• “時代劇の名家”と呼ばれるMBCが、ナムグン・ミン主演の新作時代劇を8月から放送する。
  • しかし、ここ最近のMBCの不振が影響し、世間からは期待だけではなく、憂慮の声も上がった。
  • MBCドラマは、SNSに悪質な書き込みさえもないという危機的状況の中、ナムグン・ミンの新作で反撃に出る。
10年ぶりに時代劇に出演する、俳優ナムグン・ミン

10年ぶりに時代劇に出演する、俳優ナムグン・ミン (画像出典:ナムグン・ミン Instagram)

俳優ナムグン・ミンが、約10年ぶりに時代劇に挑戦する。

彼が主演を務めるのは、地上波放送局MBCの新作ドラマ『恋人』。8月4日から、週末ドラマとして放送予定だ。

MBCの時代劇といえば、2021年に爆発的な人気を誇った、2PM(ツーピーエム)イ・ジュノ主演の『赤い袖先(原題:袖先赤いクットン/2021)』が記憶に新しい。

他にも、『宮廷女官チャングムの誓い(2003)』や『朱蒙 -チュモン- Prince of the Legend(2006)』を筆頭に、『イ・サン(2007)』『善徳女王(2009)』『トンイ(2010)』『太陽を抱く月(2012)』『奇皇后 ~ふたつの愛 涙の誓い~(2013)』など、日本でも有名な名作ばかり。

“時代劇の名家”と呼ばれるMBCで、ナムグン・ミンの時代劇復帰が見られると早くも期待の声が上がっている、のだが‥、世間の反応は期待だけではなかった。

その理由は、MBCが約1年間もの間、ドラマのヒット作に恵まれていないから。

その不振ぶりは、数々のヒット作を誕生させてきたナムグン・ミンの主演作にも、憂慮の声が上がるほどなのだ。

MBCの新作時代劇『恋人』

MBCの新作時代劇『恋人』(画像出典:MBC)

新作時代劇『恋人』が放送されるのは、MBCの金土ドラマ枠。

この枠は、ナムグン・ミンが主演した『黒い太陽(2021)』、前出の『赤い袖先(2021)』、イム・シワンの『トレーサー(2022)』などが良い成績を残してきたが、2022年7月から放送された『ビッグマウス(2022)』のヒット以降は人気が下落し、苦戦を強いられている。

同時間帯に放送しているSBSやJTBCの競合作は、視聴率10%を突破しているが、MBCは5%も超えられていないという。

この状況について、韓国メディアの10アジア(tenasia.hankyung.com)は、「MBCドラマが凶作」「悪質コメントより怖い、無関心の屈辱」と表現している。

その理由は、MBCドラマについては、SNSに悪質な書き込みや苦言さえも上がらないほど、視聴者が無関心だからだという。

残念ながら、放送していることもろくに知ってもらえず、話題性を集められずに放送を終えた作品が多いのである。

さらに皮肉なことに、このままでは年末に開催される『2023MBC演技大賞』の開催さえ意味がない状況、とまで言われている。

ナムグン・ミンは、MBCの救世主になれるのか?

ナムグン・ミンは、MBCの救世主になれるのか? (画像出典:MBC)

そんな屈辱的な状況を打開しようとMBCが選んだのが、ナムグン・ミン主演の時代劇ドラマ。

コミカルな役から卑劣な悪役まで、様々なキャラクターを通じて卓越した演技力を証明してきたナムグン・ミンと、数々の名作を誕生させてきたMBC時代劇のタッグである。

まさにMBCが死活をかけて、下半期に出撃する新作ドラマ『恋人』は、8月4日から韓国で放送開始。

果たして、“時代劇の名家”は、“無関心”の視聴者の興味を引き付けられるだろうか。


恋人

酒井知亜

韓国のデパ地下が大好き、酒井知亜です。韓ドラファン歴が長いですが、主にK-POP関連の記事を発信しております。韓国SNSで話題の最新イシューやスターの気になる素顔などを、読者のみなさんにわかりやすく伝えることをモットーに奮闘中です。

記事一覧を見る(873件)





ご意見を自由にコメントしてください!

記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。

編集部おすすめ記事blank

サイトの広告について

Danmee(ダンミ)は、収益化の一環としてオンライン広告を展開しております。広告の内容(公序良俗を害するもの)や、可読性の低下につながる広告に関するご意見はこちらのフォームをご利用ください。

この記事と関連度が高いトピック

現在読まれています!

最新記事

RECENT TOPICs