスケールの大きさが話題となった『アスダル年代記(tvN/2019)』の続編となる本作。
メインキャストは、ソン・ジュンギ、キム・ジウォンから、イ・ジュンギ、シン・セギョンにバトンタッチし、前作から続投のチャン・ドンゴン扮するタゴンが、アスダル王国の最初の王座に就いてから約8年後の世界を背景に描かれる。
前作からは、実に4年ぶりの放送。“太古のファンタジー”という世界観と映画のようなスケールはそのままに、新キャストと共にスタートする物語は、2023年下半期最高の話題作として期待の声が寄せられている。
しかし一方で、雑音も聞こえる。その理由の一つに、『アラムンの剣』はシーズン2の扱いではあるものの、韓国での作品名からは『アスダル年代記』という標記が抜け、印象的だったロゴも大きく変わったことが挙げられるという。
韓国ネットでは「あえて変える必要があるのか?」という意見も出ているが、「前作の良くない評価や印象を一新するために変えた」と推測するネットユーザーもいるようだ。
そしてそれは、出演者の度重なるスキャンダルの影響によるものだという意見も見られる。
実は、今夏の期待作と言われていたものの、視聴率不振に陥っている作品がある。KBS『純情ボクサー』と、tvN(Netflix)『悪霊狩猟団:カウンターズ2:カウンターパンチ』である。
韓国メディアは、2作品の共通点として、主演俳優の校内暴力疑惑を挙げている。
視聴率の低迷はもちろん役者だけの責任ではないが、韓国メディア含め視聴者は、出演者の過去の良くない噂が作品に与える影響力を注視しているようだ。
(関連記事)視聴率の不振に頭を抱える新作韓ドラ 2作「校内暴力」という不都合な共通点
前作『アスダル年代記』の出演者で気になるスキャンダルが浮上したのは、後続作『アラムンの剣』で主演を務めるチャン・ドンゴン。
彼は、放送翌年の2020年に発生した“チュ・ジンモのカカオトーク事件”に巻き込まれ、世間の注目を集めた。
この騒動は、スマートフォンをハッキングされた俳優のチュ・ジンモが、ハッカーから「個人情報をマスコミ各社に公開する」と脅迫され、金品を要求されていたというもの。
この過程で、ネット上に、彼とチャン・ドンゴンとみられる人物がカカオトークで交わした会話の画像が出回ったのである。
しかもその内容は、“女性”についての卑猥なコメントが含まれていたため、2人のイメージは一気にダウン。世間の疑惑の目が強くなると、チャン・ドンゴンは表舞台から姿を消した。
そして、現在に至るまで沈黙を貫いてきた彼は、この度4年ぶりに『アラムンの剣』でドラマ復帰を迎えることとなった。
ところが、放送開始に先立ち、去る8月に再びプライベートで問題が起きる。
今度は、妻であり女優コ・ソヨンが、自身のインスタグラムに、家族で日本旅行を楽しむ写真をアップしたことで批判が殺到してしまったのである。
それは写真自体が問題だったのではなく、投稿したタイミングが悪かった。彼女が写真を公開したのは、光復節(日本の植民地支配から解放された記念日)である8月15日だったからだ。
そのため、世間から「よりによって光復節に日本での写真を掲載するなんて‥」と批判を浴び、コ・ソヨンは翌16日に写真を削除し謝罪した。
続けてスキャンダルが報じられたのは、2020年1月に妻子持ちの俳優との不倫が発覚した、日本人女優の唐田えりかである。
彼女は『アスダル年代記』のパート3に登場し、韓国視聴者に強烈な印象を残したが、プライベート問題でそれ以上の衝撃を与える結果を招いた。現時点で、続編の出演者リストに彼女の名前は載っていない。
また、ドラマの放送年2019年7月には、主演を務めたソン・ジュンギの離婚が発表され、結果的にドラマは、作品そのものよりも俳優のスキャンダルが注目を浴びる形になった。
そのため続編の公開までに4年もの歳月がかかったのは、「俳優らのスキャンダルが影響し、キャスティングが難航したから」という噂も広がった。
実際、シーズン1の放送を終えた2019年9月末時点でシーズン2の制作が決定と報じられたものの、撮影時期はどんどん後ろ倒しとなり、2020年には新型コロナウイルスの感染拡大も重なり撮影が困難に‥。結局『アラムンの剣』のクランクアップは、2023年の4月までずれ込んだという。
イメージ管理が大切な芸能界では、俳優としての実力は申し分なくとも、一度不祥事が起きると、その印象が根強く残り、出演作品に大きな影響を及ぼすことがよくある。
韓国メディアによって、過去の話題が蒸し返されることも度々あるが、今回4年ぶりにドラマ復帰を果たすチャン・ドンゴンも、古傷を抱えている一人。
様々なスキャンダルが報じられた『アスダル年代記』の出演者の中でも、唯一主演として続投するチャン・ドンゴン。
果たして、『アラムンの剣』は、彼の古傷を克服するだけの好評を得ることはできるのだろうか?
注目の話題作は、日本では、Disney+(ディズニープラス)を通じて楽しむことができる。
第1話~第3話は、9月16日(土)22:50配信開始、それ以降は、毎週土曜・日曜に新エピソードが配信予定となっている。
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